DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

拓真、正規王座昇格ならず(WBCバンタム級)

2019年11月10日 14時52分23秒 | 世界ボクシング

先週7日・木曜日、さいたまスーパーアリーナで行われた試合結果です。
WBCバンタム級王座統一戦:
正規王者ノルディ ウーバーリ(仏)判定3対0(120-107、117-110、115-112)挑戦者井上 拓真(大橋)

WBC王座内での統一戦となった一戦。長いアマチュア・キャリアを含む経験で拓真を上回ったウーバーリ。4回にダウンを奪うなどして暫定王者を圧勝。後半戦は拓真の反撃にあい、前半戦での貯金で逃げ切る形となりましたが、明白な判定勝利を収めています。


この試合の同一興行では、井上 尚弥(大橋)がノニト ドネア(比)を破り、IBF王座の防衛に成功すると共に、WBA王座の統一に成功。11月10日現在の『黄金のバンタム』の王者たちの顔ぶれを見てみましょう。

WBA:井上 尚弥(大橋/防衛回数3)
WBC:ノルディ ウーバーリ(仏/2)
IBF:井上 尚弥(大橋/1)
WBO:ゾラニ テテ(南ア/3)
WBO(暫定):ジョン リエル カシメロ(比/1)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/1)
WBOアジア太平洋:ストロング小林 佑樹(六島/0)
日本:鈴木 悠介(三迫/0)

WBO内での王座統一戦は、今月30日に英国で予定されています。尚弥の次なるターゲットは、WBC王座になるのでしょうか、それともWBO統一王者でしょうか?

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今週末の試合予定

2019年11月09日 06時15分52秒 | 世界ボクシング

2019年11月第二週末の試合予定です。

9日 土曜日
米国・カリフォルニア州
WBOスーパーミドル級戦:
王者ビリー ジョー ソーンダース(英)対 挑戦者アルセロ コセレス(亜)

WBCライト級戦:
王者デビン ハニー(米)対 挑戦者アルフレド アルバレス(ドミニカ)

米国・カリフォルニア州(上記とは別会場)
WBOスーパーフェザー級戦:
王者ジャメル ヘリング 対 挑戦者レイモント ローチ(共に米)

 

15日 金曜日
後楽園ホール
バンタム級強8回戦:
OPBF(東洋太平洋)バンタム級王者栗原 慶太(一力)対 スックプラサード ポンピタック(タイ)

豪州
WBAスーパーフライ級王座決定戦:
アンドリュー マロニー(豪)対 エルトン ダリー(ガイアナ)

WBAオセアニア・バンタム戦:
王者ジェイソン マロニー(豪)対 挑戦者ディクソン フローレス(ニカラグア)

フランス
WBAクルーザー級戦(スーパー王座):
王者アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏)対 挑戦者ケイン ワッツ(豪)

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尚弥、ドネアを上回る(2団体バンタム級)

2019年11月08日 05時50分53秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(7日・木曜日)、さいたまスーパーアリーナで行われた試合結果です。
2団体バンタム級王座統一戦:
IBF王者井上 尚弥(大橋)判定3対0(117-109、116-111、114-113)WBA王者ノニト ドネア(比)

*そのキャリアで初の負傷(右目じりからの出血)を負った尚弥。さらに鼻血も流し、9回にはドネアの右でグラついてしまいました。しかし最終的には、11回にボディーでダウンを奪うなどして判定勝利。偉大なる先輩、ドネア相手に白星を飾ると共に、WBA王座内でのタイトル統一に成功。全勝記録も19(16KO)に伸ばしています。

そのパンチ力もさることながら、この日は左ジャブが非常に有効なように見えました。

今後の尚弥はどのような路線を歩んでいくのでしょうか。この試合を見る限り、現行のバンタム級か一階級上のスーパーバンタム級が上限と思われる尚弥。まあ、無理して増量する事もないでしょうが、現在がそのキャリアのピークかもしれません。ただ今回の相手がドネアだっただけに、もし他のバンタム級と対戦した場合、相変わらずの怪物ぶりを発揮するかもしれませんが。

最後の最後までKO負けを拒んだドネア。その気持ち、闘争心が伝わってきました。ただスピードスターがその持ち味である速さで劣ってしまったため、勝利から遠ざかってしまった結果となりました。今後もまだまだ戦えるでしょうが、やはりピークが過ぎてしまったという感は否めません。ただやはり、もう一度世界のベルトを巻いてから勇退してほしいですね。

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ベルチェル、元王者を圧勝(WBCスーパーフェザー級ほか)

2019年11月07日 04時12分27秒 | 世界ボクシング

先週末2日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)TKO4回2分56秒 挑戦者ジェイソン ソーサ(米)

