「…ような気がしたので、行ってきた
」
「お前には、何が聞こえたんや…
」
◆ ◆ ◆
6月9日(日)
暗峠ウォーキング (ダンポポ 令和初)
枚岡→暗峠越え→宝山寺→生駒山上、歩いてきた
おととい6月9日(日)の午後、出かけてきました。
近鉄電車で枚岡まで行き、ウォーク開始しました。
↑13時28分。枚岡駅前です。この駅には区間準急と普通(各駅停車)が止まります。
ここからウォーキングを開始しました。歩数計スイッチ・オン!
↑枚岡駅から少し歩いて、国道308号線が近鉄ガードをくぐるところ。
↑13時34分。急坂の「のぼり口」地点。(ここから始まる急勾配
)
車両進入禁止(自転車を除く)標識の道路を、まっすぐ、画面奥のほうへ進みます。
ちなみに、この地点の標高は56mぐらい。
以下、文中の「標高の数値」は、国土地理院の『標高がわかるweb地図』を参考にしました。(*^^*)
以前、私が暗峠ウォークをした時は、まず、近鉄瓢箪山駅やJR四条畷駅からこの地点まで歩いてきました。
でも今回は、すぐ近くの枚岡駅から歩き始めたので、そういう前段部分〝ウォーミングアップ〟が欠如しています
「枚岡駅からここまで5分。まだ600歩ぐらいしか歩いてへん…
」
「準備運動、全然やん
大丈夫かいな?
」
まあ、大丈夫やろ。急坂、頑張ってのぼります
さあ、行くでぇー
↑いきなり始まる急勾配。気合を入れて挑んでも、たちまち息が切れます
↑13時39分。「椋ケ根橋北」ポイント。
↑画面右端、石塔みたいなのが建っています。「歴史の道 暗越奈良街道」と文字が刻まれています。
暗峠を越えて行くから「暗越」(くらがりごえ)と言うのかな。この「暗越奈良街道」っていうのが、古くからの街道名だそう。
この街道のルートは、現代的には「国道308号線」です。
↑13時42分。お寺のそばを通ります。
↑13時44分、赤色の橋があるところ。ここは、ひと休みできるポイントやね。左手に枚岡公園です。
↑画像に、私が勝手にラインを加えてみました。
青い線がほぼ平坦です。オレンジ線が308号線(坂道)の路面をなぞったライン。
勾配のようすが伝わりますかな(?)
↑道しるべ。ここには「暗
越-」ではなく「暗
峠奈良街道」と書いてありますね。
↑13時49分。このあたりに行場があるみたい。
↑13時52分。振り向くと、遠く〝下界〟に、大阪方面の街並みが見えていました。
こうして足を止めて、ふりむいて、カメラで風景撮影するのも、実は「休憩」なのです。
たとえ10秒でも足を止めたら、ちょっとだけ力回復! 休み休み… しながら一歩ずつ前進します。
↑13時53分、朱色の鳥居があるところ。ここも、ひと休みポイント
すぐ近くには不動明王さまもまつられています。
↑ずうっと急勾配が続きます。ゼェゼェ
ハァハァ
言いながら、歩きます。
一歩一歩を踏み出すテンポが、スローモーションみたいな動きになっていく …ような気がします。
↑13時56分。急勾配の感じが伝わるかな?
↑前方に見えてきたカーブ付近が、最もきつい勾配だと言われる地点です。
↑14時00分。ここが最急勾配ポイントです。
自動車や自転車だったらココで止まるわけにいかないだろうけれど(
)、歩行者は立ち止まってみるのもアリやね。(
車両接近に注意)
先ほどからの画像でも同じだけど、なかなか…、こういう画像では〝急勾配っぷり〟が伝わらないかなぁ。
前へ進むには、とにかく、足を踏み出すしかない。急坂なので、自分の体もおのずと前傾姿勢になります。
前かがみの姿勢で、両手はそれぞれ両ヒザを握るというか、両ヒザに手を突くような恰好で、必死に一歩一歩 足を踏み出します。
「もうバテバテやんか
」
「それがええんや。それが、暗峠なんや!」(個人の感想です)
「なんか、変態…
」(個人の感想です)
「こら
」
↑14時05分。弘法大師のお堂(祠?)のところ。
無事に急勾配区間を抜けました。この祠のところまで来たら、勾配が断然緩やかになります。
↑14時15分、石畳区間に入りました。峠の茶屋も見えてきた。
↑14時15分。暗峠に着きました。
大阪府と奈良県の府県境です。標高455m。枚岡駅から約400m登ってきたことになる。
今回は、ここでは休憩なし。そのまま奈良側へ下ることにします。
↑暗峠から奈良方面の風景を眺める。
眼下に見える街並み、手前が生駒谷、奥のほうが奈良盆地 …でいいかな? 全部ひっくるめて奈良盆地というのかな。
308号線も、暗峠から南生駒まではひたすら下りだけど、南生駒から先(奈良方面)にはもうひとつ峠があって、登り返しがあるものな。
暗峠から眺めると、そういう地形が一目瞭然ですね。おもしろい
↑
棚田ですね。きれいです。
ここからは、急坂をどんどん下っていきます。
↑14時35分。
下っている途中、分かれ道の箇所があります。(ここは標高270m。暗峠から180mほど〝降下〟した地点です)
過去、暗峠ウォークのとき、私はいつも南生駒駅のほうへ進んでいました。
今回も南生駒へ下ることを念頭に ここまでやって来たけれど、いざ この場へ着いて、急に気が変わりました。
「進路変更! きょうは、宝山寺・生駒駅方向へ進んでみるか
」
↑宝山寺(ほうざんじ)方面へ進みます。
生駒山の中腹に沿いながら、北へ進む、という感じかな。
山の中腹をたどっていくので、道は下り一辺倒ではなく、アップダウンを繰り返しながら進みます。
↑14時57分。
急遽進路変更した地点から20分ちょっと 歩いてきた。ここでまた分岐点。
左が宝山寺方面、右が生駒駅方面。運命の分かれ道か
私もその場で、スマホのマップ画面を見て位置確認を試みたのだけれど、いまいち、現在地が分からん。わしはどこにいるんだ
GPSっていうの、ちゃんと作動しているのか? 私はよう分からん。
まだ時間はあるので、急いで帰ることはありません。私は宝山寺方面の道を登ることにしました。
↑15時05分。
分岐点から宝山寺方面へ。まもなく、宝山寺の参道に出ました。
↑生駒山上駅 1.5km、と書いてありますね。行ってみるか?
