勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

野次

2009-02-04 23:11:10 | Weblog
 野次の語源は、一説によると親父(おやじ)からきたらしい。スポーツ観戦などで飛ばす、思わず笑ってしまうような気の効いた野次は楽しいし、時には本人の励ましにもなる。しかし胸にぐさりと突き刺さる辛辣な野次は、怒らせたり、凹ますことも多い。

 時々見る国会中継。といっても、ただテレビをつけているだけのことが多いが。今日の衆議院予算委員会の質疑に立った、長妻昭議員と菅直人議員の時に飛ばされた野次は、品もなく明らかに質問を妨害するためだけのもの。長妻議員の年金問題、菅議員の雇用問題、どちらも国民にとって重大な課題である。

 度重なる品のない野次を長妻議員に制止された自民党のある議員、議長からも注意を受けて黙った。続いて質疑に立った菅議員も野次をいさめていた。

 テレビカメラが映し出す顔の表情や言葉は、どんなごまかしも通用しない。本人の人格も疑いたくなるような下品で無意味な野次。中継のカメラはそんな彼らをもっとアップで写して欲しい。それによってその人の評価もできる。

 国会などで飛ばされる野次も時には必要かもしれない。しかし、本人のパフォーマンスだけの目的も多いようだ。それが必ずしもプラスではないことも知らずに。。。国会という場所は紳士だけの集まるところではなさそうだ。国会議員も然り、紳士とは限らない。
落ち椿 何故にそんなに 散り急ぐ
-ワスレナグサ-