日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

J1 CLIMAX2009  鹿島アントラーズがガンバ大阪を粉砕。柏レイソルはJ2降格決定。

2009年11月29日 | soccer

2009年のJ1もいよいよ大詰め。28日には第33節の7試合が行われ、今節は鹿島アントラーズVSガンバ大阪の優勝争いをしている2チームの直接対決、大宮アルディージャVS柏レイソルの残留をかけた戦いがありました。現在首位の鹿島は、ガンバ戦で勝利し、2位の川崎フロンターレがアルビレックス新潟戦で引き分け以下に終われば、最終節を待たずして優勝が決まります。3連覇はこの日達成されたのか?


①鹿島アントラーズVSガンバ大阪@カシマサッカースタジアム
33節で首位に浮上した鹿島(勝ち点60)は、3位・ガンバ(勝ち点57)との「天王山」を迎えました。ガンバはこの試合で勝利し、川崎が引き分ければ首位に立つ可能性もありますが、敗れた場合は優勝争いから脱落する非常に大事な一戦です。
序盤は鹿島がペースを握り、マルキーニョスと立て続けにシュートを狙うが、ガンバ守備陣を破る事ができない。前半25分を過ぎてからガンバペースになり、遠藤保仁がFKでチャンスを作るも決まらず、ペドロ・ジュニオールがペナルティエリア内で倒されるが、シミュレーションで警告。33分には明神智和が狙うもダメ。前半は両チーム無得点で終了。
後半はガンバが開始から主導権を握っていましたが、後半11分に鹿島は小笠原が中盤でボールを奪うと、興梠慎三が相手をかわして右足で決めて先制ゴール!さらに2分後、カウンターから興梠→マルキーニョスと渡り、マルキーニョスのシュートはGKが防ぐも、こぼれ球を野沢拓也の左足ループで浮かして2点目をゲット。2分間で2得点と流れは完全に鹿島に。2点取られて厳しい状態のガンバは、15分にペドロのクロスに二川が流し込んで1点を返し、反撃の兆しをみせる。しかし、後半17分、鹿島はエリア内の競り合いから、左サイドにいた野沢のクロスに興梠が合わせて3点目!興梠はこの日2得点目、再び2点差に突き放した!
ガンバは後半21分にチョ・ジェジンと安田理大を投入し、猛反撃を試みたんですが、ルーカスが2枚目の警告を受けて退場処分。残り時間は10人で戦わなければならない、奇跡の逆転Vは厳しくなってしまった。それでもガンバは1点を返そうと諦めず、明神・ペドロとシュートを放つも決まらず、後半40分にはセットプレーから山口智が頭で合わせるもGKにブロックされた。
3点目以降ガンバに押されまくっていた鹿島は後半40分、途中出場のダニーロのスルーパスに反応した田代有三が抜け出し、左足で流し込んでダメ押しの4点目。ロスタイム前には野沢のクロスにダニーロのヘディングシュートで更にダメ押し。ガンバDF陣完全崩壊。試合は5-1で鹿島が圧勝、本拠地最終戦をゴールラッシュで飾り、3連覇に「マジック1」が灯った。


②川崎フロンターレVSアルビレックス新潟@等々力陸上競技場
前節はアウェーで最下位の大分トリニータにまさかの完封負け、手痛い1敗を喫して首位陥落の川崎フロンターレ。33節はホームで新潟と対戦。逆転優勝&悲願の初タイトルへ向けこれ以上落とすわけにはいかない。
試合は川崎が立ち上がりから決定的なシーンを作り、22分にはカウンターから中村憲剛のパスにジュニーニョが抜け出すも決める事が出来ません。前半ロスタイムにはジュニーニョが狙うも決まらず。前半無得点で折り返した後半、新潟の攻撃を川崎DF陣が防ぎ、後半13分にレナチーニョのクロスにジュニーニョが合わせるもGKの正面。迎えた後半25分、村上和弘のスルーパス→ジュニーニョクロス→最後はチョン・テセが左足で合わせてゴール。川崎がようやく1点を先取。このゴールが決勝点となり、1-0で新潟に勝利。川崎が勝利したため、鹿島の優勝は最終節に持ち越しとなりました。


