勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

彼岸会

2014-09-23 21:00:23 | Weblog
 爽やかな秋晴れとは今日のような天気をいうのだろうか。暑さ寒さの分かれ目の彼岸会は、汗ばむほどの絶好の墓参り日和となった。


 実家の墓には、今年のはじめ突然の別れとなった甥が、彼の父親、祖父、祖母と共に眠っている。彼は身体は大きいが、仕事熱心で心優しい性格だった。


 甥が遺した一粒種の息子も見るたびに大きくなり、父親そっくりなそのうしろ姿や仕草は、彼がそこにいるのかと錯覚するほどである。その息子は少年野球のチームに所属し、ユニホーム姿での墓参りであり、すぐに試合が待っているという。チーム名は「Angels」だとか。


 8年前はエンジェルのような存在だった彼、僕にもなついてくれていたが、成長した今は、墓参りが終わると母親に連れられてそそくさと試合に行ってしまった。まだまだ悲しみは癒えないが、彼の成長に時の移ろいを感じさせられた秋分の日だった。