*タフが売りの元WBA王者ソーサを迎えたベルチェル。初回からパンチをポンポンと当てていきライバルに圧勝。2回、そして4回に奪いTKO勝利。2017年1月に獲得した王座の6度目の防衛に成功。その防衛戦の内、一試合(対三浦 隆司)をのぞきすべてを規定ラウンド以内に終えています。


スーパーライト級強10回戦:
ハビエル モリナ(米)TKO初回65秒 岡田 博喜(角海老宝石

*今回が3試合連続での米国での試合となった岡田。KO率39パーセントのモリナに捕まってしまいあえなくTKO負け。連続KO負けを喫すると同時に、念願の世界初挑戦に向け大きく後退してしまいました。

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4年半ぶりの日本ヘビー級戦(色々:11‐06‐19)

2019年11月06日 03時10分29秒 | 世界ボクシング

最近(2019年11月6日ごろ)のニュースです。

1)藤本 京太郎(角海老宝石)が返上し、空位となっている日本ヘビー級タイトル。その王座決定戦が師走の15日に、愛知県刈谷市にあるあいおいホールで行われます。この試合に出場するのは上田 龍(石神井スポーツ)と竹原 虎辰(緑)。

現在の日本ヘビー級ランキングにはこの2名しかランクインされておらず、今回の試合後、同王座戦がどの程度の間隔で行われていくかは全くの不透明状態です。まあ、来月の試合が行われるだけでも良しとしましょう。

2)2度目の世界挑戦を目指す元日本スーパーフライ級王者の石田 匠(井岡)が年末28日、エディオンアリーナ大阪第2競技場のリングに登場。3度目の世界挑戦を目指すイスラエル ゴンザレス(メキシコ)と、IBFスーパーフライ級王座への挑戦権を賭け対戦します。

3)将来的には石田との対戦もありうる豪州出身のアンドリュー マロニー。今月15日、ガイアナ出身のエルトン ダリーと、空位のWBAスーパーフライ級王座を賭け対戦します。

4)もう一方のマロニー双生児兄弟のジェイソンも同じリングに登場。ディクソン フローレス(ニカラグア)を迎え、保持するWBAオセアニア王座の防衛戦に臨みます。

5)現IBF/WBAスーパーバンタム級王者ダニエル ローマン(米)が、自身の負傷のため離脱中のスーパーバンタム級戦線。そのIBF留守番役決定戦が行われることが発表されています。

今年の2月に、すでにIBFスーパーバンタム級王座への挑戦権を獲得していた岩佐 亮佑(セレス)。来月7日に米国・ニューヨーク州のリングに登場。元WBOバンタム級王者マーロン タパレス(比)と、IBFスーパーバンタム級の暫定王座を賭け拳を交えます。

6)ダニエル ローマン(米)がスーパー王者と君臨しているWBAスーパーバンタム級。今年の4月に同暫定王座を獲得しているブランドン フィゲロア(米)。最近になってレギュラー王者に昇格しています。このセハが今月23日、フリオ セハ(メキシコ)を相手に、保持する王座の2度目の防衛戦を行う予定です。

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アルバレス、4階級制覇達成(WBOライトヘビー級)

2019年11月05日 13時08分48秒 | 世界ボクシング

先週末2日・土曜日米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOライトヘビー級戦:
挑戦者サウル アルバレス(メキシコ)TKO11回2分15秒 王者セルゲイ コバレフ(露)

*スーパーウェルター級で初の世界王座を獲得して以来、ミドル級、スーパーミドル級の3階級で世界タイトルを獲得してきたアルバレス。今回はスーパーウェルター級のリミットである154ポンドより20ポンド(約9キロ)重い、ライトヘビー級(175ポンド)での王座獲得を目論み、コバレフに挑戦しました。

試合前の掛け率では4対1でアルバレス有利の予想が出ていたこの一戦。しかし個人的には、コバレフのこれまでの経験と体格差がものをいい、ロシア人の勝利を予想していました。

ガードを固め、前に出ながら強打を振るっていくアルバレスを、コバレフが慎重なアウトボクシングで迎え撃つという展開が終始見られたこの戦い。勢いの差というのでしょうか、小柄なアルバレスが若干有利な形で終盤戦に突入。

試合が終わったのは11回。その回の終盤、アルバレスが左から右の強打をコバレフを完全にKOしゲーム終了。メキシカンが堂々と4階級目の世界ベルトの獲得に成功しました。


まだ29歳ながらも50戦以上のキャリアを持ち(53勝1敗2引き分け)、多くのタイトルを獲得してきたアルバレス。これまで獲得してきた世界王座を見てみましょう。

アルバレスが獲得した王座(獲得した順):
WBCスーパーウェルター級:2011年3月5日獲得(防衛回数6)
WBAスーパーウェルター級:2013年4月20日(0)
(*WBC王座との統一王座)
WBCミドル級:2015年11月15日(1)
WBOスーパーウェルター級:2016年9月17日(0)
WBAミドル級:2018年9月15日(1)
WBCミドル級:2018年9月15日(1)
IBFミドル級:2018年9月15日(0)

