隅田川に隣接した都立汐入公園に突然現れた、ちょっとメタボなスカイツリーと思しきタワーは、その名を汐入タワーという。
「東京アートポイント計画」の一環として、「川俣正・東京インプログレス-隅田川からの眺め」と題したアートプログラムのひとつが、この汐入タワーらしい。
このタワーのゆるやかならせん状のスロープの途中にはアートギャラリーがあり、その頂点の展望台を一周すると隅田川が一望でき、その向こうに聳えるスカイツリーの眺めを楽しめる。
この汐入公園は、展望広場、ふれあい広場、ピクニック広場など多目的広場として、スポーツ施設や総合遊具などがある緑豊かな都市空間として親しまれている。
完成時の634メートルの高さになった東京スカイツリーは、今や下町の景観に欠かせないシンボルとして、五月の空にその威容を誇っている。