DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

今週末の試合予定

2020年01月11日 05時24分53秒 | 世界ボクシング

2020年1月第二週末の主な試合予定です。

11日 土曜日
米国・テキサス州
ミドル級12回戦:
前WBOスーパーウェルター級王者ハイメ ムンギア(メキシコ)対 ゲリー オサリバン(アイルランド)

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銀次郎、強豪ロレトを仕留める(WBOアジア太平洋ミニマム級ほか)

2020年01月10日 04時40分44秒 | 世界ボクシング

昨年の大晦日、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋ミニマム級戦:
王者重岡 銀次郎(ワタナベ)KO5回2分13秒 挑戦者レイ ロレト(比)

*2018年9月にプロデビューを果たしている銀次郎。昨年7月に行ったプロ4戦目で、現在保持している王座を獲得しています。今回がその王座の初防衛戦となりましたが、銀次郎が選んだのは、25勝(17KO)14敗(1KO負け)1引き分けと、負け数は多いものの、ミニマム級からフライ級の3階級で、強豪選手たちと敵地で戦ってきたロレト。王座奪取はなりませんでしたが、2017年7月にはWBAミニマム級王座に挑戦しています。また、マイナー王座ではありますが、IBOのライトフライ級王座を獲得した経験を持つ強豪中の強豪です。

そんなロレトを相手に、銀次郎は初回から得意の左でダウンを奪うなどして好スタートを切ります。しかし強豪ロレトは、じわりじわりと銀次郎に迫っていきます。勝負の先行きが見えなくなっていた5回、王者は再び左で挑戦者をキャンバスに送ります。ロレトはカウント内に試合再開に応じることが出来ずKO負け。銀次郎が王座の初防衛に成功すると共に、ロレトからその40戦目にして2度目のKO負けを奪う事にも成功しています。


一戦一戦世界の頂点に近づいている銀次郎。銀次郎が世界奪取を目論んでいる、最軽量級戦線の王者たちの顔ぶれを見てみましょう(2020年1月10日現在)。

WBA:ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/11)
WBC:ワンヘン メナヨーシン(タイ/12)
IBF:ペドロ タドゥラン(比/0)
WBO:ウィルフレド メンデス(プエルトリコ/1)
OPBF(東洋太平洋):リト ダンテ(比/0)
WBOアジア太平洋:重岡 銀次郎(ワタナベ/1)
日本:田中 教仁(三迫/1)

個人的に見てみたいのは、銀次郎がタイに渡り、世界王座をKOで奪取するという事です。OPBF王者のダンテは師走の10日、銀次郎の兄優大(ワタナベ)と6回戦で対戦し、明白な判定負け(0対3:55-59x2、54-60)を喫しています。


WBOアジア太平洋スーパーバンタム級王座決定戦:
ジュンリエル ラモナル(比)KO初回84秒 日本王者久我 勇作(ワタナベ)

*10月に、当時世界上位にランキングされていた和氣 慎吾(FLARE山上)に大番狂わせの大逆転勝利を演じていたラモナル。その試合から僅か2ヶ月半。今回は日本王者久我を、初回ワンパンチでKOしてしまいました。上記のロレト同様、ここまでの戦績が17勝(10KO)8敗(5KO)6引き分けと並み以下のラモナル。しかしロレトとは違い、その戦績は実力を反映したものと思われていました。しかしここにきて、何やら大ブレークしそうな雰囲気ですね。

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意外な苦戦、グラムイリアンが終盤TKOで防衛に成功(WBAクルーザー級:スーパー王座)

2020年01月09日 03時41分44秒 | 世界ボクシング

先月末28日、フランスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦(スーパー王座):
王者アルセン グラムイリアン(アルメニア)TKO9回終了 コンスタンチン ベジェナル(モルドバ)

*この試合から僅か一ヵ月前のも防衛戦を行っていたグラムイリアン。今回の防衛戦では、前戦からの疲れのせいでしょうか、特に前半戦は小柄で軽打のベジェナルを相手にもたついた感が否めません。

終盤の9回になりようやく左フックでダウンを奪った王者。しかし挑戦者はカウント内に立ち上がり試合を継続。しかしその回終了後、ベジェナル陣営は試合の継続を許しませんでした。

ランキング下位の選手を相手に、少々時間を費やし過ぎてしまったグラムイリアン。プロボクサーにもやはり、適度な休息が必要なようです。


*グラムイリアンが防衛記録を伸ばしたクルーザー級戦線の一角。2020年1月8日現在の同級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。

WBA(スーパー):アルセン グラムイリアン(アルメニア/防衛回数2)
WBA(レギュラー):ベイビュート シュメノフ(カザフスタン/0)
WBA(暫定):リャド ぺルウィー(コートジボアール/ベルギー/0)
WBC:空位
IBF:ジェニエール ドルティコス(キューバ/0)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):ジェイ オペタイア(豪/0)
WBOアジア太平洋:ジェイ オペタイア(豪/1)

