去る5月8日(金)に、能勢電車に乗ってきました
実を言うと、私は、能勢電車に乗るのはこれが初めてでした。(今まで一度も乗ったことが無かった!

)
阪急宝塚線で川西能勢口まで行って、能勢電車に乗り換えました。
まず、川西能勢口から日生中央まで乗り、すぐに折り返して、山下で乗り換えて妙見口へ至り、のせでん全線乗車を果たした次第です。
そのあと、時間的には厳しかったのですが、せっかくなので妙見山へ足をのばし、ケーブルカーとリフトにも乗ってきました
以下、当日の画像を貼っておきます。

↑5月8日(金)、午後2時半すぎの日生中央駅前です。
この日はスタートが遅く、京都南部の自宅をちょうど昼頃に出発してやって来ました。
学研都市線の電車で北新地へ出て、梅田から阪急宝塚線で川西能勢口へ行き、そこから能勢電車に乗って日生中央へ着いたのが、この時刻でした。

↑日生中央駅、入口。

↑能勢電車のホーム駅名標のデザインは、個性的やねー

阪急電車の駅名標とはずいぶん趣きが違っています。

↑私は乗らなかったけれど、こういう色の電車も走っていました。
青と白のツートンは、昔の能勢電車の車両「50形」の塗装を再現したものだそう。
この車両自体は元阪急2000系で、能勢電としては〝1500系〟という形式で運用されています。

↑能勢電で使われている車両は、阪急電車のおさがりです。
以前は、能勢電オリジナルの塗装が施されていた時期がありましたが、現在は、一部の車両を除き、基本的に〝阪急のまま〟の色で運用されているのですね。
車体に付いている「のせでん」のマークが無かったら、阪急電車と見分けがつかないかも…

↑山下にて。
日生中央から山下まで戻った私は、ここで妙見口ゆきの電車に乗り換えました。
山下から妙見口へ向かう電車は、なんだか風変わりな塗装色(色合い)の車両でした。特別塗装の車両やね。
帰宅後にインターネットで調べてみたら、昔の能勢電車の車両「1形」にちなんだ塗装色だそうです。緑っぽい色ですが、なんか不思議な色合い

これも、車両自体は元阪急2000系で、能勢電としては1500系シリーズの一員。

↑終点の妙見口に到着しました。ちょうど午後3時ぐらいに着きました。
山下からもともと乗客が少なかったところへ、途中駅でみんな降りてしまったので、最終の妙見口まで乗ったのは私ひとりだけでした。
でも、妙見口のホームには大勢のヤングたちが待ち構えていて、折り返し電車はすぐさま座席が埋まってしまう賑わいぶりでした。
ヤングはみんな私服姿だったけど、中学生か高校生か…。遠足かハイキングに出かけた帰り道だったのでしょう。そんなふうに、私には見えました。

↑妙見口の駅前。
せっかくここまで来たので、
妙見山へ登ってきました

↑只今、時刻は午後3時を過ぎたところ…。今から山へ登るのは〝遅すぎる〟かなと思いましたが、せっかくここまで来たので、登ってみようと思います。
妙見山へは「ケーブルカー」で登っていけるのですが、ケーブルカーの乗り場は、能勢電車の妙見口駅から案外離れています

てくてく歩いて20分ほどかかりました。いい運動になりますが、道中、思いのほか、道案内の表示が少なくて、道順が合っているのか不安になりました。
この画像は、数少なかった道案内標識のポイントにて。花折街道っていうんですね。道祖神が可愛い。

↑ケーブルカーの乗り場にたどり着きました。「妙見の森ケーブル」という名前なんやね。

↑ケーブルカーの往復きっぷ。
最上段には「能勢電鉄」の文字が入っており、このケーブルカーも能勢電の一員であることが分かります。

↑ケーブルカー車両。

↑ふもとの黒川駅を15時40分に発車するケーブルカーに乗りました。
乗客は私ひとり。ぐんぐん登って行きます。

↑中間点。対向車両とすれちがい。

↑山上駅に着きました。午後3時45分。
さらにこの先へ、リフトが運行されているそうなので、それにも乗ってみようと思います。
「きょうはケーブルカーは午後5時までの運行ですから、お帰りの時刻、気を付けてください」
と、ケーブルカーのスタッフが声を掛けてくれました。
ちゃんと覚えておかないとだめだな。最終ケーブルに乗り遅れたら、歩いて下山することになる…


↑ケーブルカー山上駅からリフト乗り場まで、5分ほど急な坂道を登りました。(この区間にもリフトが要るだろ…

)(←おっさんの声)

↑リフト乗り場(ふれあい広場駅)にたどり着き、往復きっぷを買い、乗りました

午後3時50分撮影。
「きょうはリフトは午後4時30分までの運行ですから、気を付けてくださいね」
と、ここでもスタッフさんに声を掛けてもらいました
あんまり時間が無いですなぁ。こんな時間からやって来る客なんて、普通はいませんわな

↑天気がよくて、青空がきれいでした。

↑木々のトンネルのなかをくぐり抜けていく箇所もありました。清々しい気分になりました

↑…っていうか、このリフト、めっちゃ距離が長いですわー


「

どこまで登って行くねん

」って。

↑リフト終点(妙見山駅)に着きました。ホンマに山の上ですね。
リフトの乗車時間は12分~13分だったと思います。片道10分以上かかるリフトです。

↑この先に、日蓮宗霊場・能勢妙見山があるのだそう。
山のてっぺんの、すごいところにあるんやねぇ。

↑周辺の観光案内図。

妙見山駐車場っていう文字も見えますね。
「

なんだ、妙見山ってクルマでも登って来られる場所なのか

」

↑リフト終点(妙見山駅)のそばに、お社がありました。大黒天さまが祀られているようでした。
リフトの運行終了時刻が迫っているので、私はこのお社にだけお参りして、引き返すことにしました。

↑妙見山駅での滞在時間は5~6分っていうところで、再びリフトに乗って、ふれあい広場へと下りました。
なんだ、これは…

↑ふれあい広場にて、シグナス森林鉄道なるものを発見!
平日は稼働しないとのことで、残念ながらこの日はその勇姿を見ることはできませんでした。
土曜や休日に動くんやね。記念撮影用のパネルの日付も、すでに、あすの土曜日(5月9日)に設定されていますね。

↑きちんとカバーがかけられて、しっかり保管されていることが分かります。

↑なかなかの、ヘアピン・カーブ…。
では、帰ります

↑ふれあい広場をあとにして、坂道を下ってケーブルカーの山上駅へ。

↑山上駅16時40分発のケーブルカーに乗って、下山しました。(午後5時の最終便のひとつ前に乗ることができました)
ふもとの黒川駅に着き、そこからまたテクテク歩いて、能勢電の妙見口駅まで戻りました。

↑妙見口駅にて。

↑能勢電の車内。
この日は、どの電車も、窓がちょっとずつ開けられていました。山あいの涼しい風が吹き込んできて、車内も気持ちよかったです。クーラー要らんねぇ

ロングレールじゃないので、走行中は線路のジョイント音もよく響き渡って、なんだか懐かしい気分になったひとときでした。

↑妙見口から山下ゆきに乗って、山下で乗り換えて川西能勢口へ、そして阪急宝塚線へ…と、電車を乗り換えまくって帰ってきました。
乗り換えの回数が多いぶん、かなり〝奥深い〟印象を受けた能勢電車の旅でした。