勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

落書き、それとも芸術?

2011-07-16 02:05:36 | Weblog
 江戸の風情を残す下町・浅草の仲見世通りは店じまいが早い。しかし、閉店後の仲見世通りは、400メートルに亘り、シャッター壁画の「浅草絵巻」が繰り広げられ、仲見世通りの優雅な夜の顔が楽しめる。


 我が家の近くの公園のそばには、シャッターが閉まったままのお宅があり、そのシャッターには、色とりどりのペンキを撒き散らしたのではないかと思われる、落書きと思しき模様が描かれている。


 そのシャッターが開かれたところを見たこともなく、その模様を特に気に留めるでもなく、毎日のようにその側を通り過ぎていた。ある日のこと、近くに寄ってそのカラフルな模様を見て驚いた。


 そこに描かれていたのは、ただの模様ではない。驚くことに、浅草の行事などの風物詩が細かなタッチで、丁寧に描かれているではないか。仲見世通りのシャッター壁画のような華やかさはないが、一枚のシャッターに繰り広げられる浅草絵巻は隠れた芸術か。その絵は、今年は大震災により中止になった三社祭、浅草界隈を走る一方向の100円バス・めぐりん、隅田川の水上バス、完成間近のスカイツリーなどなど、見る者を飽きさせない。

◇以下は、マクロレンズで撮った、下町のとある街角の隠れた芸術のほんの一部です◇









こんな遊び心に感動しながらも、どんな人が、何の目的で、どれくらいの日時で描いたのか、知りたい気もする。