今年の東京の秋は残暑という言葉をどこかに置き忘れてきたのだろうか。あの猛暑から突然の秋に戸惑い、朝夕の涼しさに温もりが欲しくなった。
夏の間澄んだ音色で我が家に涼を運んでくれた江戸風鈴もお役御免となり、風鈴の代わりに手作りの温もりが伝わってくる布で作った手毬が下駄箱の上で揺れている。
出かけるときも、帰宅の時も、そして部屋にいるときも、これからの季節、この手毬が独り身の僕に温もりを運んでくれることだろう。
夏の間澄んだ音色で我が家に涼を運んでくれた江戸風鈴もお役御免となり、風鈴の代わりに手作りの温もりが伝わってくる布で作った手毬が下駄箱の上で揺れている。
出かけるときも、帰宅の時も、そして部屋にいるときも、これからの季節、この手毬が独り身の僕に温もりを運んでくれることだろう。