おととい11月21日(日)、近鉄特急「ひのとり」に乗って名古屋まで行きました。
名古屋に着いたあとは、折り返して、近鉄電車で京都府へ帰ってきました
以下、名古屋からの帰り道に写した画像を貼ります。
↑再掲。近鉄名古屋駅の改札口。
「ひのとり」で名古屋へ着いた私は一旦改札口を出て、こんどはICOCAをタッチして改札を入りました。
↑名古屋からの折り返しは、特急ではなく〝普通電車〟に乗ろうと思います。
13時31分の伊勢中川ゆき普通電車。これに乗ります。
「<ひのとり>で13時05分に名古屋へ着いたばっかりやろ? 13時31分で、もう帰るん?」
「うん。名古屋には何も用事が無いので」
↑1番線で発車待ちしている、13時31分発の伊勢中川ゆき普通電車。
車両ナンバー「1111」号車です。ゾロ目~
3両編成、ロングシート、トイレ無し。ふつうの通勤型電車やね。
名古屋から伊勢中川まで78.8km・所要2時間16分の〝各駅にとまる旅〟です。
なお、当ブログでも以前に、読者から指摘を受けたことですが…、
名古屋線系統の近鉄電車では「各駅停車」という言い方をせずに「普通電車」と呼びます。
今から私が乗るのは、
伊勢中川ゆき普通電車です。
↑乗降ドア横に広告付き。結構目立っています。
京都線では見ない広告です。名古屋線沿線にあるLPガス会社だそう。
↑乗り込むと、いつも乗っている京都線の雰囲気と変わりありません。
日曜日の昼下がり。名古屋ターミナルとはいえ、普通電車に乗ってくる客は多くなかったです。
定刻13時31分に発車しました。
さっき乗った「ひのとり」とは雲泥の差!?ですが、「
行くぞ、伊勢中川まで全駅停車!」
↑八田(はった)付近にて。高架線から街並みを眺めながら進みます。
名古屋を出て数駅は、駅間距離が短めです。
↑伏屋(ふしや)。ナンバリング「E06」。
始発の近鉄名古屋駅が「E01」です。順番に数字が大きくなっていきます。
↑13時44分、戸田で80000系とすれ違いました。
時刻的には名古屋ゆき「ひのとり」(営業中の列車)ではなさそう。回送列車かな。
↑蟹江(かにえ)で4分停車して、宇治山田ゆき急行と接続しました。
急行は普通よりも10分遅く名古屋を発車して、最初の停車駅・蟹江で普通に追いつくダイヤです。
京都線の新田辺で見られるのと同様の、普通・急行の緩急接続シーンです。
↑電車がいっぱい止まっている車両基地。富吉検車区の車庫です。
13時53分に富吉(とみよし)に着きました。
↑富吉の駅で他の乗客はみんな降りてしまい、車内がガラ~ンとしました。
検車区があるだけの駅かと思っていたけど、富吉って乗降が多くて大きな駅なんだなぁ。
↑弥富(やとみ)でも、待避線に入って4分停車。
鳥羽ゆき特急<アーバンライナー>が通過していきました。
80000系<ひのとり>がレギュラーになったことで、<アーバンライナー>は名阪以外にも展開中
名古屋~伊勢(名伊特急)の運用に<アーバンライナー>が結構使われています。
↑弥富から次の長島まで、駅間3.4km。途中で木曽川を渡ります。
並行する国道の橋を突き抜けて、遠く(画面奥)に遊園地ジェットコースターらしきものが見える。
ナガシマスパーランドですね。スチールドラゴンっていうやつかな。
↑木曽川を渡ったところで〝白い電車〟とすれ違い。アーバンライナーです。
これは、五十鈴川から走ってきた、上り名伊特急。
↑14時05分、長島に停車。
↑長島から次の桑名まで、駅間4.2kmです。このあたりは駅間距離が長めです。
