勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

44周年

2013-05-08 21:49:26 | Weblog
 伝統ある我がホール新世紀が、上野池之端から鶯谷に移って今年の6月に44周年を迎える。オープンの年の1969年は、ザ・ドリフターズのあの国民的人気番組「8時だョ!全員集合」がスタートした年でもあり、それにちなんで「タイムスリップだョ!全員集合」と題して、5月7日から12日まで44周年記念イベントが行われている。


 古きを温めて新しきを知るという企画のもと、店内に入るとクロークの前には、懐かしの昭和史の掲示版が作られ、その前にはいつもはクロークで笑顔を振りまく従業員の靴磨きのおばさん?も出現した。


 ここでは、自前の衣装を身に付け、宮城まり子さんの「ガード下の靴磨き」をかけながら、古き良き昭和へのタイムスリップを楽しんでいただいている。


 初日の7日にサプライズゲストとしてお招きしたのは、新世紀当初からメインバンドとして20数年に亘り、我がホール新世紀を支えてくださった、チャーリー脇野とゲイポップスのバンドリーダー・チャーリー脇野氏である。氏はご自身のバンドを解散後、その音楽性は勿論のこと、人間性の素晴らしさから、あの美空ひばりさんの絶大なる信頼のもと、熱望されてひばり&スカイという彼女の専属バンドの指揮者として招かれ、ひばりさんの晩年を支えてこられた方である。テレビなどで度々放映される、ひばりさんの東京ドームコンサートの指揮は勿論のこと、彼女の追悼番組には必ずといっていいほど出演されているので、ご存知の方も多いと思うが。。。

 僕もチャーリー氏とは浅からぬ縁があり、歌の師匠であると共に、時にはプライベートなお付き合いもさせていただき、その素晴らしい人間性に尊敬の念を込め、人生の師と仰ぐ方でもある。そんな縁から、この日の出演依頼もさせていただき、氏の紹介役として僕に白羽の矢が立ったのである。


 当日出演されたバンド・岩瀬俊二とリズムスターズのご好意により、チャーリー氏にひばりメドレーの指揮をお願いしたが、そのうしろ姿は当時のまま、まさしく20数年前にタイムスリップした僕は、胸が熱くなり涙が溢れたのだった。

 この日の店内の模様は、テレビ朝日(5ch)スーパーJチャンネルで、5月17日(金)18:15頃に放送予定だそうです。


 僕が大切に保管しているこの画像は、ホール新世紀にとっても、チャーリー脇野とゲイポップスにとっても最後のステージであり、この日は氏のファンが大勢駆けつけ、涙のお別れをした日でもあった。

 ホール新世紀では、12日まで様々な演出によるスペシャルウィークを企画し、スタッフ一同張り切っています。お近くの方は是非一度足を運んでください。お待ちしております。