DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

リナレス、故郷に錦を飾る(WBCライト級他)

2015年10月21日 05時13分44秒 | 世界ボクシング
今月10日、ベネズエラで行われた試合結果です。
WBCライト級戦:
王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)TKO4回58秒 挑戦者イバン カノ(メキシコ)

*2010年3月以来の故郷のリング登場となったリナレス。気合が入っているせいでしょうか、普段より少々荒っぽく、ボクシングが雑だったように思います。

世界的に見て中堅に位置するカノですが、挑戦者らしく積極的に攻勢をかけます。その攻撃をリナレスがガッチリと受ける試合展開となったこの一戦。初回、王者がクリンチ際に右クロスを挑戦者に見舞います。レフィリーからはなんら支持派なかったのですが、少々いただけない行動にように見えました。

3回、ボディーからの連打でダウンを奪ったリナレス。4回には左のロングを再びボディーに持っていきゲーム終了。リナレスが圧勝劇を演じる事に成功しましたが、少々あっけない幕切れでした。

以前は打たれ脆さが目に付いたリナレスですが、それも敗戦を重ね解消されてきたようですね。


WBAミドル級王座決定戦(第2の暫定王座):
アルフォンソ ブランコ(ベネズエラ)判定3対0(118-112、119-109x2)セルゲイ コミットスキー(ウクライナ)

*最近評判の第4のWBA世界王座を獲得したのは12戦全勝(5KO)のブランコでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴロフキン、ロマゴン、共に圧勝(3団体ミドル級統一戦他)

2015年10月20日 06時40分56秒 | 世界ボクシング
先週末17日土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
3団体ミドル級王座統一戦:
WBA(スーパー)/WBC(暫定)王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)TKO8回1分32秒 IBF王者デビット レミュー(カナダ)

*試合前からゴロフキンが圧倒的有利と見られていた王座統一戦。試合の方はその予想通りとなりました。試合開始から左ジャブを丁寧に突いていったゴロフキン。「左は世界を制す」と言いますが、まさにその通りの試合内容でした。丁寧にコツコツと基本に忠実なパンチを出し続けたゴロフキン。それに加えてすり足気味のフットワークで絶妙に距離を調整。常にレミューが届かない距離に位置していました。右、左ボディーを時折放ちますが、常に左ジャブを放つことを忘れません。5回にはコンビネーションから左ボディーでダウンを奪ったカザフスタン人。試合はいよいよ一方的になっていきます。

   

6回、7回とレミューも踏ん張ったのですが実力差を埋めることは出来ず。最後は打たれまくられたカナダ人をレフィリーが試合を止めゲーム終了。世界王者同士の対戦でしたが、如何せんレベルが違いすぎました。しかしゴロフキンの勝利に対しケチをつけるわけではありませんが、レミューはゴロフキンに戦いやすい相手だった事も事実。



15連続KO/TKO防衛に成功すると共に、IBF王座も吸収したゴロフキン。4団体王座の統一、来月予定されるミゲル コット(プエルトリコ)対サウル アルバレス(メキシコ)戦の勝者に標準を合わせています。


WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)TKO9回2分53秒 挑戦者ブライアン ビロリア(ハワイ)

*上記のミドル級戦同様、この試合も勝者の圧勝が予想されていた一戦でした。

不利が予想された中、ビロリアは試合開始ゴングと同時に果敢に打ち合いに挑んでいきます。しかしそこは安定王者のゴンザレス。どっしりと構えて冷静にビロリアの攻撃に対処していきます。今回の試合ではビロリアが攻勢に来てくれたため、ロマゴンの普段はあまり強調されない防御力の良さが目に付きました。ビロリアの重圧な攻撃をほとんど受けていません。

この勝利後のロマゴンの戦績は44戦全勝38KO。86%の驚異的なKO率を誇っていますがこの選手、決して一発屋ではないですね。その放つパンチは多彩。しかもそれを放てば放つほどパンチが止まらなくなる。重圧な攻撃というのはまさにこの事ではないでしょうか。

