9月15日(火曜日)、近鉄あみま倶楽部アプリの散歩ウォーク。
伊勢参宮本街道<パート4>「ならまちから帯解コース」を歩きました。
↑てくてくまっぷ「ならまちから帯解コース」。
てくてくまっぷは、近鉄電車ホームページからダウンロードできます。
◎このコースのチェックポイント(デジタルスタンプ地点)
1,近鉄奈良駅
2,奈良市ならまち格子の家
3,帯解寺(おびとけでら)
4,市場自治会館
5,天理駅
9月14日に伊勢参宮本街道<パート3>(富雄→奈良)を歩いた私ですが、勢いづいて、翌9月15日に、続く<パート4>を歩きに出かけました。(なんと、熱心なこと…
)
「1泊2日で出かけたのじゃ、ないよ。いっぺん帰宅して、翌日また奈良へ出向いた」
「分かってる。読者のみなさんも、きっと分かってるはず
」
伊勢参宮本街道ハイキング<パート1>・<パート2>・<パート3>では、大阪から西へ西へと奈良市街まで進んできたけれど、ここから先のコースは「南へ」進路が変わります。
<パート4>は、近鉄奈良駅から南へ向かって天理駅まで、約10kmのコースです。
てくてくまっぷを見ながら〝コース予習〟をしていたら、
「この道も、以前に歩いたことがあるな…」
と、気が付きました。
この道とは、猿沢池(さるさわいけ)から南へ、帯解・天理方面へ〝ほぼまっすぐ〟続いていく道です。
私は、昨年(2019年)12月に、この道を歩いて通りました。
そのときは、近鉄郡山駅から帯解経由で奈良公園・若草山まで散歩しました。(ブログにも書きました)
今回、猿沢池から帯解までの区間は、そのときの逆コースを歩みます。
そこから先、天理まで歩くのは、初めてです。
9月15日(火曜日)
↑毎度おなじみの〝午後からスタート〟です。
近鉄電車で奈良まで行きました。
↑電車の終点、近鉄奈良駅に着きました。
午後1時をまわってから自宅出発したので、奈良へ着いたのはもう午後2時近く
↑近鉄奈良駅前。
前日(9月14日)のゴール地点が、きょう(15日)のスタート点です。
きょうは、ここが第1チェックポイントです。
デジタルスタンプを受信しました。
↑13時57分、近鉄奈良駅前からスタート
まず、ひがしむき商店街を少しだけ歩いて、興福寺のほうへ抜けていきます。
「
ほんまに、もう午後2時やんか
今から天理まで歩けるん? 時間大丈夫か?」
「天理まで約10kmだから、大丈夫や
」
↑興福寺五重塔が見えます。きょうは天気がいいです。
↑興福寺、南円堂(なんえんどう)。御詠歌では「南圓堂(なんゑんだう)」
西国三十三か寺の第九番です。私もお参りしたことがあります。
↑南円堂から階段を下ると、猿沢池です。
↑14時04分、猿沢池です。(読み:さるさわいけ、又は、さるさわのいけ)
↑猿沢池のそばから、南へ向かって伸びる道。(画面奥へと続く道)
きょうは、この道を歩きます。帯解までは昨年12月に歩いた区間を逆行していく格好。
途中で若干の曲折がありますが、概ね、まっすぐ南を目指していく道です。
↑道祖神のお祀り。神社かな?
「上ツ道(かみつみち)、伊勢街道」とあります。
↑ならまち(奈良町)と呼ばれる界隈です。
ふらっと散策するだけで心が落ち着くような、趣のある通り道です。
今の感覚で言うと、「自動車1台通るのもキツい道幅やな~」という感じですが、
この道が、昔から人々が往来した街道です。
↑14時15分、奈良市ならまち格子の家に着きました。
ここは、奈良市が運営する「ならまち格子の家」という観光施設です。
奈良町に残る〝町家〟が再整備され、伝統的な町家建築の空間様式に触れることができます。
入口に職員さんがおられます。見学は自由で、入場無料です。
くつを脱いで、家の中へあがることができます。2階へも上がれます。
そして、ここは第2チェックポイント。
建物見学に夢中になると、スタンプ獲得を忘れてしまうので、気を付けよう
↑ならまち格子の家、見学。
『ご自由におあがりください』です。畳のお部屋へ、自由に上がれます。
↑ならまち格子の家、見学。
中庭みたいなのがあって、建物の奥へ続く廊下みたいな…。(何て言うねん、こういう通路)
廊下を進んで、奥の部屋も見学できます。リフォームされていて、展示室になっていました。
↑ならまち格子の家、見学。
これは2階から写しました。
街道に面した方角は、2階も〝格子造り〟になっているんやね。
↑さっと見学を済ませて、忘れずにスタンプも獲得
14時20分、ならまち格子の家を出発して、また歩き出しました。
↑バス通りの交差点に出ました。横断歩道を渡って、さらに南へ進みます。
ここまで歩いてきたエリアが「ならまち」と呼ばれるそう。
てくてくまっぷには、この交差点で『ならまち終り』と書いてあります。
↑上街道(かみかいどう)。さきほど見た、上ツ道(かみつみち)と同じことらしい。
江戸時代には、伊勢街道(伊勢参詣の道)の一部として往来があったと書いてありますね。
↑次のチェックポイントは、帯解寺(おびとけでら)です。
ひたすら、黙々と、この道を歩いて行くのみ。
↑道沿いに、小さな川が流れている風景。いい風景やね。
↑道の両側が田んぼや畑の区間と、集落の家並みを抜けていく区間とが、交互に出てきます。
道は、これぐらいの道幅でずうっと続いていきます。
そんなに広い道ではないけれど、クルマの通行は、案外あります。気を付けて歩こう。
↑稲穂が、すこし色づいてきているようでした。
稲穂の向こう、画面を横切る電線や電柱のところはJR万葉まほろば線(桜井線)です。
そして、画面右のほう、遠くに見えるのが生駒山です。
↑途中で見かけた、古い看板。
「これも、江戸時代とか、街道だった頃の名残なのかなぁ?」
「なんちゅうぼけやねん…
」
↑地蔵院川という川に沿っていく。
↑帯解(おびとけ)の町に入りました。
↑15時00分、帯解寺(おびとけでら)の門前に到着
近鉄奈良駅からほぼ1時間。
↑帯解寺(おびとけでら)にお参りしました。
ここは「安産祈願」のお寺として、大変有名です。ご利益があるのだそうです。
この日も、他県ナンバー車でお参りに来られている方が複数おられました。
私は、散歩道中の安全を願いました。(←
効くの?)(
効くだろ?)
