勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

三社祭

2013-05-20 03:24:45 | Weblog
 日本の唱歌「夏は来ぬ」(なつはきぬ)では、ほととぎすの洩らす忍び音で夏が来たことを知ると歌う。わが街浅草は、三社の祭り囃子と神輿を担ぐ掛け声で夏が来たことを知る。


 数日前の天気予報では日曜日は雨の予報だったが、その予報は外れ、好天に恵まれた浅草は祭り一色に塗りつぶされた。


 午前6時の三社の宮出しを、今か今かと待ち構える神輿の担ぎ手は、いつもの年ほど多くはなさそうである。大勢の人が神輿の上に乗り、担ぎ棒が折れた数年前の事故以来、宮出しは厳重な警備の下、神輿の上に乗ることを禁じ、整然と行われるようになった。


 東の空から顔を出した太陽が、浅草寺本堂前の広場にその陰を投げかける頃、威勢のいい掛け声と共に3基の神輿が姿を現し、それぞれ仲見世、浅草馬一、浅草二、と3方に分かれ各町内を渡御しながら浅草の街を練り歩いた。





 本社神輿の渡御のあとは、それぞれの町内神輿の渡御が行われたが、身体にお絵かきをした軍団も、渡御では神輿の上に乗ることができないため、担ぐ前の神輿でのパフォーマンスである。


 各町内神輿も勇ましい掛け声と、それぞれのパフォーマンスで、祭り好きな初夏の浅草の街を更に熱くしていた。