五木寛之訳 「リトルターン」の最後の一節です
リトル ターン(コアジサシ)という鳥は、小さなやせた鳥で、アクロバット的な飛行技術において特にすぐれており、生涯の大半を空中で過ごし、彼らは海や、内陸の川や湖の上空を、舞い上がり、ダイビングし、矢のように飛び、翼をはばたかせて空中に停止する。
そんな彼がある日、突然、訳もなく飛ぶことができなくなり、地上に降りた彼は、自分の影に気付く。
飛べなくなった事により、今まで見ることができなかった様々な事を見た彼は、ただ無目的に飛んでいるだけにすぎなかったその羽や翼が、どれほど価値があり素晴らしいかを知るのである。
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数日間、体調を崩して休まざるを得なくなったブログでしたが、皆様の温かな励ましと心遣いに、一人ではないという想いを実感しました。
皆様のやさしさに勇気付けられ、再び飛び立てることに感謝し、自分を見つめる時間にもなった事を喜びとして、また皆様とお会いできることをうれしく感じています。
ふとした偶然の出会いがいつか必然となり、会ったことのない者同士でありながら、その輪が拡がって、生きる勇気につながっていくことに不思議な実感を伴い、皆様との触れ合いを大切にしたいと考えております。
☆ ありがとうございました。 ♪♪♪
2005.12.06