この区間では長良川・揖斐川を一気に渡ります。近鉄線で一番長い鉄橋です。
前方から、名古屋ゆき急行が接近。
↑桑名を過ぎて3駅目の、川越富洲原(かわごえとみすはら)で待避線に入って4分停車。
14時20分ごろ、大阪難波ゆき特急「ひのとり64列車」が駆け抜けていきました。
「この<ひのとり>は名古屋14時00分発。富洲原まで約20分で到達するんやな
」
↑14時32分、四日市に着きました。名古屋出発からほぼ1時間です。
その後、途中駅から乗ってくる客がいたけれど、四日市に着くと乗客はみんな降りていきました。
四日市で下車する人や、急行に乗り換える人たちです。
この普通電車に乗り続ける人は少なかった。
↑四日市では13分間停車し、急行と特急に先を譲ります。
急行・特急からの乗り換え客が加わって、わが普通電車の乗客も回復
先に松阪ゆき急行が出ていき、その4分後に賢島ゆき特急が出ていきました。
松阪ゆき急行は、後刻、賢島ゆき特急に追い抜かれる運命です。
京都線の新田辺でも、特急通過と急行接続の〝2本待ち〟をする各駅停車があります。
四日市の場合は特急も停車するのがカッコイイね。
それにしても、13分停車は長かった
四日市14時45分発。
↑15時08分に白子(しろこ)に着きました。待避線に入ります。(1分遅れたな
)
上り線停車中の「アーバンライナー」と離合。大阪難波を13時30分に発ってきた名阪乙です。
「わが普通電車の名古屋発とほぼ同時刻に難波を発った特急が、もう白子へ到達してる
」
↑白子では所定7分停車です。ここでも特急・急行の2本待ち。
先に、大阪難波ゆき乙特急「アーバンライナー」が出ていきました。
そのあと、松阪ゆき急行が出ていきました。これが最後の待避です。
松阪ゆき急行が出たあとは、伊勢中川までこの普通電車が先に着きます。
「合計、名古屋からここまでで特急4本と急行3本に追い抜かれました」
白子15時14分発。
↑15時23分、豊津上野(とよつうえの)に停車。
普通電車しか止まらない駅です。私も、この駅で停車するのは初めて。
「読み方、今まで私は〝ほうづうえの〟だと思い込んでいた
とよつ…と読むのか」
特急で通過しているばかりでは、なかなか気づけない部分やね。
↑15時32分、津に到着しました。名古屋から2時間です。
「往路で乗った<ひのとり>は、津から名古屋までノンストップ42分だった」
近鉄津駅は、幅広ホームの1面2線です。待避線はありません。
↑津にて。さっき「ひのとり」からも写したけれど、隣接するJR津駅を撮ってみた。
JRホームの駅名標は、平仮名の「つ」が大きくて、その下に漢字の「津」が書いてある。
遠目に眺めると「?」に見える、…と、しばしば話題になります。
↑津から伊勢中川までの区間は「急行」も各駅に止まります。最近のダイヤ変更でそうなったんよね。
それに伴って、名古屋方面からの普通電車は津新町(つしんまち)で終点になるものが増えたようです。
こうして伊勢中川まで〝通し〟で走る普通電車は、以前に比べると少なくなりましたね。
久居の手前で、鳥羽からの上り名伊特急とすれ違いました。
↑15時42分、久居(ひさい)。
↑15時44分、桃園(ももぞの)。ステーションナンバーはE43。
桃園が最後の途中駅。次が終点伊勢中川です。
「ここが名古屋から数えて43番目の駅。全部の駅に止まって、やって来たぞ!」
↑桃園を出ると、きょう一番の加速でぐんぐんスピードを上げました。唸るモーターが良い!
