福岡県を走る、西鉄(西日本鉄道)の8000形電車が、今後数年のうちに引退するのだそう。
『
もう引退してしまうの? 早すぎないか…
』
と、私は思ってしまうけれど。
↑西鉄8000形。(再掲画像。以前、紫駅を訪ねたときに写したもの)
西鉄8000形は1989年(平成元年)にデビューした車両で、福岡天神~大牟田間の「特急」に運用されています。(西鉄特急は、特急料金不要
)
JR九州の783系ハイパーサルーンを意識した(…のかどうか知りませんが)、先頭車両の正面窓が大きく、客席(車内)から運転席越しに前面風景を楽しめる、なかなか本格的な〝展望電車スタイル〟になっているのが特徴です。
ちなみに、平成元年にデビューした他社の新型電車を挙げてみると…、
関西の鉄道会社では、JR西日本221系、京阪8000系テレビカー、阪急京都線8300系、などがそれに該当します。(=登場初年が平成元年)
近鉄21000系アーバンライナー(現在はアーバンライナーplus)は1988年(昭和63年)のデビュー。1年違いだけど、これも似たような時期ですわ。
関西では、そうした〝同世代〟の車両がまだ元気に活躍しているので、それを思うと西鉄8000形の引退発表は早すぎる気がします。
ネットの情報などを見ていると、西鉄8000形は、すでに走行距離が結構〝伸びている〟という事情があるのだそう。
デビュー以来、効率よく車両運用されてきた、ということなのかな。(毎日、朝から晩までフル稼働していたんかな?
)
運用年数の割には、すでにかなりの距離を走っているのですね。
そういう事情もあって、西鉄では、8000形を引退させるという判断をしたみたいです。
◇ ◇ ◇
「走行距離が伸びているから、リニューアルをしても継続使用は難しい…」と言われればそれまでですが、
ユニークなスタイルの電車だし、内装も野暮じゃないし、なんか、あっさり捨ててしまうのはモッタイナイ気もします
西鉄線内では、ほかの運用方法は無いのかな? 閑散区間の普通電車に8000形を使うとか。
或いは、西鉄を離れて、他の鉄道会社に移籍するというプランとか。
西鉄8000形、阪急電鉄に移籍するとか、どうやろ?(
はぁ?)
『
なんで阪急やねん
阪急が他社から車両を譲り受けるなんて、有りえへんやろ
』 …ってか。
車体の寸法的に、阪急線も走れるんだったら、嵐山線用の電車に使ってみるとか、ええのんとちがうかな。
6300系よりは、西鉄8000形のほうがはるかに〝新しい〟でぇ
それとか、気合入れてリニューアルして、展望席付きの「京とれいんⅡ」を仕立ててみるとか…
「京とれいん」だったら運用が限定されてるし、走行距離が伸びていても、ちょっとぐらい大丈夫なんとちゃう?(←発想が軽すぎるやろ)
または、阪神電鉄が西鉄8000形を譲り受けて、阪神なんば線で運用するのも面白いかもしれません。
福岡から移籍してきた電車ということで、方言に引っかけて、「難波しよっとれいん
」と名付けるのです。(やめなさいって
)
休日など運転日限定で、山陽姫路~大阪難波間を結ぶスペシャル直通特急を設定し、<難波しよっとれいん> って呼ぶ。どうやろか?
冗談です。九州のみなさん、ごめんなさい
西鉄8000形みたいな流線型(非貫通)の車両は、地下線区間に乗り入れるのが難しいんでしたっけな
やっぱりだめか
テツの独り言、失礼いたしました。
◇ ◇ ◇
私は、下関で過ごした学生時代に、西鉄電車に乗りに出かけて、8000形にも乗車したことがあります。
それっきりですわ。
一昨年に紫駅へ行ったとき、8000形を何度も見かけたのですが、そのときは乗らずに帰ってきてしまいました。
こういう展開になるんだったら、乗ってきたら良かったなぁ…