③大宮アルディージャVS柏レイソル@NACK5スタジアム大宮
15位・大宮と16位・柏の一戦は、残留をかけた直接対決。J1に昇格してからは残留争いの常連となっている大宮は、引き分け以上で残留確定。柏は引き分け以下で2度目のJ2降格が決まります。
前半は柏ペースで進み、25分にCKからパク・ドンヒョクがヘディングシュートを見せますが、ゴール手前で大宮の橋本早十がクリア。34分には左サイドでのFK→ゴール前で混戦となるが、ラファエルがクリア。41分、右サイドのクロスに中央のフランサが頭で合わせるもGKの正面でした。
無得点で迎えた後半、大宮は後半10分にラファエルが左サイドを突破しシュートを放ちますが、柏GK・菅野孝憲が横っ飛びでセーブ。柏は後半13分、CKからフランサが右足で合わせるもバーを超える。15分にはフランサがボレーを狙うが、GKがキャッチ。後半23分、大宮はラファエルがワンツーから抜け出すも、シュートはネットを揺らせない。
そして後半30分、右サイドのロングボールをラファエルが胸で落とし、最後は橋本が決めて大宮が先制!残留へ大きな1点をもぎ取る!しかしそのわずか2分後、柏はフランサの右足ループが決まって同点に追いつく。勢いに乗る柏は、途中出場の菅沼実が強烈なシュートを放つが、大宮GK・江角浩司がパンチで防ぐ。その後も攻め続けた柏でしたが、逆転ゴールは生まれず試合終了。1-1のドローという結果となりました。この結果、大宮のJ1残留と柏のJ2降格が決まりました。


その他の試合
④ジュビロ磐田VSサンフレッチェ広島@ヤマハスタジアム
今季限りでジュビロを退団する中山雅史選手にとっては、長い間慣れ親しんだヤマハスタジアムでのラストマッチとなってしまいました。磐田VS広島の一戦は、前半22分に広島が柏木陽介のスルーパスを受けた佐藤寿人が先制点を奪います。後半37分にゴン中山が登場しますが、ゴンゴールは見られず。1-0で広島が勝利。

⑤京都サンガVS浦和レッズ@西京極陸上競技場
気がつけば4位まで浮上してきた浦和。残り2戦で連勝すれば3位に浮上し、ACLの出場権が獲得できるんですが…。勝って残留を決めたい京都は、前半5分に柳沢敦がエリア内で倒されるもファウル無し。22分にはディエゴが左サイドをドリブルで突破した後にシュートを放つもGKに阻まれます。対する浦和は23分、左サイドのクロスを高原が頭で合わせるが、あと一歩及ばず。43分には高原が反転してシューをと見せるも決まらず。
両チーム無得点で迎えた後半、両チームとも惜しいシーンが続く中で迎えた後半26分、京都は右サイドのクロスを途中出場の中山博貴のダイビングヘッドが決まって先制!追いかける浦和は、後半33分にエスクデロと原口元気を投入。後半37分、相手陣内のパス回しからエジミウソンがシュートするも上手くいかず。後半40分には右サイドのグラウンダーのクロスが入りますが、エジミウソン合わせられない。試合は京都が1-0で浦和を降し残留決定。

⑥名古屋グランパスVSモンテディオ山形@豊田スタジアム
名古屋と山形の試合は、前半11分に名古屋は右サイドのクロスをケネディが胸で落とし、最後は小川佳純が先制ゴール。山形は右サイドを中心に攻め立てるもシュートが打てず。後半、山形は石川竜也がミドルを放ちますが、名古屋GK・楢崎正剛が冷静に止める。その後も山形が良いリズムを作っていきますが、同点に追いつけません。後半31分、玉田圭司が頭で落としたボールをマギヌンが決めて名古屋2点目。2-0で名古屋が勝利、山形は敗れましたが来季もJ1です。

⑦FC東京VSヴィッセル神戸@味の素スタジアム
両チーム無得点で試合が進み、このまま引き分けで終わるかに思われた後半42分、FC東京はCKから平松大志のヘディングが決まり決勝ゴール。1-0でFC東京が勝利し、暫定ながら5位に浮上しました!


11月29日終了時点でのJ1順位は、鹿島が勝ち点63で首位、川崎が勝ち点61で2位につけ、2点差で最終節を迎えます。鹿島に大敗したガンバ大阪は勝ち点57で3位確定。これで鹿島・川崎・ガンバの3チームが来年のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。残留争いは最終戦を待たずして決着。16位の柏が大宮に引き分け、4年ぶりのJ2降格が決定。来年はジェフ千葉と柏レイソルの千葉2チームがJ2で戦う事になりました。今年も苦しみながらも残留を決めた大宮は暫定13位となっています。
J1の優勝争いですが、鹿島はガンバに圧勝、川崎は新潟に勝利。33節にも優勝が決まる可能性があったんですが、最終節に持ち越しとなりました。12月5日の最終節は、鹿島はアウェーで浦和と、川崎は柏と対戦します。現在両チームの勝ち点差は「2」で、鹿島は勝てば文句無しの3連覇達成、引き分け以下では川崎の結果次第となります。川崎は柏戦で勝つしかない、それに鹿島が負けたら逆転優勝もあり得るだろう。鹿島がこのまま逃げ切って3連覇を達成するか、川崎が最後に奇跡を起こして無冠返上か?最終節は15時30分にキックオフ!


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