日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

アジアカップ予選・香港VS日本 岡田JAPAN2009年最終戦を白星で飾る 

2009年11月19日 | soccer

サッカー日本代表(岡田JAPAN)の2009年最終戦、アジアカップ予選の「香港VS日本」が18日、香港スタジアムで行われました。日本と香港はアジア杯予選4戦目、前回の静岡での試合は岡崎のハットトリックもあって日本が6-0で圧勝しました。アウェーでの2戦目は、南アフリカから香港への長距離移動による疲れが心配されますが、年内最後の試合を白星で飾りたいところです。


香港戦のスタメンは次の通り
GK 23 川島永嗣
DF 3 駒野友一
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 20 内田篤人
DF 22 中沢佑二
MF 7 遠藤保仁
MF 8 松井大輔
MF 10 中村俊輔
MF 17 長谷部誠
FW 16 大久保嘉人
FW 33 岡崎慎司
前回の南アフリカ戦とはほぼ変わらないが、松井と俊輔が先発に入りました。FWは大久保と岡崎の2トップ。

試合開始からホーム・香港が攻めに出ます。開始1分に右サイドのFKをリ・ハイジャンが直接狙うが、GK川島がパンチング。さらにこぼれ球を拾ってシュートを許すも日本DFが何とかクリア。7分には左サイドでチャンスを作り、チャン・シウキがシュートを狙うが、DFがブロック。ホームの意地なのか香港は超本気でゴールを狙う気だ。
対する日本は5分、右サイドにいた大久保のクロスはクリアされ、今度は内田のクロスに松井が飛び込むもキャッチされた。8分に俊輔がペナルティエリア外から強烈なミドルを放っていくが、枠を捉えられない。10分過ぎからは香港が立て続けにチャンスを迎える。10分にチャン・シウキ→ロー・クワンイェのクロスをDFがクリア。14分には内田が左サイドでFKを献上、リ・ハイジャンの鋭いセンタリングに味方が合わせるも、DFがなんとか防いだ。
ピンチを防いだ日本は18分、遠藤のロングボールを受けた大久保がエリア内に抜け出した後にシュートを狙うが、GKに弾かれる。こぼれ球をもう一度大久保が放つも、ゴールライン上で香港DFにクリアされて先制ならず。24分、駒野のクロスをGKがキャッチするが、味方選手と交錯。両者ともダウンし試合が一時中断する。無得点で迎えた前半32分、俊輔→長谷部→内田と繋ぎ、内田のパスを受けた長谷部が中央から右足ミドル!ボールはゴールネットに突き刺さり日本が先制!立ち上がりは苦しんだ日本、ようやく待望の先制点が入りました。
この後も日本は2点目を狙おうと積極的に攻め続ける。39分に右サイドの内田が抜け出した後、グラウンダーのクロスに岡崎が合わせるが、GKがパンチで防ぐ。41分、ロングボールに反応した岡崎が相手DFと競り合い、エリア内で倒されるもファウル無し、起き上がって松井にパス、受けた松井が反転してシュートを放つが、香港DFが足でクリア。前半ロスタイム前の44分には、内田のクロスに前線まで上がっていた闘莉王が頭で合わせるが、またもゴールライン上で相手にクリアされた。完璧なヘディングだったんだけどなあ…。前半は長谷部のミドルによる1点のみ。1-0で折り返しました。

