サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督の初陣まで約１週間。日本サッカー協会は９月30日、10月８日のアルゼンチン戦（＠埼玉スタジアム）、12日の韓国戦（＠ソウル）の国際親善試合２連戦に臨む代表メンバー25人を発表。今回の代表メンバーは、海外組や若手選手が多く選ばれました。
ザックJAPANのメンバー25名は次の通りです。
GK
川島永嗣（リールセ：ベルギー） 西川周作（広島）
権田修一（FC東京）
DF
田中マルクス闘莉王（名古屋） 駒野友一（磐田）
栗原勇蔵（横浜FM） 伊野波雅彦（鹿島）
長友佑都（チェゼーナ：イタリア） 槙野智章（広島）
内田篤人（シャルケ：ドイツ）
MF
遠藤保仁（Ｇ大阪） 中村憲剛（川崎）
阿部勇樹（レスター：英国） 今野泰幸（FC東京）
長谷部誠（ヴォルフスブルク：ドイツ） 本田拓也（清水）
細貝萌（浦和）
FW
松井大輔（トム・トムスク：ロシア） 前田遼一（磐田）
関口訓充（仙台） 岡崎慎司（清水）
本田圭佑（CSKAモスクワ：ロシア） 森本貴幸（カターニア：イタリア）
金崎夢生（名古屋） 香川真司（ドルトムント：ドイツ）
本田圭を中心とした海外組からは過去最多の９選手が召集され、Jリーグで首位をひた走る名古屋グランパスからは闘莉王と金崎の２選手が選ばれました。GKには権田が代表復帰、DFには長友＆内田の海外組、伊野波雅彦が召集。MFには清水の本田拓也が初の代表入り。FWは８選手が登録され、ドイツで絶好調の香川、グアテマラ戦で２得点の森本のほかにも、J１日本人得点王の前田が代表復帰を果たし、仙台の関口訓充が初召集されました。
その一方で、南アフリカW杯のメンバーだった玉田圭司と稲本潤一が代表落ち、中沢佑ニがケガで離脱、長い間日本のゴールマウスを守り続けてきた楢崎正剛が代表引退と世代交代が進んだという印象を受けました。ザッケローニ監督も会見で「日本代表チームは長い目で育てていかなければならない」、「2014年のブラジルW杯を見据えるチームを作るには、世代交代は避けられない」と語っておりました。
FWは８選手も登録されており、香川や松井、本田圭といったMFの選手も「守るよりも攻める方が得意だから」という理由でFW登録。本田圭佑は最近ゴールはご無沙汰ですが、決定力は十分。香川選手はブンデスリーガで４得点で現在得点ランク３位タイ。当日は森本をFWで起用し、香川と本田は中盤でプレーすると思います。どうかゴールを決めてください！
10月の２連戦はいずれも難敵でもあります。10月８日に埼玉スタジアムで行われるアルゼンチン戦は入場券が完売となっているそうです。ザッケローニ監督の初采配に注目が集まるのもあるし、サッカー界のスーパースター・メッシの来日効果があると思います。メッシは先日試合中に右足首を負傷してしまい、日本戦が微妙といわれていましたが、来日メンバー入りを果たし、UEFAチャンピオンズリーグで復帰した事で日本戦出場の可能性が高まりました。メッシのプレーが日本で見られるのは非常にありがたいことです。
４日後の韓国戦は、今年３度目の日韓戦です。過去２試合を振り返ると、２月の東アジア選手権で１－３、５月の親善試合では０－２と韓国に２連敗。３度目となる12日の日韓戦は、敵地・ソウルでの対戦。１年間で韓国に３連敗を喫するわけにはいきません。韓国にはここ５年間未勝利、そろそろ勝利を期待するサポーターもたくさんいるでしょう。アウェーで宿敵にリベンジを果たし、2010年を締めくくってほしい。
