電車に乗る機会が多いわけではない。遠距離でなければ座席に座ることにこだわりもない。偶々座っていた席の近くに乗ってきたかなり年配の女性。腰も少し曲がっている。何のためらいもなく席を譲った。
向かいに座っていた、胸元にNAVYと刺繍があるブルーのシャツを着た黒人青年が、慌てて立ち上がり、ごめんなさい、といいながら、僕に席を譲ってくれた。戸惑いながらも、「ありがとう」と言って座席に着く。
座ってから周りを見ると、若い人も座っていた。彼らを責めるつもりなど毛頭ない。電車が停車してから発車するまでの僅かな時間の出来事である。
その黒人青年の反応に、驚きと、戸惑いと、嬉しさと、少しばかりの嘆きが入り混じり、不思議な気持ちになった。NAVYの文字が大きく見えた。降りる時再び彼に「ありがとう」と言うと、ニッコリ笑った。
2週間ほど前、偶々乗った場所が優先席の前だった。座っていた40歳前後の体格のいい男性が、立ち上がろうかどうしようかと迷いながら、僕を見上げて腰を浮かせた。僕は手で制して、いいですよ、と言った。男性はそのまま安心したように居眠りを始めた。
譲る自分と譲られる自分、二つの自分に戸惑いを感じながら、どちらが似合っているのだろうか?などと迷う自分のめでたさ。若いと思っているのは自分だけか。人生も秋なのに。。。( ̄□ ̄;)

座ってから周りを見ると、若い人も座っていた。彼らを責めるつもりなど毛頭ない。電車が停車してから発車するまでの僅かな時間の出来事である。
その黒人青年の反応に、驚きと、戸惑いと、嬉しさと、少しばかりの嘆きが入り混じり、不思議な気持ちになった。NAVYの文字が大きく見えた。降りる時再び彼に「ありがとう」と言うと、ニッコリ笑った。
2週間ほど前、偶々乗った場所が優先席の前だった。座っていた40歳前後の体格のいい男性が、立ち上がろうかどうしようかと迷いながら、僕を見上げて腰を浮かせた。僕は手で制して、いいですよ、と言った。男性はそのまま安心したように居眠りを始めた。
譲る自分と譲られる自分、二つの自分に戸惑いを感じながら、どちらが似合っているのだろうか?などと迷う自分のめでたさ。若いと思っているのは自分だけか。人生も秋なのに。。。( ̄□ ̄;)
うれしさも 中ぐらいなり おらが秋