一つの団体に3人の王者が並んでいると同時に、他の2団体の世界王座は空位という妙な現象が起こっているクルーザー級戦線。ヘビー級に転向した元同級4団体統一王者アレクサンデル ウシク(ウクライナ)のような、核になる選手の出現が待たれます。

2つの地域王座を保持しているオペタイアは19戦全勝(15KO)という素晴らしい戦績を持った24歳の若手。上記の2つの王座以外にも、IBF環太平洋とWBAオセアニア王座をも保持している同級注目の選手です。

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小林、力強く初防衛に成功(WBOアジア太平洋バンタム級)

2020年01月08日 05時26分24秒 | 世界ボクシング

先月12月22日、大阪市住吉区民センターで行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋バンタム級戦:
王者ストロング小林 佑樹(六島判定3対0(120-106、119-107、118-108)挑戦者コ キチャン(韓国)

これまでにOPBF(東洋太平洋)王座に2度挑戦。そしてIBFアジア・スーパーバンタム級王座に挑戦してきた小林。しかしいずれの挑戦も結果は伴わず、王座獲得はなりませんでした。そしてようやく昨年の5月に、4度目の正直で初のタイトル獲得に成功した小林。今回はタイトル獲得から7ヵ月のインターバルで初防衛戦に臨んでいます。

2回と9回にダウンを奪うなど、終始試合のペースを握っていた小林。しかし単調な攻めと、挑戦者の粘りにあい結局は判定決着に。大差の判定勝利を収めるも、今後上を目指していくには多くの課題を残した結果となりました。


2020年1月8日現在の黄金のバンタムの王者たちの顔ぶれを見てみましょう。

WBA:井上 尚弥(大橋/防衛回数3)
WBC:ノルディ ウーバーリ(仏/2)
IBF:井上 尚弥(大橋/1)
WBO:ジョン リエル カシメロ(比/2)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/1)
WBOアジア太平洋:ストロング小林 佑樹(六島/1)
日本:鈴木 悠介(三迫/0)

*小林は2018年の師走に栗原と当時空位だったOPBF王座を賭け対戦。その時は栗原が合計4度のダウンを奪いますが、小林がダウンを奪われるごとに大奮戦。結果は僅差の判定で栗原が勝利を収め、OPBF王座を獲得しています。今後、栗原、小林は共に上のベルトを狙っていくことになるでしょう。その過程で、両者の再戦を是非実現させてほしいものです。

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今年最初の色々(色々:01‐07‐20)

2020年01月07日 14時37分57秒 | 世界ボクシング

最近(2020年1月7日ごろ)のニュースです。

1)これまでにフェザー、スーパーフェザー、そしてライト級の3階級で世界王座を獲得してきたホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)。昨年2019年は、4階級制覇を目指しスーパーライト級に本格的に進出していきました。しかし天才児も体重の壁にぶち当たり、ライト級への再転向を余儀なくされました。昨年の秋口に久しぶりの後楽園ホールでその雄姿を披露したリナレス。今年のバレンタイン・デーには、米国・カリフォルニア州のリングで再起2戦目のリングに登場を予定しています。今回リナレスが拳を交えるのは、19勝(8KO)4敗4引き分けの戦績を持つカルロス モラレス(米)に決定しています。

2)『リナレス対モラレス』戦と同じ興行では、ライト級の注目株ライアン ガルシア(米)も登場を予定。フランシスコ フォンセカ(ニカラグア)を相手に、保持するWBCライト級シルバー王座の防衛戦を行います。リナレスとガルシアが共に勝利した場合、両者の対戦が年内にも予定されています。

3)ミニマム級から始まり、ライトフライ級、フライ級、そしてスーパーフライ級までの4階級で世界のベルトを獲得してきたローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)。昨年末12月23日、5年ぶりに日本(横浜)のリングに登場。格下ディオネル ディコス(比)を苦も無く2回でKO。スーパーフライ級での世界王座返り咲きに向け、順当なリング復帰戦を終えています。

4)昨年師走の28日、石田 匠(井岡)がイスラエル ゴンザレス(メキシコ)とIBFスーパーフライ級への挑戦権を賭け対戦。結局自分のペースをつかめなかった石田は、僅差の判定負け(1対2:116-112、112-116、113-115)を喫してしまいました。

5)現在スーパー王者としてレオ サンタ クルス(メキシコ)が、レギュラー王者としてレネ アルバラード(ニカラグア)が君臨しているWBAスーパーフェザー級戦線。今月18日に、同王座の第3の王者を決める戦いが米国・ペンシルバニア州で行われます。その試合に出場するのはクリス コルバート(米)とジェスリール コラレス(パナマ)。