3回、右のショートブローでダウンを奪ったロマゴン。その後ビロリアも必死に応戦するのですがパンチを受ける回数が増すのみ。正直見ていて痛々しかったです。最後はレフェリーストップになりましたが、挑戦者の頑張りも大いに讃えられるべきでしょう。

   

3階級目の王座の3度目の防衛に成功したロマゴン。この階級でも強さは際立っているようです。

何かとロマゴンと比較されがちな前軽量級の帝王リカルド ロペス(メキシコ)。ロペスのプロ最終成績は51勝(38KO)1引き分け。KO率は73%でした。


WBAヘビー級王座決定戦(暫定王座):
ルイス オルティス(キューバ)KO3回12秒 マシアス ビドンド(亜)

*WBAの玩具のような王座を獲得したオルティス。この試合では2回と3回にそれぞれ1度のダウンを奪っています。昨年9月にも同王座を獲得した筈でしたが、その時は試合後のドーピングに引っかかり無効試合に。今回はそのような過ちを犯して貰いたくないものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーカー、古豪を退ける(色々:10‐19‐15)

2015年10月19日 00時20分49秒 | 世界ボクシング
最近(2015年10月19日ごろ)のニュースです。

1)南太平洋で着実に白星を重ねているヘビー級ジョセフ パーカー(豪)。先日15日に同地区出身で、11年前の2004年にWBO王座に挑戦経験を持つカリ ミーハン(ニュージーランド)と対戦。古豪を試合開始と同時に打ち続け、3回に右クロスでキャンバスに沈めています。全勝記録を16(14KO)に伸ばしたパーカー。今回の勝利で、これまで保持していたWBOオリエンタル、WBOアフリカ、PABA、OPBF(東洋太平洋)王座に加え、新たにWBAオセアニアとWBAのユーラシア・太平洋王座を吸収しています。OPBFがあるのにユーラシア・太平洋王座を設置するWBCと、PABAに加えオセアニア王座を設けるWBAの気が知れません。

とにもかくにもパーカーは12月5日に早くも次の試合を予定しているようです。

2)昨年11月にWBCスーパーウェルター級のシルバー王座を獲得しているアンソニー マンディン(豪)が来月11日、1年ぶりの実戦+初防衛戦を予定しています。マンディンが迎え撃つのは米国出身の世界ランカーであるチャールズ ハトレイ。

3)今週末24日にディエゴ チャべス(亜)との防衛戦を予定していたIBFウェルター級王者ケル ブルックス(英)。自身の怪我のためにその試合は延期となっています。そういえば来月に延期となった3団体ヘビー級戦、ウラジミール クリチコ(ウクライナ)対 タイソン フューリー(英)戦も当初、24日に予定されていましたね。

4)こちらも延期となっていたWBOミドル級戦王者アンディー リー(アイルランド)対 ビリー ジョー サンダース(英)戦は12月19日に決行のようです。

5)デビュー戦に黒星を喫するも、その後日本、OPBFスーパーライト級王座を順次獲得してきた小原 佳太(三迫)が来月7日、米国・フロリダ州でニカラグアのワルテル カスティーリョ(ニカラグア)と対戦。この試合の勝者にはIBFスーパーライト級王座への挑戦権が与えられます。

6)WBCフェザー級王者ゲリー ラッセル(米)は来月14日、オスカル エスカンドン(コロンビア)を相手に初防衛戦を行います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河野、明白な判定防衛に成功(WBAスーパーフライ級:レギュラー王座)

2015年10月18日 01時39分13秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜16日金曜日、米国・イリノイ州で行われた試合結果です。
WBAスーパーフライ級戦(レギュラー王座):
王者河野 公平(ワタナベ)3対0(115-117、116-108、113-111)挑戦者亀田 興毅(日本)

*この試合が無事に行われ、何事もなく試合終了ゴングが鳴り、そして公平な判定が出された。試合内容も米国のテレビ解説者から賞賛されたのですから言うことなし、ではないでしょうか。

