憎からず思っている二人にとって、その日の逢瀬はまだ片方の手の指の数と同じ位の回数であった。
青山の洒落た和食のお店での食事の後、肩を並べて歩いた春も終りに近い、曇り空の神宮外苑の銀杏並木の緑は、秋に再び訪れることを心に約束させていた。
会うたびごとの新しい発見に胸躍らせ、その日も忘れられない一日になっていた。
それ以来一度も訪れる機会のなかった二人にとって、4年を少しすぎた頃、突然の別れが訪れたのだ。
時の流れは、遠い昔の思い出を忘れさせる筈もなく、あの日以来始めて訪れたぼくに、黄金色に輝く絨毯を敷いて待っていてくれた。
しかしその絨毯はあの人のいる天国までは延びてはいなかった。
ご一緒に神宮外苑の銀杏並木を歩きませんか?
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青山の洒落た和食のお店での食事の後、肩を並べて歩いた春も終りに近い、曇り空の神宮外苑の銀杏並木の緑は、秋に再び訪れることを心に約束させていた。
会うたびごとの新しい発見に胸躍らせ、その日も忘れられない一日になっていた。
それ以来一度も訪れる機会のなかった二人にとって、4年を少しすぎた頃、突然の別れが訪れたのだ。
時の流れは、遠い昔の思い出を忘れさせる筈もなく、あの日以来始めて訪れたぼくに、黄金色に輝く絨毯を敷いて待っていてくれた。
しかしその絨毯はあの人のいる天国までは延びてはいなかった。
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