(*3団体統一王座。IBF王座は即剥奪)
WBAスーパーミドル級(レギュラー王座):2018年12月15日(0)
IBFミドル級:2019年5月4日(0)
(*再獲得。再び剥奪)

WBOライトヘビー級:201911月2日(0)

世界王座だけで10個も獲得ですか。凄いですね。

今後のアルバレスの路線ですが、試合が終わったばかりのためまだまだ不透明な状態。ミドル級では体重維持が厳しくなってはいるようです。

敗れたコバレフ。数年前までは同級で圧倒的な強さを見せつけていましたが、2017年6月に行われたアンドレ ワード(米)との再戦後、極端に打たれ脆くなってしまいました。今後現役続行の場合、かなりの不安要素になるでしょう。

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松永が初防衛に成功(日本スーパーウェルター級)

2019年11月04日 06時07分35秒 | 日本ボクシング

先週末2日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級戦:
王者松永 宏信(横浜光)TKO4回2分8秒 挑戦者越川 孝紀(セレス)

*5月に新藤 寛之(宮田)を破り、日本の頂点に立つことに成功した松永。王座獲得から半年、ようやく初防衛戦を迎えることになりました。

打ち気満々の越川に少々付き合ってしまった場面も見られた松永ですが、最期はしっかりとTKO勝利。次戦は、同じ興行に出場し、前王者新藤に判定勝ちを収めた清水 優人(木更津グリーンベイ)との防衛戦になる見通しです。

現在の日本スーパーウェルター級戦線は異常に選手層が薄く、驚くことに上記の4名しかランキングに名を連ねていません。少々気がかりですね。

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テーラー、WBA王座を吸収(2団体スーパーライト級)

2019年11月03日 04時44分20秒 | 世界ボクシング

先月末26日、英国で行われた試合結果です。
2団体スーパーライト級王座統一戦:
IBF王者ジョシュ テーラー(英)判定2対0(117-112、115-113、114-114)WBAレジス プログレイス(米)

*ちょうど1年前に始まった同級トーナメント。テーラーはライアン マーティン(米)、イバン バランチェク(ベラルーシ)に、プログレイスはテリー フラナガン(英)、キリル レリ(ベラルーシ)に勝利を収め今回の決勝戦まで駒を進めてきました。

実力者同士の対戦となったこの戦い。当然の如く接戦が予想されていましたが、試合内容もその予想に反映されたもの。中盤以降に抜け出したテーラーが僅差の判定勝利を収め、IBF王座の初防衛に成功すると同時に、WBA王座の吸収にも成功しています。

テーラーは試合後、WBCとWBOの2つのベルトを保持していホセ カルロス ラミレス(米)との4団体スーパーライト級王座の統一戦を熱望。しかしラミレスは現在、自身の怪我のため戦線離脱中。また、WBOからは指名挑戦者との防衛戦が義務付けられているため、『テーラー対ラミレス』戦即実現は難しいでしょう。

敵地で僅差の判定負けを喫し、王座から転落したプログレイス。試合後、今回の敗戦について全く言い訳はしていませんでした。今後の巻き返しに大きな期待が持てそうです。

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今週末の試合予定

2019年11月02日 04時34分14秒 | 世界ボクシング

2019年11月第一週末の試合予定です。

2日 土曜日
後楽園ホール
日本スーパーウェルター級戦:
王者松永 宏信(横浜光)対 挑戦者越川 孝紀(セレス)

米国・ネバダ州
WBOライトヘビー級戦:
王者セルゲイ コバレフ(露)対 挑戦者サウル アルバレス(メキシコ)

米国・カリフォルニア州
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)対 挑戦者ジェイソン ソーサ(米)

IBFスーパーフライ級戦:
王者ジェルウィン アンカハス(比)対 挑戦者ジョナサン ロドリゲス(メキシコ)

*この試合は残念ながら。ロドリゲスにビザ(労働許可証)の問題が起こり、中止となっています。

スーパーライト級強10回戦:
岡田 博喜(角海老宝石対 ハビエル モリナ(米)

 

7日 木曜日
さいたまスーパーアリーナ
2団体バンタム級王座統一戦:
IBF王者井上 尚弥(大橋)対 WBA王者ノニト ドネア(比)

WBCバンタム級王座統一戦:
正規王者ノルディ ウーバーリ(仏)対 挑戦者井上 拓真(大橋)

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意見番(11‐01‐19)

2019年11月01日 06時42分02秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*試合開始まで一週間を切りました!

 

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