後半、日本は開始2分に大久保がシュートを放つも上手く決まらず。4分には俊輔がFKを入れるもGKにキャッチされる。5分、カウンターから大久保がドリブル突破をして、相手に倒されてFKを獲得。しかしFKは得点につながらず。後半10分に松井のシュートが相手に当たりCK、続くCKのクリアボールを繋ぎ、クロスを受けた大久保が放つも全然ダメ。日本の攻撃の前に防戦一方気味な香港は、後半13分に右サイドでのFKを獲得。FKをロー・クワンイェが入れるが、中澤がヘッドでクリア。直後に日本はカウンターを仕掛け、岡崎のパスに大久保が反転してシュートするもバーを大きく超えた。
追加点が奪えない現状を打破したい日本は、後半14分に大久保を下げて佐藤寿人を投入。15分、右サイドにいた俊輔が少し時間を置いた後にミドルを放つが、ボールはゴール右へ。この後も日本ペースで試合が進み、セットプレーでチャンスを作るシーンもありましたが、ゴールを決める事ができません。21分には遠藤のパスを受けた松井が抜け出してシュートするも枠外。27分、長谷部がボールをふわりと浮かせてパス→松井が受けて左足で決めたかと思ったら、オフサイドの旗が上がってノーゴール。それでも良い形だった。
そして後半29分、日本はカウンターから俊輔→内田に渡り、完全フリーの内田がドリブルからシュートを狙うもポストに直撃!ボールは俊輔が拾い、遠藤のクロスに寿人のヘッドが決まり日本2点目!代表では久々のゴールを挙げた!ようやく日本に追加点が入った~。香港の選手たちは「オフサイドだろ」と訴えるが、判定は覆らず。後半39分、右サイドで内田が倒されてFKを獲得。このFKを俊輔が左足で直接決めて3点目!俊輔も久しぶりのゴールです。
後半終了間際、中盤でのパス回しの後、抜け出そうとした岡崎がエリア内で倒されてPKを獲得。日本のPK職人・遠藤は既に下がったため(阿部勇樹と交代)、倒された岡崎が蹴る事に。このPKをしっかり決めて4点目。結局試合は4-0で日本が勝利。香港に連勝し、アジア杯予選の勝ち点を9に伸ばしました。


岡田JAPANが途中苦しみながらも後半に3点追加、守備陣も香港の攻撃を封じて完封勝ちを収め、2009年最後の試合を白星で飾りました。前半は決定的なシーンが幾つもありましたが、長谷部の先制ミドルによる1点のみ。前半18分の大久保のシュート&前半終了前の闘莉王のヘッドは、ゴールライン上で相手DFのクリアに阻まれました。もしあれが決まっていたら、2~3点リードで折り返せたし、前半で勝負ありだったんだけど…。先制ゴールを挙げた長谷部は、27試合目で代表初得点を叩き出しました。
後半は30分からゴールラッシュでした。途中出場の佐藤寿人がヘディングで決めて2点目、39分には俊輔のFK、ロスタイムには岡崎のPKがありました。2点目の佐藤選手は代表戦では実に3年ぶりのゴール、なかなか出場機会に恵まれない時期が続きましたが、ようやくアピールする事ができました。3点目のFKを決めた俊輔は、3月のW杯予選のバーレーン戦以来のゴール。半年以上俊輔のゴールが無かったけど、"代名詞"の左足FKが決まって良かった。
これで岡田JAPANの2009年の戦いは終了。今年の対戦成績は17戦で11勝3分け3敗、通算で21勝10分け5敗となりました。今年はW杯最終予選を通過して南アフリカ行きの切符を獲得すれば、9月にはオランダ代表と世界との差を痛感、そして11月には開催地・南アフリカで試合をしました。岡崎選手が年間15得点を叩き出す大活躍を見せ、10月には香港とトーゴ戦でハットトリックを決めました。最初は「単なる若手選手」だったけど、今や日本のエースに急成長。W杯本番でもゴールを決めてほしい。
岡崎選手以外にも岡田JAPANの新戦力が登場し、オランダで活躍する本田圭佑がフル代表で3得点、5月には山田直輝が代表デビュー戦で堂々たるプレーを見せました。10月には森本貴幸・石川直宏・徳永悠平の新戦力が登場し、森本選手は2戦目で代表初ゴール。南アフリカでは岡崎&森本の2トップが見てみたいものだ。新戦力が出てきた事で、代表常連組もうかうかしてられないでしょう。
来年の日程ですが、1月6日にアウェーでイエメン戦(アジア杯予選)、2月には東アジア選手権が控えています。男子はまだ東アジアで優勝してないので、W杯に弾みをつけるためにも優勝したいところ。3月3日にはホームでバーレーン戦。3月までは公式戦が続きますなあ。4月から6月のW杯までの間は、海外の強豪との強化試合もありそう。2010年は日本代表にとって勝負の1年、サッカーファンは緊張半分・楽しみ半分になるはず。W杯では最低でもグループリーグで1勝、ベスト16に入ってほしいですね。岡田JAPANの選手の皆さん、今年1年間お疲れ様でした。来年は日本中を感動させるような勝利を期待してます。



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