↑15時10分。宝山寺の近くにある案内図。ここは標高360mぐらい。
「確かに、生駒山上まで歩いて行けるわけやな。(=登山道がある)」
↑「どうしようか?」 と、もう一度思案して…、この際だからと心を決めて、生駒山上まで登ってみることにしました。
「また山道を登るのかいな
」
↑生駒ケーブル線(山上線)に沿って通じている登山道です。
生い茂る草木の向こうを、ケーブルカーが通っていきました。
↑梅屋敷駅のそば。踏切をケーブルカーが通過します。
↑近鉄電車の駅です、梅屋敷
Station number,Y19.
↑15時17分。
ケーブル線に沿う登山道だけあって(?)、なかなかの急登です。めっちゃしんどい~
↑15時26分。
途中で休憩しながら、黙々と登りました。
日曜日ということもあってか、下山の人とすれ違う場面も幾度かありました。ひっそりした山道だけど、人通りはあります。
↑15時28分。
この期に及んで、階段
「
どこまで登らせるんだ
」
さらにその先、まだ階段が続いていました。たまら~ん
↑15時31分。
時間的には わずか数分の階段上りなんだけど、けっこうバテました。
急登からの、ラストは階段 …って、しんどいわー。
山上駅っぽい建物が、見えてきました。この坂をのぼったら、到着やね。
↑15時33分。生駒山上駅に着きました。標高625m。
歩いて登ってきたぞ
と、自分自身で感激
↑生駒山上駅のまえが、生駒山上遊園地。
入園料はありません。のりもの遊具に乗るときは有料です。
園内への立ち入りは自由、無料。
↑遊園地の敷地内に生駒山のてっぺん(頂上642m)がある…、らしいことが、帰宅後にインターネットで調べてみたら分かりました。
てっぺんは、汽車の のりもの遊具があるところ、だそう。
それを事前に調べて行けば良かったけど…、まあ今回は、急遽進路変更したことから 結果的に生駒山上へ到達したわけなので。
またこんど生駒山へ登るとき、てっぺんを、しっかり確認しようと思います。
↑15時45分、生駒山上駅前から下山をはじめました。もちろん歩いて下山です。いま来た道を下っていきます。
↑途中の休憩所。屋根とベンチがあります。さっき、登るときもここで休憩した。
下りもここで休憩して、シャツを着替えました。
↑16時06分、梅屋敷駅のそばまで下ってきました。
せっかくなので、駅の見学に立ち寄りました。
↑梅屋敷駅です。
券売機や、改札機など、何もありません。
ホーム入り口は階段で、ホーム自体も階段状。ケーブルカーの駅です。
↑運賃表。ケーブル線区間だけの運賃表示です。
ここから乗車したら、宝山寺駅か生駒山上駅で下車するときに運賃を支払う(きっぷを買う)みたい。
↑あじさいとケーブルカー。
これは下山の「直行」でした。梅屋敷には止まらず、ガーガーとケーブルを響かせながら下っていきました。
このあと、宝山寺から参道階段を下って、生駒駅まで歩きました。
生駒駅前へは16時35分ごろ到着。(ちなみに生駒駅前は標高147m)
そこからは近鉄電車で帰りました。
ラストの場面、今回は〝下るだけ〟だったけれど、生駒駅から宝山寺までの参道(階段)は、登ったら結構ハード
かも… と思いました。
参道なので
信仰の道でしょうけれど、体力づくりにも有効…というか、「登りウォーク」の鍛錬には適しているかも。
また機会があれば、生駒駅から生駒山上までズバーッと〝通し〟で登ってみたいと思います。機会があれば。
☆まとめ☆
枚岡駅からウォークを開始して生駒駅へたどり着くまで、約3時間の散歩でした。(途中、ちょこちょこ休憩した)
およそ1万7000歩。のぼり坂、くだり坂、階段、が多かったので疲れました。
※参考資料: 標高(m)の数値は、国土地理院「標高がわかるweb地図」を参考にしました。