夏を謳歌している我が家に、何の前触れもなく突然訪れた招かざる客がいる。その客は居心地がいい筈のない我が家に居座り、帰ろうとしない。その客の名前を「秋」という。
秋というものは「目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」ように、風が窓をノックしてから来るものと思っていた。だが今年の秋はノックもせずに入ってきたのだ。
ところがその秋は、九州のブランド茶である「八女茶」の極上煎茶と、九州産の大麦と八女の抹茶を使い、八女茶の旨味が詰まった「八女茶の大麦ダクワーズ」というお菓子を連れて来てくれた。お茶好きの僕、コーヒーはなくても生きて行けるが、日本茶がないと生きて行けないかもしれない。夏の間は冷たく冷やしたペットボトルの「お~ぃ、お茶」に頼っていたが、秋の訪れとともに熱い日本茶が欲しくなっていた。
早速この八女茶をちょっとぬるめのお湯で淹れると、淡い緑色の、甘くコクのある味と、八女茶独特の香りが口いっぱいに広がる。ダクワーズという外側はパリッ、中はしっとりのお菓子で秋の風を肌で感じながら八女茶を飲むとき、秋もいいものだと思った、夏を惜しみながらの秋の夜である。
秋というものは「目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」ように、風が窓をノックしてから来るものと思っていた。だが今年の秋はノックもせずに入ってきたのだ。
ところがその秋は、九州のブランド茶である「八女茶」の極上煎茶と、九州産の大麦と八女の抹茶を使い、八女茶の旨味が詰まった「八女茶の大麦ダクワーズ」というお菓子を連れて来てくれた。お茶好きの僕、コーヒーはなくても生きて行けるが、日本茶がないと生きて行けないかもしれない。夏の間は冷たく冷やしたペットボトルの「お~ぃ、お茶」に頼っていたが、秋の訪れとともに熱い日本茶が欲しくなっていた。
早速この八女茶をちょっとぬるめのお湯で淹れると、淡い緑色の、甘くコクのある味と、八女茶独特の香りが口いっぱいに広がる。ダクワーズという外側はパリッ、中はしっとりのお菓子で秋の風を肌で感じながら八女茶を飲むとき、秋もいいものだと思った、夏を惜しみながらの秋の夜である。