勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

人のふり見て

2009-02-06 23:16:38 | Weblog
 度重なる漢字の読み間違いにその資質を問われ、揶揄嘲弄(やゆちょうろう)されたどなたかの影響もあり、漢字の本が売れているらしい。我がブログでも嘲笑気味にあの方の話題を取り上げた。

 振り返って我が身を見つめる時、果たして他人を笑えるだろうか、と少しの反省。何故少しかといえば、あの方とは立場が違う。他人に厳しく自分に甘い僕としては、多少の言い訳を含めて自分は許している。

 吉田兼好は徒然草の第四十一段で、「賀茂の競(くら)べ馬」に例え、ばかを嘲(あざけ)る大ばかもの と戒める。「ドキッ!」である。
 そこでネットで注文したのが、昨日配送されたこの本。パラパラとめくってみて、再びドキッ!あぁ勘違いのなんと多いことか。日本語、特に漢字の難しさを改めて思い知らされた。

ちなみに表紙の「この漢字、正しく読めますか?」を記してみました。

頌春
しょうしゅん

言質
げんち

脆弱
ぜいじゃく

独擅場
どくせんじょう

相殺
そうさい

杜撰
ずさん

 特に驚いたのは、独擅場(どくせんじょう)。独壇場(どくだんじょう)は本来誤りで、擅(せん)を壇(だん)と読み間違えたことから、今ではどちらの字も使われるようになったとか。。。

 PCやケータイで容易に変換される漢字だが、度々犯すとんでもない変換間違い。それは単に不注意で、知識とは別問題、あまり気にすることはない、と自己弁護。しかし、難しい漢字を読めたときの喜びも味わえるよう、記憶力の衰えた頭を使ってみることにした。