昨年12月26日、東京・有明アリーナで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者堤 聖也(角海老宝石)判定3対0(95-91、94-92x2)挑戦者穴口 一輝(真正)
*挑戦者が捌き、それを王者が追うエキサイティングな展開が続いたこの試合。まずは3回、堤が左瞼を大きくカットしてしまいます。
4回に軽いダウンを奪った堤ですが、穴口も持ち前のアウトボクシングで粘りを見せます。しかし終盤戦は王者のしぶとい攻撃が挑戦者を上回り、7回、9回、そして試合終了間際にダウンを追加。都合4度のダウンを奪った王者が判定勝利を収め、保持する王座の4度目の防衛に成功しました。
下記は2024年1月12日現在のバンタム級のタイトル保持者たちとなります。エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)が引退を表明したと思ったのですが、IBFランキングを確認してみると、まだその名前が王者として載っています。また堤は先日、日本王座を返上しています。
WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ/0)
IBF:エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ/0)
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):フローイラン サルダール(比/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:空位
スーパーライト級戦(8回戦):
アンディ 平岡(大橋)TKO5回1分7秒 セバスチャン ディアス(メキシコ)
一昨年となる2022年には4度の実戦を行い、そのすべての試合でKO/TKO勝利を収めている平岡。しかし2023年は、このディアス戦が初の、そして唯一の試合となってしまいました。
初のメキシカンとの対戦となった平岡ですが、地域王者手前の力の選手とは戦力差があり過ぎたようです。初回にダウンを奪った平岡は、その後も安定したボクシングを披露し中盤戦でTKO勝利。新年2024年は、アクティブなリング活動が求められます。
この試合が終わった時点での(2023年12月26日)、平岡が主戦場とするスーパーライト級王者たちは下記のようになります。
WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:デビン ヘイニー(米/0)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:藤田 炎村(三迫/2)
*実力者たちが世界王座の座を占め、それを脅かす選手たちもドンドン参戦してきている現在のスーパーライト級。平岡がその一角に食い込めることが出来るのでしょうか。
スーパーバンタム級戦(8回戦):
武居 由樹(大橋)KO2回2分23秒 マリオ ディアス(メキシコ)
*階級を一つ下げ、バンタム級での世界挑戦と王座奪取を目論む武居。5年以上も前のWBC米大陸王者ディアスを左ボディー一発でKO。全勝記録を8(すべての試合でKO/TKO)に伸ばしています。