「だって、安全祈願のお寺さんでしょう?」
「あんざんや
」
そして、ここは第3チェックポイントです。スタンプ獲得!
↑15時08分。JR帯解駅。
てくてくまっぷから少し外れて、駅前に立ち寄りました。テツの表敬訪問です。
「でも、きょうは近鉄のハイキング企画なのでJRには乗りませんけど…、って心の中でな
」
「そんなお断りは、要らんだろ
」
↑帯解駅前にて。
長時間駐車お断りの看板がありました。文言が面白いと思いました。
「そういう理由で…
」
↑帯解をあとに、天理へ向かいます。
ここから先は、初めて歩く区間です。
↑田んぼのそば(畔)に、ヒガンバナ。
稲穂も色づき始めるし、もう、そんな季節ですね。
ちょうどこの付近で、奈良市から天理市へ入りました。
↑歴史を感じる家並み。街道らしさを実感。
↑楢神社(ならじんじゃ)。
↑15時40分、市場自治会館。(いちば自治会館、と読んでいいのかな)
この付近は、古くは、交通の要衝・流通の中継地として栄えた土地だそう。
JR櫟本駅(いちのもと)からも近い場所です。昔から大きな町だったんやね。
この、市場自治会館が、第4チェックポイントです。
自治会館前という渋いチェックポイントです。スタンプ、ゲットー!
↑市場自治会館の前に、「馬出」の町並みについての立て札(解説)があります。
地域の歴史を知ることができ、勉強になります。
ここから少し東へ進むと、「馬つなぎ」の遺構が残る旧家があるみたいです。
↑市場自治会館の先で、西名阪自動車道をくぐりました。
↑蔵とかあって、大きなお家が建ち並んでいました。
この街道の歴史と、当時の賑わいが感じられるようです。
↑15時50分。道路そばに立つ御神木。
古くから、街道を行く人々を見つめ続けてきた御神木なのでしょう。
↑天理の町へと入っていきます。
15時53分、天理教の「詰所」と呼ばれる施設が建ち並ぶなかを歩いていきます。
↑道路沿い、右も左も「詰所」の建物です。
↑16時02分。
駅前の通り(天理駅へ通じる道路)に出る。ここを右折します。
天理駅は、すぐそこです。
↑正面に天理駅があります。(写し損ないました。お弁当の旗が、存在感ありすぎる
)
天理駅は、近鉄天理線とJR桜井線と、同じ場所に駅があります。
16時06分、きょうのゴール・天理駅に到着しました。
「着いたー
」
↑最後は、駅前交差点の〝地下道〟を通って、天理駅前に到達。
地下道から階段を上がったら、そこは近鉄天理駅の改札口前だったので、
勢い余って、そのままサッと改札口を入ってしまいました。
「あっ! 天理駅の建物正面から、写すの忘れた…
」
駅建物(正面)の画像1枚、欲しかったなぁ。
ゴール地点・天理駅の建物画像が無くて決まりがわるいですが、ウォークは無事完了です。
最後に、ここ天理駅が、第5チェックポイントです。
こういうとき、気が抜けてスタンプを忘れがちなので要注意。(私だけか)
デジタルスタンプ獲得して、本日も5つコンプリート
↑天理駅から、近鉄電車で帰宅しました。
今回は、伊勢参宮本街道<パート4>「ならまちから帯解コース」を歩きました。
近鉄奈良駅から天理駅まで、コース距離約10km。所要2時間10分。1万3500歩でした。
◇ ◇ ◇
伊勢参宮本街道のハイキングコースについて、今後の展望ですが…。
近鉄が発行している「てくてくまっぷ」は、この先、<パート5>と<パート6>まであります。
<パート5>は天理駅から大和朝倉駅まで。<パート6>は大和朝倉駅から榛原駅まで。
これらの「てくてくまっぷ」は、すでに以前から発行されています。
ただし、<パート5>と<パート6>のコースは、今の時点では、まだ「あみま倶楽部アプリ」のデジタルスタンプ配信に対応していません。いずれそのうちに、あみまアプリ対応のコースになると思うので、そうなったときに私も歩こうと思っています。
榛原から先へ… が気になりますが、伊勢参宮本街道は榛原付近(宇陀市)から先へ進むと近鉄大阪線からだいぶん離れていってしまうみたいやね。なので、恐らく、近鉄としては榛原駅から先のハイキングコースを作成するつもりは無いのだろうと思います。現地への往復に近鉄電車を利用してもらえないエリアにまでハイキング企画を展開しても、近鉄には意味無いものね。
たぶん、伊勢参宮本街道シリーズは<パート6>の榛原駅までだと思います。
最終的に伊勢神宮までハイキングするという目的ではなく、近鉄沿線エリア内で楽しめる伊勢本街道のハイキング、という捉え方で理解しておきたいと思います。