そして、対向の伊勢志摩ライナーとすれ違いました。
賢島からの名伊甲特急。伊勢市を出ると津・名古屋の順に止まるノンストップ系統です。
名伊甲特急って、京都府に暮らす私には一番乗る機会が無さそうな列車です。乗りたいな
↑スピードをキープしたまま、雲出川の鉄橋を駆け抜けました。
↑名阪特急が通る中川短絡線が分岐します。
↑終点伊勢中川に着きます。
名古屋から44番目の駅です。
ここまでのステーションナンバーで言えば「E44」になるべし…、ところなのですが、
伊勢中川駅には大阪線からのナンバーが当てられているので、ここだけ「E61」となっています。
↑15時47分、定時到着。名古屋から2時間16分の旅でした。
「ひのとり」は大阪難波~名古屋間2時間05分なので、それよりも長い時間だった
「3両編成の普通電車、お疲れさま~」
ホームに降り立つと、車体側面の行先表示はすでに「普通名古屋」に変わっていました。
このあと、また〝普通〟で名古屋まで戻っていくのか…。ご苦労さん
ホーム向かい側には、この先へリレーする賢島ゆき普通電車(2両)が待っています。
この電車に乗り換えようかと一瞬思ったけど、やっぱりやめておきました。
私は京都府をめざして、大阪線の電車に乗り換えることにします。
↑15時53分。伊勢中川6番線から撮影。
さっき降車した1番線から、地下通路をすすんで6番線へ移動してきました。
4番線に大阪上本町ゆき特急(左奥)が停車中のところ、5番線を京都ゆき特急「しまかぜ」が通過-。
ここでは、徐行運転みたいなノロノロ走行で通過していきました。
しまかぜは、伊勢市から大和八木まで止まりません。
「特急が特急を追い抜く、珍しいシーンと言えます。しまかぜは別格かな」
↑15時58分、名張からの普通電車が6番線に到着しました。2両編成です。
当駅が終点で、折り返し、名張ゆき普通電車となります。
「名張ゆき」だったので、私もこれに乗りました。普通電車の旅を続行
これが東青山ゆきだったら、普通電車はパスして、伊勢中川から特急に乗って帰ったと思います。
なお、この電車に乗り込むと、車内放送の自動音声のやつは「名張ゆき各駅停車です」と言っていました。
車掌の肉声案内は、「名張ゆき普通電車」と言っていたように思います。
この車両は、大阪線に所属しているんやね。大阪線系の仕様になっているのだろう。
短い停留ののち、16時03分、名張へ向けて発車しました。
↑東青山では待避線に入り、3分ほど停車。特急通過待ちのため。
16時22分、下り賢島ゆき特急「伊勢志摩ライナー」が駆け抜けていきました。
↑同じく16時22分、上り大阪難波ゆき特急(ビスタカー連結)が通過しました。
「特急電車は速いなぁ
」
↑16時49分、終点の名張に着きました。
ホーム向かい側に、大阪上本町ゆき急行がスタンバイしています。9分の待ち合わせ。
でも、もう日も暮れたし、疲れたので、ここからは特急で帰ろうと思います。
上本町ゆき急行よりも先に〝8分待ち合わせ〟で京都ゆき特急が出ます。
↑名張駅ホームの特急券発売機で買いました。
賢島から走ってくる京都ゆき特急に、名張から西大寺まで乗ります。
京都ゆきなので、八木で乗り換えなくていいのです。
「1号車だ…。一番後ろの号車だな」
↑京都ゆき特急は「2両+ビスタカー」の6両編成でした。
前寄りの車両もかなり座席が埋まっていて、私の座席は最後尾の1号車でした。
30000系ビスタカーの先頭車両(最後尾)で、喫煙室が付いているクルマです。
同じ号車に喫煙室があるけれど、座席では、タバコのにおい漏れなどは全然感じませんでした。
↑背もたれのモケット…、何かを取り外して、穴埋めしたような痕跡があります。
これは「吸い殻入れ」の痕跡かな? まさか、カップホルダーの跡??
喫煙室が造られて分煙化される前、客室全体が喫煙車(喫煙席)だった時期が、ありましたね。
その当時の「吸い殻入れ」の跡なのかな?と思いました。
でも、近鉄特急の吸い殻入れは、肘置きの先端に格納されるやつだったっけ。
↑この車内で、きょう「ひのとり」カフェスポットの自販機で買ったグッズを並べてみた。
ひのとりキーホルダーと、ひのとりハンカチタオル。
またそのうちに、使いたいと思います。
「ハンカチタオルは、広げたらどんな絵柄なの?」
「自分で買って、広げてみるんだな
」
「なんで、そこだけ不親切やねん
」
京都ゆき特急は順調に走り続けて、ほぼ定刻(17時47分)に大和西大寺へ到着~。
名古屋13時31分発から計算すると、西大寺まで、所要4時間16分!でした。
ただただ電車に乗っているだけだったけど、私はとても楽しかったです
西大寺で京都線の各駅停車に乗り換えて、無事に地元の駅へ帰り着きました。
改札口を出るときICOCAをタッチしたら、ピッ!と鳴って瞬時に精算完了。
当たり前のことなんだけど、きょうは名古屋から乗って帰ってきたからな。
名古屋からの運賃精算も、ピッ!と鳴って即完了でした。すごいと思った
〔おわり〕