勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ダンシング・チャップリン

2011-05-12 23:27:06 | Weblog
 雨の中、久しぶりに今話題の映画「ダンシング・チャップリン」を観に行った。1回目の上映時間の10時30分に行くともう満席。仕方なく2回目の切符を予約するも、前の3列目までしか空きがないほどの人気である。


 この映画は、「Shall we ダンス?」の草刈民代さんのバレリーナとしてのラストダンスの映画でもあり、チャップリンを演じるルイジ・ボニーノというダンサーの集大成でもある。驚くことにこのルイジ・ボニーノというダンサーは、還暦を迎えた現役のダンサーだそうだが、そんなことは微塵も感じさせない。


 監督は草刈民代さんのご主人でもある周防正行監督。妻のラストダンスを、より美しくより優雅に見せるテクニックを駆使したこの映画は、タイトルの通り、チャップリンの数々の名作シーンをバレエで表現している。二幕構成で、一幕ではバレエの振付家ローラン・プティや、ダンサーたちとの葛藤などを記録した舞台裏が面白い。二幕では、チャップリンの美しい音楽と、舞台装置を最小限にした振付家ローラン・プティの真髄を融合させた美の世界が、画面いっぱいに繰り広げられる。


 生の舞台を見ているような錯覚さえ起こさせる大画面に酔いしれている時、隣りから中年のおばはんの鼾が聞こえてきた。肘で注意を促すが、しばらくするとまた鼾。音楽とバレエだけで、セリフの一切ない二幕は、究極の美のエンターテイメントの世界なのに。。。