前回載せた山本太郎さんの質疑はネットにおいてかなり話題を呼んでいる。
もはや彼はれっきとした政治家であり、注目度はかなりのものである。
その背景として国民の多数が集団的自衛権に反対しており、その声をダイレクトに代弁してくれる人が少ないという現状がある。
また、賛成派の人からしてみれば新人というだけで馬鹿にできる。
偶然見つけた賛成派(多分大学教授)のブログで、太郎さんの質疑を子供じみた質問でありそれを支持する国民は無知だとし、
迎撃ミサイルの専門的知識をつらつら記述しているものがあった。
さらには太郎さんを何も分かっていない凡人呼ばわりするのだが、彼が支持を得ているのは普通の人だからだ。
既得権益から遠いところで国民から支持を得ている。
参議院特別委の中継を見ていると、迫力があるのは山本太郎か共産党の小池晃かくらいのものである。
小池さんの質疑もかなり気合いが入っていて、安保法制がいかに空っぽで解釈の仕方でいくらでも戦争ができるということを示した。
小池さんの参議院特別委7月29日の質疑
かなり重要な内容だが、この動画はあまり視聴されていない。
あと、維新で元戦場ジャーナリストという人もいたけれど、ロジックが立っていないがために人間味ある言葉にも説得力が欠けてしまうという残念な場面もあった。
現状はかなり厳しい。
国会において野党は少数派であるし、国民の代表の名の下に国会外の声は無視することができる。
安倍首相はいい加減な答弁で時間が経つのを待っているのだ。
ここで是非立ち上がってほしいのが自民党議員である。
本題はここから。
近頃常々考えているのは、なぜ自民党の人は声をあげないのだろうということ。
自民党議員一人一人が憲法第9条を犯すという暴挙の首謀者であるという自覚はあるのだろうか。
百歩譲って安保法制に賛成だったとしても、国民投票をせずして憲法解釈を変えることが明らかな違憲行為であるという冷静な判断と理性はないのか。
いくらなんでも、それら全てを無視することなんてできないはずだ。
しかし、自民党で反対の人がいれば目立つはずであるし、今のところそのような情報も入ってこない。
何かがおかしいと思った矢先、磯崎総理補佐官の「法的安定性は関係ない」発言や大西英男氏の「報道を懲らしめるべき」発言、
さらには若手議員武藤貴也氏がSEALDsに対し「戦争に行きたくないというのは自分中心、極端な利己的考え」と批判するなど自民党の軽薄さが次々と露呈。
単発的思想でないことは彼らの近辺、過去の言葉が証明している。
この方々は誰の代弁者で誰のために法を整備しているのだろうか。
とんでもない人たちが国を仕切っているのだと実感する。
日本が掲げる民主主義は公平(あまり好きな言葉ではないけれど)なものとは言い難い。
まず、国民の間に民主主義が育っていない。
政治の話はタブーであるという空気、放任主義・無関心。
そしてプロパガンダ的マスメディアの在り方、情報に対する受動的姿勢。
さらには、長年の一党独裁体制と無関心がまねいた間接民主制の機能低下。
一票の格差問題とそもそもの選挙制度。
挙げたらきりがない。
いずれにせよ根底にある問題は国民一人一人の意識。
安保法制の強行採決は最悪のやり方だとは思うけれど、この状況をつくったのは国民である。
ある意味で選挙権を持つ全ての成人ははからずも政治に参加していると言える。
最近では戦略的投票なんて言葉をよく聞くけれど、それは勝敗が予想される選挙においてとても重要な視点である。
キーワードは「誰を勝たせたいかではなく誰を勝たせてはいけないか」。
そう言う意味では投票に行かないということは、勝つと予想される党に投票することと同義になってしまうのだ。
戦略的投票について(昨年の衆議院選挙で使われた動画)
空いた時間に情報収集をしていると一つの動画が目に入った。
「自民党・村上誠一郎議員が涙を流して独白 安倍政権の安保法制を批判」というタイトルには驚いた。
かなりのベテラン議員ではないか。
動画の冒頭部では吉田茂氏や岸信介氏への信望を語っているが、そこに関しては反対しておく。
私が厚く信頼を置く孫崎享さん著の『戦後史の正体』を根拠にしている。
しかしその後は現役の自民党議員が語っているとは思えない内容であった。
普段は自民党の外からの情報しか入ってこないが、ここでは生々しいほどの自民党の現状が語られている。
なぜ村上氏は安保法制に反対し、なぜ自民党内で反対の声があがらないのかということに対して赤裸々に答えているのだ。
これは現政権を知るために是非見てほしい。
涙ながらに若い人を戦争に向かわせてはいけないと言う場面は胸を打たれる。
いかにも自民党っぽいところもあるけれど、こんなにも人間味がある人がいたとは驚きだ。
現在自民党員で安保法制に反対の意を示しているのは村上清一郎氏と河野洋平氏の2人である。
どんな理由でもいいから、彼らに賛同する議員が増えることを願う。
自民党・村上誠一郎議員が涙を流して独白 安倍政権の安保法制を批判