少々硬さの見られた王者に対し、的確なボディーブローで初回を制した興毅。2回も同じような展開が続きますが、河野がローブローによりダウン。そのため試合が一時停止しますが再開直後、河野の右ショートが見事に決まり挑戦者がダウンを喫します。

ダウンを奪い硬さも取れ始めた河野は3回から持ち前のしつこさを発揮していきます。その回、興毅はローブローによる減点1を2度科せられてペースは完全に河野のものに。中盤戦も手数の河野とパンチの的確性の興毅による激しい打ち合いが続きますが、王者に流れたペースが挑戦者に傾くことはありませんでした。

   

9回、今度は河野が挑戦者を腕で押さえ込んだために減点1。それに加えて興毅の左でバランスを崩す場面も見られました。

挑戦者が盛り返すかと思われた10回、河野の右ボディーで挑戦者が失速。最後の最後まで王者の闘志が挑戦者を上回る結果に。 



ジャッジによって点数の差は出ましたが、王者の勝利は明白なものだったでしょう。私(Corleone)は116対109で河野を支持しています。

注目の日本人対決に快勝を収めた河野。精神的プレッシャーからようやく解き放たれたのではないでしょうか。今後はまず休養、そして近い将来はビックファイトに走らず、防衛回数を伸ばしていって貰いたいですね。試合後引退を表明した興毅。肉体的にはまだまだやれるでしょうが、上乗せが期待できないだけにいい潮時ではないでしょうか。



とにかくこの一戦が無事終わり、ホッとしました。


WBCライトヘビー級インターナショナル戦:
王者アンドレイ フォンフォラ(ポーランド)判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者/元WBO王者ネイサン クレバリー(英)

*4月にフリオ セサール チャべス(メキシコ)に予想外のワンサイドTKO勝利を収めているフォンフォラ。強豪クレバリーを退けたことにより、同級での第3(4?WBAレギュラー王者ユルゲン ブレーマーと競っていると思います)の実力者の地位を不動にしたのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2015年10月17日 02時13分58秒 | 世界ボクシング
2015年10月第3週末の試合予定です。

17日 土曜日
ドイツ
WBAスーパーミドル級戦(暫定王座):
王者ビンセント フェイゲンブツ(独)対 挑戦者ジョバンニ デ カロリス(伊)

米国・ニューヨーク州
3団体ミドル級王座統一戦:
WBA(スーパー)/WBC(暫定)王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)対 IBF王者デビット レミュー(カナダ)



WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)対 挑戦者ブライアン ビロリア(ハワイ)

WBAヘビー級王座決定戦(暫定王座):
ルイス オルティス(キューバ)対 マシアス ビドンド(亜)

米国・カリフォルニア州
WBOライトフライ級戦:
王者ドニー ニエテス(比)対 挑戦者ファン アレホ(メキシコ)


21日 水曜日
後楽園ホール
ヘビー級8回戦:
日本ヘビー級王者藤本 京太郎(角海老宝石)対 デビッド ガルシア(メキシコ)



22日 木曜日
後楽園ホール
日本フェザー級戦:
王者細野 悟(大橋)対 挑戦者渡邉 卓也(青木)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンティエル、4階級制覇ならず(IBFフェザー級)

2015年10月16日 00時36分30秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜14日水曜日、米国・アリゾナ州で行われた試合結果です。
IBFフェザー級戦:
王者リー セルビー(英)判定3対0(119-109、118-110、116-112)挑戦者フェルナンド モンティエル(メキシコ)

*5月末に、負傷判定ながらも強豪イフジェニー グウラドビッチ(露)を圧勝し同王座を獲得しているセルビー。この試合は22戦目にして初の英国外での試合となります。日本でもお馴染みのモンティエルはこれがプロ61戦目という大ベテラン。米国のリング登場は2011年2月以来。モンティエルにとって忌まわしいあのノニト ドネア(比)戦以来のもの。その試合でモンティエルは衝撃的なTKO負けを喫しています。

