陰暦二月を如月(きさらぎ)という。衣更着とも書き、着物をさらに重ね着する意とされ、最も寒い季節でもある。しかし、一説によると衣更着ではなく「生更ぎ」の意で、草木の更生することをいう、とする辞書もある。
如月の語源はともかく、立春も過ぎ、あちらこちらから梅の便りも聞かれ、春という文字が踊る季節になった。
規模は小さいが、墨田公園の梅園では、見頃を迎えた紅白の梅が、園の周りに植えられた水仙とともに、早春の香りを漂わせ、訪れる人を楽しませている。
東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ
馬耳東風という言葉がある。春に吹く東からの温かい風も、馬にとっては念仏を聞くが如く何も感じないらしい。左遷された菅原道真のあとを追って、京都から九州の太宰府天満宮まで飛んでいったという飛梅は、東風に乗って飛んでいったのだろうか?人も植物も春を待ちわびている。
馬耳東風という言葉がある。春に吹く東からの温かい風も、馬にとっては念仏を聞くが如く何も感じないらしい。左遷された菅原道真のあとを追って、京都から九州の太宰府天満宮まで飛んでいったという飛梅は、東風に乗って飛んでいったのだろうか?人も植物も春を待ちわびている。