もはや彼はれっきとした政治家であり、注目度はかなりのものである。
その背景として国民の多数が集団的自衛権に反対しており、その声をダイレクトに代弁してくれる人が少ないという現状がある。
また、賛成派の人からしてみれば新人というだけで馬鹿にできる。
偶然見つけた賛成派(多分大学教授)のブログで、太郎さんの質疑を子供じみた質問でありそれを支持する国民は無知だとし、
迎撃ミサイルの専門的知識をつらつら記述しているものがあった。
さらには太郎さんを何も分かっていない凡人呼ばわりするのだが、彼が支持を得ているのは普通の人だからだ。
既得権益から遠いところで国民から支持を得ている。
参議院特別委の中継を見ていると、迫力があるのは山本太郎か共産党の小池晃かくらいのものである。
小池さんの質疑もかなり気合いが入っていて、安保法制がいかに空っぽで解釈の仕方でいくらでも戦争ができるということを示した。
小池さんの参議院特別委7月29日の質疑
かなり重要な内容だが、この動画はあまり視聴されていない。
あと、維新で元戦場ジャーナリストという人もいたけれど、ロジックが立っていないがために人間味ある言葉にも説得力が欠けてしまうという残念な場面もあった。
現状はかなり厳しい。
国会において野党は少数派であるし、国民の代表の名の下に国会外の声は無視することができる。
安倍首相はいい加減な答弁で時間が経つのを待っているのだ。
ここで是非立ち上がってほしいのが自民党議員である。
本題はここから。
近頃常々考えているのは、なぜ自民党の人は声をあげないのだろうということ。
自民党議員一人一人が憲法第9条を犯すという暴挙の首謀者であるという自覚はあるのだろうか。
百歩譲って安保法制に賛成だったとしても、国民投票をせずして憲法解釈を変えることが明らかな違憲行為であるという冷静な判断と理性はないのか。
いくらなんでも、それら全てを無視することなんてできないはずだ。
しかし、自民党で反対の人がいれば目立つはずであるし、今のところそのような情報も入ってこない。
何かがおかしいと思った矢先、磯崎総理補佐官の「法的安定性は関係ない」発言や大西英男氏の「報道を懲らしめるべき」発言、
さらには若手議員武藤貴也氏がSEALDsに対し「戦争に行きたくないというのは自分中心、極端な利己的考え」と批判するなど自民党の軽薄さが次々と露呈。
単発的思想でないことは彼らの近辺、過去の言葉が証明している。
この方々は誰の代弁者で誰のために法を整備しているのだろうか。
とんでもない人たちが国を仕切っているのだと実感する。
日本が掲げる民主主義は公平(あまり好きな言葉ではないけれど)なものとは言い難い。
まず、国民の間に民主主義が育っていない。
政治の話はタブーであるという空気、放任主義・無関心。
そしてプロパガンダ的マスメディアの在り方、情報に対する受動的姿勢。
さらには、長年の一党独裁体制と無関心がまねいた間接民主制の機能低下。
一票の格差問題とそもそもの選挙制度。
挙げたらきりがない。
いずれにせよ根底にある問題は国民一人一人の意識。
安保法制の強行採決は最悪のやり方だとは思うけれど、この状況をつくったのは国民である。
ある意味で選挙権を持つ全ての成人ははからずも政治に参加していると言える。
最近では戦略的投票なんて言葉をよく聞くけれど、それは勝敗が予想される選挙においてとても重要な視点である。
キーワードは「誰を勝たせたいかではなく誰を勝たせてはいけないか」。
そう言う意味では投票に行かないということは、勝つと予想される党に投票することと同義になってしまうのだ。
戦略的投票について(昨年の衆議院選挙で使われた動画)
空いた時間に情報収集をしていると一つの動画が目に入った。
「自民党・村上誠一郎議員が涙を流して独白 安倍政権の安保法制を批判」というタイトルには驚いた。
かなりのベテラン議員ではないか。
動画の冒頭部では吉田茂氏や岸信介氏への信望を語っているが、そこに関しては反対しておく。
私が厚く信頼を置く孫崎享さん著の『戦後史の正体』を根拠にしている。
しかしその後は現役の自民党議員が語っているとは思えない内容であった。
普段は自民党の外からの情報しか入ってこないが、ここでは生々しいほどの自民党の現状が語られている。
なぜ村上氏は安保法制に反対し、なぜ自民党内で反対の声があがらないのかということに対して赤裸々に答えているのだ。
これは現政権を知るために是非見てほしい。
涙ながらに若い人を戦争に向かわせてはいけないと言う場面は胸を打たれる。
いかにも自民党っぽいところもあるけれど、こんなにも人間味がある人がいたとは驚きだ。
現在自民党員で安保法制に反対の意を示しているのは村上清一郎氏と河野洋平氏の2人である。
どんな理由でもいいから、彼らに賛同する議員が増えることを願う。
自民党・村上誠一郎議員が涙を流して独白 安倍政権の安保法制を批判
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