まず驚いたのは両者の体格差。セルビーの174センチという身長に対し、モンティエルの上背は163センチ。両選手が向き合うと少なくとも2階級の差はありました。身長だけでなく、体の作りもまるで大人と子供が対峙しているようでした。

試合はまず、長身王者のペースで進んでいきます。軽打ながらもジャブを丁寧に繰り出し続けベテランにペースを渡しません。モンティエルが入ろうとすればジャブ、またはスムーズなフットワークでそれを回避。時折右を放ち5回まではワンサイドに試合を進めていきます。

ほとんど何も出来なかったモンティエルですが6回、持ち前の学習力を発揮し始めます。うまく英国人との距離をつめ、得意の左パンチを当てていき確実にこの回をゲット。試合展開の逆転を期待させる動きを見せます。

   

7回、8回もメキシカンの攻勢が続きますが、セルビーも意地を見せ中々ペースを譲りません。その後も一進一退の攻防が続きましたが、結局は両者の体格差が結果に結びついたようです。

私(Corleone)の採点は118対110でセルビー。あと数ラウンド、挑戦者に流れてもいいかな、と思いましたが妥当な公式採点ではないでしょうか。



採点以上に苦しい内容で初防衛に成功したセルビー。強豪相手に2連勝を飾りましたが、22勝中8KOという非力さが今後のキャリアにどう影響してくるかが注目点ですね。ボクシング自体はまったくさび付いていないモンティエル。そのパンチの当て感は健在ですが、この階級では如何せん小柄すぎるでしょう。スーパーバンタム、又はバンタムではまだまだ世界第一線で活躍出来ると思います。

この試合と同じ興行には、元IBF/WBCスーパーライト級、IBFウェルター級王者デボン アレキサンダー(米)も登場。ここまでの戦績が19勝(4KO)4敗1引き分けで、2連敗中だった中堅選手アーロン マルティネス(メキシコ)に0対3(93-97x2、94-96)で敗れるという波乱がありました。まあマルティネスの敗戦は4階級制覇王ロバート ゲレロ(米)に1対2の判定負け、元スーパーライト級王者のジェシー バルガス(米)に判定負けと、実力のある中堅選手と見る方が妥当かもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランガン、2戦連続2回TKO勝利(WBOライト級他)

2015年10月15日 00時27分35秒 | 世界ボクシング
先週末10日土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBOライト級戦:
王者テリー フラナガン(英)TKO2回2分38秒 挑戦者ディエゴ マグダネロ(米)

*現在のフラナガンのような選手を「勢いに乗った選手」と言うんでしょうね。3ヶ月前に行われたホセ セペダ(米)との王座決定戦では、相手の肩の脱臼により、幸運なTKO勝利を収め王座奪取に成功。その幸運と勢いで難敵と思われていたマグダネロから3度ダウンを奪いTKO勝利を収めてしまうのですから。前回の一戦ではただの幸運児にしか思えませんでした。しかしこの一戦では、3度とも見事のパンチでダウンを奪いレフェリー・ストップを呼び込んでいます。

   

2戦続けてサウスポーの強豪を6分以内に退けた長身サウスポーのフラナガン。この勢い、まだまだ続きそうです。




WBOスーパーウェルター級王座決定戦:
リーアン スミス(英)TKO7回1分44秒 ジョン トンプソン(米)

*昨年の6月以来久しぶりに行われた同タイトル戦。地元のスミスが7回に一気に勝負を決め、空位となっていた王座獲得に成功しています。新王者は7回にダウンを奪っていますが、6回終了時までの採点では若干ビハインド(0対1:57-57x2、56-58)でした。

スミスの手に渡った王座は、前王者となるデメトリアス アンドラーデ(米)が防衛戦(+実戦)を1年以上行わず剥奪されたもの。そのアンドラーデは今週末17日に久々の試合を行います。その試合でアンドラーデはアルゼンチンの中堅選手ダリオ プチェタを相手に、空位のWBAインターナショナル、同じく空位のWBOインターナショナル王座を争います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寿以輝、プロ3戦目が決定(スーパーバンタム級)

