勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

春を待つ

2009-02-22 22:41:23 | Weblog
 季節のよりどころとして使われる二十四節気のひとつ雨水も過ぎた。今日の東京は3月下旬の陽気だとか。雨水とは、氷雪がとけ雨水となる季節ということらしい。暦の上では、立春、雨水、啓蟄と、春を表わす言葉が続く。
 科学の時間に「雪が解けたら何になる?」の問に、「春になる」と答えた小学生がいたと聞く。その感性に脱帽。
 雪が解ける頃に花を咲かせる雪割草。雪の中、芽生えはじめた植物の周りは暖かく、雪解けも早い。陽がさすと花が開き、雪を割るような姿から付いた名前だそうだ。ミスミソウともいうらしい。春を待つ花である。花言葉は忍耐

 「待てど暮らせど来ぬひとを 宵待草のやるせなさ」 と夢二は詩(うた)った。待つという行為は、やるせなさと、ときめきを合わせ持つ。そして忍耐も。。。

来ぬ人を 松帆の浦の夕凪に 焼くや藻塩の身も焦がれつつ 
-百人一首から-