墨田区向島にある向島百花園では、今日から梅まつりが開かれている。 入園料も一般150円、65歳以上は70円と、安価なのも魅力のひとつ。年齢確認は生まれた年を口頭で告げればいい。
四季を通じて花の絶えることのない園内は、花好きの人たちの憩いの場でもあり、僕もしばしば訪れる身近な庭園である。
向島百花園は、江戸の粋人が梅を植えたことから「新梅屋敷」として発足して200余年、四季折々の草花は勿論のこと、現在でも約18種60本の梅が鑑賞できるという。
毎週土日には、午前と午後の2回、ボランティアによる庭園ガイドがあり、名前のいわれや特徴など草木に関する薀蓄(うんちく)は、図鑑では知り得ないことも多く、初めて参加した僕にとって大いに参考になった。
例えばこの紅梅、名前を
鴛鴦(えんおう)といい、一つの花に二つの実をつける珍しいものだとか。字の如く「おしどり」とも、「夫婦梅」とも呼ばれるめでたい木だという。この花が実をつける頃、また来たくなった。