2015年10月14日 09時04分33秒 | 強いぞジョーさん
12月19日、寿以輝で予定される試合です。
スーパーバンタム級4回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 脇田 洸一(クラトキ)

*寿以輝のデビュー3戦目が師走に決定。戦績が2勝1敗の脇田と対戦します。

寿以輝には4回戦を4度、6回戦を6度、そして8回戦は8度戦う、という感じで対戦者の質、自らの実力を上げていってもらいたい、というのが個人的な希望です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラミレス、引き分けで王座を死守(IBFクルーザー級)

2015年10月13日 23時17分55秒 | 世界ボクシング
今月2日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
IBFクルーザー級戦:
王者ビクトル ラミレス(亜)引き分け1対1(115-113、114-114、113-115)挑戦者オビル マッケンジー(英)

*本来なら当初同王座を保持していたヨアン パブロ エルナンデス(キューバ)に挑戦する予定だったラミレス。しかしその挑戦試合は何度も延期に。その間ラミレスは暫定王座を獲得し、エルナンデスが正規王座を剥奪されたために今回のマッケンジーとの一戦に、正規王者として臨むことになりました。

なのIBF内での王座統一戦を予定していましたが、エルナンデスが再三試合を延期したため同団体はエルナンデスの王座を剥奪。ラミレスが正規、唯一のIBFクルーザー級王者に認定されました。このマッケンジー戦がラミレスにとって初防衛戦となりました。

代役的立場のマッケンジーですが、どうしてどうして。その戦績の紐をといてみれば中々の実力者という事が判明。25勝(13KO)12敗(3KO負け)と平凡なレコードながらもその敗戦の多くはキャリア前半に喫したもの。これまでに英連邦ライトヘビー級王座を2度、同団体のクルーザー級、英国、WBAインター・クルーザー級を順次獲得し今回の世界初挑戦までたどり着いています。

王者ラミレスもどちらかというとたたき上げの選手で、1度はWBO王座(暫定>>>正規に昇格)を獲得、転落するもIBFの地域王座を獲得。その王座の防衛回数を伸ばしながら今回の防衛戦に臨んでいます。

試合の方は一進一退の攻防ながらも凡戦に終始。王者が際どく防衛回数を1としています。今回の一戦は何となくクルーザー級がどんな階級であるかを反映していたような感じがします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小國、快勝でV2(日本スーパーバンタム級他)

2015年10月12日 00時16分33秒 | 日本ボクシング
先月末30日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
王者小國 以載(角海老宝石)判定3対0(97-93x2、98-93)挑戦者源 大輝(ワタナベ)

*昨年師走に3対0ながらも僅差の判定勝利を収め、当時空位だった同王座を獲得している小國。5ヶ月前に行われた初防衛戦では、引き分けで何とか王座を守り抜いています。今回の挑戦者は10勝中KO勝利が9という中々驚異的な戦績の持ち主でしたが、今回が初の10回戦出場。王者との力量差は埋めがたいものがあったようです。

2013年に当時保持していたOPBF(東洋太平洋)王座を失って以来5勝(2KO)1引き分けと復調気味の小國。安易な世界挑戦など望まず、まずは現在の地位を確実なものにしていってもらいたいものです。


日本ウェルター級戦:
王者高山 樹延(角海老宝石)判定3対0(97-93x2、97-94)挑戦者田中 亮治(ヨネクラ)

*2012年師走に同王座を獲得して以来、コツコツと防衛回数を伸ばしている高山。今回の6度目の防衛戦も、勝利して当然の相手に単調な試合内容ながらも圧勝。防衛回数を伸ばすと共に、自身23個目の白星(7KO)をゲット。国内王者としては中々安定した実力を発揮している高山ですが、如何せん存在が地味のようです。試合数も年2というのもマイナス点か?この試合を含め3連敗。10回戦初登場という田中を挑戦者に選らんが事もあまり感心しませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする