DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

あの試合から30年(WBAライト級:1994年12月10日・その3)

2024年12月15日 05時39分48秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の数日前となる1994年12月10日、米国メイン州で行われた試合結果です。
WBAライト級戦:
王者オルズベック ナザロフ(キルギスタン/協栄)KO2回2分50秒 挑戦者ジョーイ ガマチェ(米)

(旧ソ連圏出身のナザロフとアメリカ人ガマチェの対戦。「冷戦(the Cold War)」という言葉が頻繁に使われていた時代でした)/ Photo: ボクシング名勝負

この試合が行われた前年10月とこの年の3月に敵地南アフリカに乗り込み、強豪リティンガン トベラ(南ア)と2度にわたる死闘を繰り広げたナザロフ。その実力にさらに筋金を加えたナザロフは、2年前までナザロフが保持している王座のタイトル保持者だったガマチェにとり、手に負える相手ではありませんでした。

プロフィールでは168センチとされるガマチェですが、ナザロフと比べると一回り小柄に映りました。打ち合い好きで防御感に欠ける挑戦者はナザロフにとり格好の相手。王者は初回から地元ガマチェを圧倒していきます。

(リング中央で対峙するナザロフ(右)とガマチェ)/ Photo: KO Boxing Forum

2回、サウスポー(左構え)スタイルからの左ショートで先制のダウンを奪ったナザロフ。挑戦者に大きなダメージを負わせたナザロフは、連打で2度目のダウンを追加。最後はまたしても左を決めガマチェを完全にKO。敵地のど真ん中で快勝劇を演じると同時に、その名を世界に知らしめる事になりました。このガマチェとの試合後、ナザロフの国際的評価は盤石のものとなりました。

この試合と同じ時期に、ナザロフの対抗王者たちも試合を行っています。ナザロフがガマチェと対戦した同じ日に、WBO王者オスカー デラホーヤ(米)が米国西海岸でジョン アビラ(米)と対戦。マイナー団体IBOのタイトル保持者でもあったアビラを9回で退け2度目の防衛に成功しています。

13日にはWBC王者ミゲル アンヘル ゴンザレス(メキシコ/東京三太)が米国ニューメキシコ州のリングに登場。元IBFフェザー級王者カルビン グローブ(米)を一蹴し、防衛記録を7にしました。IBF王者ラファエル ルエラス(米)は、8日に同じくニューメキシコ州のアルバカーキで試合を行っています。無冠戦に登場したルエラスは、オマール パチェコ(メキシコ)を3回でKO。そのレコードに、順当に白星を加えています。

1994年師走の時点では、実績と実力でゴンザレスがトップ。それに若干遅れて続くのがナザロフ。その2人を追うのがデラホーヤで、ルエラスが4番手と言った所でしょう。ライバル王者たちの目には、ナザロフの北米のリングでのデビュー戦はどのように映ったのでしょうかね。

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今週末の試合予定

2024年12月14日 05時19分12秒 | 世界ボクシング

2024年12月第二週末の主な試合予定です(2024年12月14日から20日まで)。

14日 土曜日
エディオンアリーナ大阪
WBOアジア太平洋ライトフライ級戦(王座決定戦):
尾崎 優日(大成)対 アーチェル ビラモア(比)

モナコ
WBAスーパーバンタム級戦(暫定王座決定戦):
ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン)対 リカルド フランコ(メキシコ)

メキシコ
スーパーミドル級戦(10回戦):
ハイメ ムンギア(メキシコ)対 ブルーノ スラス(仏)

 

15日 日曜日
大阪市住吉区スポーツセンター
IBFバンタム級戦:
王者西田 凌佑(六島)対 挑戦者アンチャイ ドンスア(タイ)

WBOアジア太平洋ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)対 挑戦者竹迫 司登(ワールドスポーツ)

OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級戦:
王者タノンサック シムシー(タイ)対 挑戦者谷口 将隆(ワタナベ)

 

18日 水曜日
比国
IBOミニマム級戦(王座決定戦):
元世界王者高山 勝成(石田)対 カー ル(豪)

 

19日 木曜日
ドミニカ
WBAライトフライ級戦(王座決定戦):
エリック ロサ(ドミニカ)対 ネイダー バルデス(メキシコ)

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凄まじい興行が開催へ(統一ライトヘビー級ほか)

2024年12月13日 05時25分35秒 | 世界ボクシング

2025年2月22日、サウジアラビアで予定される大興行です。
4団体ライトヘビー級戦:
王者アルツロ ベテルビエフ(露/カナダ)対 挑戦者ドミトリー ビボル(露/キルギスタン)

*10月末に大接戦を演じたばかりの両者。僅か4ヶ月のインターバルで再戦を行うことになりました。

IBFヘビー級戦:
王者ダニエル デュボア(英)対 挑戦者/WBO暫定王者ジョセフ パーカー(ニュージーランド)

*同胞の先輩アンソニー ジョシュア(英)を破り波に乗るデュボア。今年の3月に暫定ながらも世界王座に返り咲いているパーカーを迎え2度目の防衛戦を行います。この試合にパーカーが保持している暫定王座が争われるかは不明です。

WBCヘビー級戦(暫定王座決定戦):
王者アジット カバイエル(独)対 張 志磊(中国)

*強豪相手に25戦全勝(17KO)の記録を残してきたカバイエルが、元WBO暫定王者張とWBCの暫定王座を争うことになりました。191センチのドイツ人に対し、ガッチリとした体格の中国人は198センチ。両者の対格差が勝因を分けるかもしれません。

WBOライトヘビー級戦(暫定王座):
王者ジョシュア ブアッツィ(英)対 挑戦者カラム スミス(英)

*19戦全勝(13KO)を維持し、暫定ながらも世界のベルトを腰に巻く事に成功したブアッツィ。元WBAスーパーミドル級王者スミスとの防衛戦は中々の好カード。しかし同じ興行で、同じ団体の同じタイトルが2試合組まれるというのは???

WBCウェルター級戦(暫定王座):
王者バージル オルティス(米)対 挑戦者イスラエル マドリモフ(ウズベキスタン)

*22戦全勝(21KO)のオルティスが迎えるのは、8月にあのテレンス クロフォード(米)との接戦に敗れたマドリモフ。これもほかの試合に負けない好カードです。

WBCライト級戦:
王者シャクール スティーブンソン(米)対 挑戦者フロイド スコフィールド(米)

*22戦全勝(10KO)の王者と、18勝全勝(12KO)の挑戦者による無敗対決が実現。

 

*どの試合も、それぞれメインを張れる世界戦が6つも同時に開催されるという凄まじい興行が行われることになりました。しかし6試合中、3つもの暫定戦が含まれているというのはいただけませんな。

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新王者が誕生(WBAヘビー級:レギュラー王座)

2024年12月12日 05時26分39秒 | 世界ボクシング

先週末7日、ブルガリアで行われた試合結果です。
WBAヘビー級戦(レギュラー王座):
挑戦者クブラト プーレフ(ブルガリア)判定3対0(117-111x2、116-112)王者マヌエル チャー(独)

*2017年11月に、当時空位だったWBA最重量級の第2の王座を獲得したチャー。その後、プロモーターのドン キング氏との確執などから試合を遠ざかると同時に、一時は休養王者に移行されるなどして王座を停止される形に。しかし法的にWBAとして王者復帰が認められました。

本来なら3月に対戦する予定だった両者。その時はチャーが試合直前に負傷してしまい、プーレフは代役とWBAインターナショナル(コンチネンタルだったかな?)戦を行い勝利を収めています。9ヶ月の延期を経てようやく対戦が実現したチャーとプーレフ。試合内容はヘビー級の世界戦に不似合いな大凡戦に終始。ただただ前進するのみのチャーに対し、プーレフは左ジャブとクリンチで対処。とてもヘビー級の世界戦と言える内容の試合ではありませんでした。

試合内容、タイトルの価値はともあれ、3度目の正直で世界ヘビー級タイトルを獲得した43歳のプーレフ。同国では英雄的扱いを受けているそうです。

12年も前の2012年9月に、現在はウクライナの首都キーウの市長を務めるビタリ クリチコ(ウクライナ)の保持していたWBC王座に挑戦し、手も足も出なかったチャー。腐敗団体の第2の王座とはいえ、世界のベルトを腰の巻けたこと自体が上出来と言っていいでしょう。

2024年12月12日現在の、最重量級の王者たちは下記のようになります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):クブラト プーレフ(ブルガリア/0)
WBC:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
IBF:ダニエル デュボア(英/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/3)
WBO(暫定):ジョセフ パーカー(ニュージーランド/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)

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あの試合から30年(IBFウェルター級:1994年12月10日・その2)

2024年12月11日 05時41分42秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の昨日となる1994年12月10日、メキシコで行われた試合結果です。
IBFウェルター級戦:
王者フェリックス トリニダード(プエルトリコ)TKO9回2分41秒 挑戦者オバ カー(米)

*カリブの天才児トリニダードが、25戦目にして初めてメキシコのリングに立ちました。24戦全勝(22KO)という素晴らしい戦績を持つ21歳の若きチャンピオンが迎えたのは、こちらも32戦全勝(20KO)という王者に負けないほどの素晴らしい戦績を誇る22歳のカー。トリニダードが世界の檜舞台に立つ前から、世界王者候補生の一人として知られていた好選手です。

(トリニダードに挑んだ世界王者候補生カー)/ Photo: BoxRec

若き全勝選手同士の対決は、両者がそれぞれの持ち味を出す好試合となりました。比較的静かな初回を終え、2回早々に試合がようやく動き出します。その回開始13秒、カーが放った左フックからの見事な右ストレートでトリニダードが脆くもダウン。打たれ脆いトリニダードはコテンと言った形で尻もちをつくことになりました。しかしそれがトリニダードの反撃の狼煙となり、カーはダウンを奪った何倍以上ものダメージを負わされる事になりました。

(リング中央で対峙するトリニダード(左)とカー)/ Photo: Facebook

3回、4回と回を重なるごとにエンジンの動きが円滑になっていったトリニダード。カーにプレッシャーをどんどんとかけ、4回には右ショートでカーの膝を大きく揺らします。続く5回も同じ展開が続きますが、トリニダードのスムーズなフットワークとバランスの良さには目を奪われるばかりです。

トリニダードのワンサイドマッチになってきたこの試合。7回にはトリニダードのパンチが次々に当たっていきます。カーも必死で抵抗しますが、マウスピースを飛ばされるなど、時間が経つにつれ苦境に追い込まれていくことに。

そして8回、試合は終止符を迎える事になりました。この回の2分過ぎ、トリニダードは右ショートでダウンを奪い返します。そのダウンは一発というより、それまでのダメージの蓄積のためのもの。試合再開後、同じパンチで2度目のダウンを追加したトリニダードはその後の連打でライバルをストップ。前半戦にダウンを喫するも、それを境にまるで目ざまるかのように素晴らしいパフォーマンスを見せるという、いかにもトリニダードらしい勝利を収めました。

まだまだ不安定な部分も見せていたトリニダードでしたが、その能力は確かなもの。この年には一時代前のスピードスター ヘクター カマチョ(プエルトリコ)に大差の判定勝利を収め、タフなヨリボーイ カンパス(メキシコ)に見事な逆転勝利。そして今回の若き実力者カーに快勝するなど、一試合ごとにその存在感を増した一年を見事に締めくくっています。

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あの試合から30年(WBCストロー級:1994年12月10日・その1)

2024年12月10日 05時26分31秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前となる1994年12月10日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCストロー級戦(現ミニマム級):
王者リカルド ロペス(メキシコ)TKO初回70秒 挑戦者ヤミル カラバリョ(コロンビア)

*ロペスのボクシングには、「華麗」や「精密機械」という表現がよく使われます。しかしこの試合に関していえば、「豪快」の一言が妥当でしょう。どんな相手でも常に好コンディションで臨むロペスですが、それはこの試合でも変わることはありませんでした。

(短い時間でしたが、ロペスのコンディションは非常に良さそうに見えました)/ Photo: Youtube

初回1分過ぎ、最軽量級とは思えない右ストレート一発で挑戦者をキャンバスに送ったロペス。主審はカウント中に躊躇することなく試合を止めました。

(ロペスの右はこの直後に放たれます)/ Photo: Youtube

5月にラスベガスの初陣戦で、後のWBO2階級制覇王ケルミン グアルディア(コロンビア)に大差判定勝利を収めたロペス。9月にはまだあどけなさののこる10代のスラチャイ セーンモロコット(タイ)を一蹴。この試合が行われる一月前には、タフなハビエル バルゲス(メキシコ)を見事なボクシングで退けてます。そして今回のカラバリョ戦では目の覚めすような右を炸裂させたロペス。充実した一年を、見事なワンパンチで締めくくっています。

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新たな王者は誕生ならず(WBCクルーザー級:暫定王座)

2024年12月09日 05時39分48秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨日(7日・土曜日)、カナダで行われた試合結果です。
WBCクルーザー級戦(暫定王座決定戦):
ライアン ロジッキー(カナダ)引き分け(1対0:115-113、114-114x2)ヤミール ぺラルタ(亜)

*本来ならこの日、ロジッキーは正規王者ゲボールに挑戦する予定でした。しかしミカエルヤンが、自身のプロモーターであるドン キング氏と契約上の問題が発生したためにロジッキーとの対戦は中止に。代わってロジッキーは、2022年5月に僅差の判定勝利を収めているぺラルタと暫定王座を賭け再び対戦する事になりました。

試合はロジッキーがボディーを中心とした攻撃で攻め、それをぺラルタが迎え撃つ形で終始進んでいきます。左目を大きく腫らしたカナダ人が若干有利と思われましたが、出された結果は二人のジャッジが引き分けとするドロー。ミカエルヤンの留守番役は決まらず仕舞いとなっています。

6月、9月とミカエルヤンとの一戦が決まりながら、そのたびに延期を繰り返してきたWBCクルーザー級戦。業を煮やしたWBCは暫定王座設置を認めましたが、結局は新王者誕生ならず。それはそれでしょうがないというか、結果としては良かったのではないでしょうか。もしミカエルヤンが防衛戦を行えない状態がさらに続くようなら、アルメニア人の王座を剥奪し、ロジッキーとぺラルタによる正規王座決定戦を行うことを義務付けるべきでしょう。

不必要な暫定王座誕生ならなかったクルーザー級。下記は2024年12月9日現在の、同級の王者たちとなります。

WBA:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/防衛回数1)
WBC:ノエル ミカエルヤン(アルメニア/0)
IBF:ジェイ オペタイア(豪/1)
WBO:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デビット ニーカ(Nyika)(ニュージーランド/0)

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三代、2連続TKO防衛に成功(日本ライト級)

2024年12月09日 05時23分05秒 | 日本ボクシング

先週末7日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦:
王者三代 大訓(横浜光)TKO6回終了 挑戦者丸田 陽七太(森岡)

*この試合前までの戦績が17勝(5KO)1敗1引き分けと、非力なテクニシャンというイメージがあった三代。しかし4月に日本王座を獲得して以来、徐々に力強さが増しているようです。

三代が2度目の防衛戦に迎えた丸太は、以前2階級下の国内王座を保持していた実力者。三代はそんな強豪を相手に、得意の左ジャブと絶妙なステップワークで翻弄。挑戦者の目を腫れさせるなどして快勝劇を演じています。

30歳にしてまだまだ成長過程にある事を証明した三代。先月、大激戦の末OPBF(東洋太平洋)とWBOアジア太平洋王座の2つのベルトを統一した宇津木 秀(ワタナベ)との一戦を是非実現させてほしいものです。

下記は2024年12月9日現在の、ライト級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/1)
WBC(暫定):ウィリアム セペダ(メキシコ/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:デニス ベリンチュク(ウクライナ/2)
OPBF(東洋太平洋):宇津木 秀(ワタナベ/1)
WBOアジア太平洋:宇津木 秀(ワタナベ/0)
日本:三代 大訓(横浜光/2)

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あの試合から30年(無冠戦x2:1994年12月8日)

2024年12月08日 05時16分24秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前となる1994年12月8日、米国ニューメキシコ州で行われた試合結果です。
スーパーフライ級戦(10回戦):
WBO王者ジョニー タピア(米)TKO2回2分21秒 元IBFフライ級王者ローランド ボホール(比)

バンタム級戦(10回戦):
ダニー ロメロ(米)初回1分25秒 アンドレス カサレス(メキシコ)

*ニューメキシコ州の首都アルバカーキに、現役の世界王者タピアと、世界王者最有力候補の一人であるロメロが無冠戦のリングでそろい踏み。地元のファンにその雄姿を見せています。

(数年後に拳を交える事になるタピア(左)とロメロ)/ Photo: Instagram

2ヵ月前にWBOスーパーフライ級王座を獲得しているタピアは、元IBFフライ級王者ボホールを安定したボクシングで一蹴。この年の戦績を7勝(6KO)で締めくくることに成功しました。

今回対戦したボホールは、日本のリングにもしばし上がっており、当時のWBCフライ級王者ユーリ アルバチャコフ(協栄)や、後のWBAジュニアバンタム級(スーパーフライ級)王者飯田 覚士(緑)と対戦した経験がある中々の実戦派でした。

(タピアに一蹴されたボホール。腰にしているベルトは当時のIBFベルト)/ Photo: BoxRec

僅か半月前にNABFスーパーフライ級タイトルを獲得しているロメロは、格下を左ボディー一発で仕留めています。8月から毎月試合を行っていたロメロ。1994年の年間成績は9戦全勝で、そのすべての試合をKO/TKOで終わらせています。スーパーバンタム級で活躍するマルコ アントニオ バレラ(メキシコ)と同様に、後は世界戦のリングに立つことを待つ状態となっています。

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今週末の試合予定

2024年12月07日 05時50分50秒 | 世界ボクシング

2024年12月第一週末の主な試合予定です(2024年12月7日から13日まで)。

7日 土曜日
後楽園ホール
日本ライト級戦:
王者三代 大訓(横浜光)対 挑戦者丸田 陽七太(森岡)

ブルガリア
WBAヘビー級戦(レギュラー王座):
王者マヌエル チャー(独)対 挑戦者クブラト プーレフ(ブルガリア)

カナダ
WBCクルーザー級戦(暫定王座決定戦):
ライアン ロジッキー(カナダ)対 ヤミール ぺラルタ(亜)

プエルトリコ
IBFスーパーライト級戦:
王者リアム パロ(豪)対 挑戦者リチャードソン ヒッチキンス(米)

米国アリゾナ州
WBOスーパーフェザー級戦(王座統一戦):
王者エマニュエル ナバレッテ(メキシコ)対 暫定王者オスカル バルデス(メキシコ)

WBOフェザー級戦:
王者ラファエル エスピノサ(メキシコ)対 挑戦者ロベイシー ラミレス(キューバ)

 

10日 火曜日
後楽園ホール
日本ライトフライ級戦:
王者川満 俊輝(三迫)対 挑戦者大橋 波月(湘南龍拳)

 

12日 木曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級戦:
王者中嶋 一輝(大橋)対 挑戦者辰吉 寿以輝(大阪帝拳)

日本ウェルター級戦:
王者セムジュ デビット(ウガンダ/中日)対 挑戦者小畑 武尊(ダッシュ東保) 

 

13日 金曜日
米国フロリダ州
WBAバンタム級戦(暫定王座決定戦):
アントニオ バルガス(米)対 ウィルソン ゲレロ(ニカラグア)

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