勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

満1歳

2014-08-02 23:03:31 | Weblog
 終戦から2年が過ぎた1947年、日本人の平均寿命は男性が50,06歳、女性が53,96歳だったという。それから66年が経った昨年の平均寿命が、ついに男性も80歳を超え、人生50年から80年時代になったわけである。


 1本のローソクが灯るバースデーケーキがある。8月3日に1歳の誕生日を迎える彼の名前はYUJI。どこかで聞いた名前である。

 昨年古希を迎えた男がいる。彼は残りの人生をどう過ごすか考えていた。平均寿命を全うしたとしてもあと10年。彼の親しかった複数の友人は60代で他界している。70歳まで生きた彼は、70を過ぎておまけの人生だと考えた。

 最近「ダウンシフト」とか「ダウンシフタ-」という言葉を耳にするようになった。ダウンシフトとは、「生活のペースを下げて、ゆとりある生活に切り替えていくこと」、ダウンシフタ-とは「ダウンシフトにより、生活水準を下げてでも自分の満足できるライフスタイルを選ぶ人々」のことである。

 古希を過ぎた彼は、この言葉を知る前からダウンシフトを実践していた。70歳を境にがむしゃらに生きてきた人生に区切りをつけ、経済的なゆとりはないが、シンプルな生き方に心のゆとりを見出す。だから、彼はダウンシフタ-として満1歳の誕生日を迎えたことになる。

 彼のHNは「勿忘草」。古希を過ぎても生業としてのダンスは続けているものの、残りの人生を少しでも健康でありたいという思いも秘めながらである。



メダカ草

2014-08-01 19:36:37 | Weblog
 童謡「めだかの学校」では、♪ めだかの学校は 川の中 そっとのぞいてみてごらん そっとのぞいてみてごらん ♪と歌うが、我が家のめだかは、鉢から伸びた細い枝の先で、風に揺れながら空中を泳いでいる。


 花穂がメダカに似ていることから付いたという「メダカソウ」という山野草が風に揺れるとき、めだかの学校から逃げてきたイジメられっ子のようでもあるが、二匹でいるところを見ると、恋人同士なのかもしれない。


 この植物、初夏から花穂を付けるというが、刈り込むことで次々と花穂が上がって、メダカが群れているように見えるらしい。日当たりのよい場所で、水切れさえ注意すれば育て方は簡単だという。我が家のメダカソウも、いつの日かめだかの学校になるように、たくさんの花穂が泳ぐ日を楽しみにしよう。