僕が仕事に通う道すがら、夕方から夜にかけて官能的で妖しげな香りを放つ花がある。エンジェルトランペットといい、その不思議な香りからは想像がつかないかわいい名前を持つ。


この花、真夏の暑い盛りの頃に咲いていたが、一度は花が枯れ落ちてしまったと思っていると、この時期に再び咲き始め、今を盛りと道行く人を楽しませてくれている。


しかし、花も可愛いこのエンジェルトランペットには、名前とは裏腹に毒があるという。それならば「デビルトランペット」に改名したほうがいいと思うのだが。
本来は別の名前を持つらしいが、この植物が売れなくて困ったある人が、「エンジェルトランペット」という名を付けて売ったところ、バカ売れしたという。そこでこの名前が定着したのだとか。


人間の心にもジキルとハイドが潜むのは常である。美しくかわいいエンジェルが、夜になると甘い香りで男を誘う、毒のある悪魔に変身しても驚くことはないのかもしれない。


この花、真夏の暑い盛りの頃に咲いていたが、一度は花が枯れ落ちてしまったと思っていると、この時期に再び咲き始め、今を盛りと道行く人を楽しませてくれている。


しかし、花も可愛いこのエンジェルトランペットには、名前とは裏腹に毒があるという。それならば「デビルトランペット」に改名したほうがいいと思うのだが。
本来は別の名前を持つらしいが、この植物が売れなくて困ったある人が、「エンジェルトランペット」という名を付けて売ったところ、バカ売れしたという。そこでこの名前が定着したのだとか。


人間の心にもジキルとハイドが潜むのは常である。美しくかわいいエンジェルが、夜になると甘い香りで男を誘う、毒のある悪魔に変身しても驚くことはないのかもしれない。