6)2週間前にWBCフライ級王座を獲得したばかりのフリオ セサール マルティネス(メキシコ)。来月29日、4年に一度の2月29日に早くも初防衛戦を予定しています。マルティネスが迎えるのは17戦全勝(9KO)の英国人ジェイ ハリス。

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チャーロ、1年ぶりに王座奪回(WBCスーパーウェルター級)

2020年01月06日 05時24分38秒 | 世界ボクシング

先月21日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBCスーパーウェルター級戦:
挑戦者ジャーメル チャーロ TKO11回2分28秒 王者トニー ハリソン(共に米)

*ちょうど1年前(昨年は12月22日)に拳を交えている両選手。その時は挑戦者だったハリソンが、僅差の判定勝利を収め王座奪取に成功しています。

第一戦の判定が競っていたため、両者による直再戦を行うことをWBCが支持。その試合は6月に予定されていました。しかしその試合はハリソンの負傷のために延期。今回ようやく試合が実現しました。

2回に先制のダウンを奪ったチャーロですが、その後ハリソンが持ち直し試合は一進一退の様相に。しかし最後は前王者としてリングに上がったチャーロがライバルをストップ。1年ぶりに世界王者に返り咲くと共に、双生児でWBCミドル級王者ジャモールと肩を並べる事にも成功しています。

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ボディーでKO!渡部がV1に成功(OPBFスーパーウェルター級)

2020年01月05日 05時51分41秒 | 世界ボクシング

先月16日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーウェルター級戦:
王者渡部 あきのり(角海老宝石)KO2回1分46秒 挑戦者シティデット バンディ(タイ)

*8月に渡韓し、OPBF王座の2階級制覇に成功していた渡部。今回の初防衛戦では、安易の挑戦者バンディにしっかりとKO勝利を収め白星を飾っています。

快勝の試合内容で初防衛に成功した渡部。新年2020年には目標とする『世界王座奪取』に向け、どのような路線を歩んでいくのでしょうか。現在、同級のWBOアジア太平洋には井上 岳志(ワールドスポーツ)が、そして日本国内王者には松永 宏信(横浜光)が君臨しています。渡部を含め、3選手による国内スーパーウェルター級サバイバル戦の実現が期待されます。

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今週末の試合予定

2020年01月04日 05時20分54秒 | 世界ボクシング

2020年1月、そして今年第一週末の主な試合予定です。

*2019年末に欧州、米国、そして日本で大きな興行があったせいでしょうか、新年初の週末には大きな興行の予定はないようです。

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意見番(01‐03‐20)

2020年01月03日 04時30分26秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*年末の5つの世界戦のプレヴューが来なかったのは意外と言えば意外です。

   

今年も井上 尚弥(大橋)がどこまで突っ走るのでしょうか。また、ヘビー級に4団体統一王者が登場するのでしょうか。

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一翔、田中(WBOスーパーフライ級ほか)

2020年01月02日 12時22分36秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨日(31日・火曜日)、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者井岡 一翔(Reason大貴)判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者ジェイビエール シントロン(プエルトリコ)

*6月に現在保持している王座を獲得し、日本人として初の世界4階級制覇を達成している一翔。今回の初防衛戦では、長身サウスポーで、アマチュアキャリアの豊富な指名挑戦者シントロンを迎えました。

試合前から一翔にとり、難しい試合になるであろうと予想された一戦。序盤戦はその予想通りにシントロンが、ジャブとフットワークで試合をコントロール。しかし中盤戦以降、一翔が徐々に、徐々にとペースを把握。最終的にはシントロンを上回り、僅差ながらも明確な判定勝利。自身4階級目の王座の初防衛に成功しています。


WBOフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中)KO3回2分29秒 挑戦者ウラン トロハツ(中国)

*一翔に追うようにしてこれまでに、ミニマム級からライトフライ級、そしてフライ級と3階級で世界王座を獲得してきた田中。今年は元ライトフライ級統一王者田口 良一(ワタナベ)、指名挑戦者のジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ)を退け、確実にその経験値を高めてきました。

今回田中が選んだ挑戦者は、ランキング下位のトロハツ。決して楽な相手な筈ですが、田中はボディー攻撃を中心に、一気に挑戦者を追い込んでいきました。最後は3回、アッパーを起点としたコンビネーションで試合を終わらせた田中。まさに貫禄勝ちと言っていい試合内容でした。

今回の興行の前に、一翔、田中が共に勝利を収めた場合、今年早々にも両雄が拳を交えるという話も出ていました。しかしまずは一翔にはスーパーフライ級で、田中にはフライ級で王座統一に進路を向けてほしいです。

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