日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドシップ2013年初戦を制して上々の船出!2歳王者・ロゴタイプ、牡馬クラシックの主役に躍り出る!?

2013年03月18日 | 競馬

東京のサクラが16日に開花、同時にスギ花粉も本格的に飛来し、いよいよ春の季節が始まりました。17日は中山競馬場で皐月賞トライアルのスプリングステークス、阪神競馬場では天皇賞(春)の前哨戦・阪神大賞典が行われました。阪神大賞典には昨年の最優秀3歳牡馬・ゴールドシップが今年の初戦を迎え、スプリングステークスには2歳王者・ロゴタイプが登場!



阪神メイン・第61回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m)は9頭が出走し、⑦ゴールドシップの他にも、前走の京都記念で2着だった⑧ベールドインパクト、万葉ステークス(京都の特別競走)1着の⑥デスペラード、このレース8年連続出走の11才馬①トウカイトリック、⑨マカニビスティー、③フォゲッタブルなどが参戦しました。
向正面からのスタートで、ゴールドシップはスタートしてすぐに後方に下げる。先行争いで、マカニビスティーが先手を取り、2番手フォゲッタブル、⑤モンテクリスエスが3番手追走。4番手集団には、④コスモヘレノス、ベールドインパクト、トウカイトリックの3頭が固まり、7番手②ピエナファンタスト、8番手デスペラード、ゴールドシップは最後方からの競馬。かなり縦長の状態で1周目のスタンド前に差し掛かり、先頭を行くマカニビスティーは最初の1000mを61秒台で通過。ヘレノスが単独4番手に浮上し、ベールドは5番手追走。注目のゴールドシップはデスペラードとピエナファンタストを交わして7番手までポジションアップ。
1,2コーナーを回り、2周目の向正面に入り、依然としてマカニビスティーが逃げ、フォゲッタブルがピタリと2番手追走は変わらず。モンテクリスエスが3番手で単独走行、4番手にコスモヘレノス、5番手ベールドインパクト、その後ろにゴールドシップが6番手まで上昇。しんがりまで下がったデスペラードも3コーナー手前でスパート開始。
内回り3コーナーを過ぎて残り800mのところで、ゴールドシップとベールドの同期2頭が激しく競り合いながら上昇し、4コーナー手前で先頭グループに加わった。最後の直線に入る前にフォゲッタブルがマカニを捉えて先頭に立つが、すぐさまゴールドシップが先頭を奪った!大外からデスペラードが追い込んできたが、ゴールドシップが2番手以降を引き離し、悠々と先頭でゴールイン。GI3勝の貫禄を示し、他馬を寄せ付けない勝利で上々の船出です。


やっぱり強いゴールドシップ!単勝1.1倍の圧倒的1番人気に応え、阪神大賞典を制覇。格の違いを見せつけ、2013年白星スタートを切りました。最高方スタート→1周目のスタンド前で7番手まで上げ、2周目にロングスパートを仕掛けると、3コーナー辺りでベールドインパクトと激しく競り合い、4コーナーで早くも先頭に立ち、最後は2着のデスペラードに2馬身差をつけてゴールしました。まさに横綱相撲といえるような快勝でしたねえ。これでゴールドシップは4連勝、重賞6勝目をマーク。次走の春の天皇賞でも完勝が期待できますね。
昨年はクラシック2冠&有馬記念を制し、最優秀3歳牡馬を受賞。今年は更なるGI勝利、その先にはジェンティルドンナ・オルフェーヴルとの直接対決を狙っています。「今年は国内に専念したい」と須貝調教師が明言していますけど、春天と宝塚記念を連勝した後、凱旋門賞かブリーダーズカップターフといった海外のGIに挑戦してほしいですよ。今年初戦を制して幸先のよいスタートを切ったゴールドシップ。今後も「黄金の船」は沈むことなくターフの大海原を駆け抜けることでしょう。


中山メイン・第62回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m)は、皐月賞の切符を狙う3歳馬16頭が集結。3着までに入れば皐月賞の優先出走権が与えられるこのレース、2歳王者・⑤ロゴタイプ、きさらぎ賞を勝った②タマモベストプレイ、京成杯を制した⑭フェイムゲーム、⑬アドマイヤオウジャ、⑪ヘルデンテノール、⑯マンボネフュー、中山で2戦2勝の⑮マイネルホウオウ、⑥アクションスターなどが参戦しました。
ばらついたスタートで始まったこのレース、ロゴタイプは好スタートを見せた。その直後に⑦テイエムダイパワー、⑨ショウナンダイラ、①ワイルドドラゴンが並びかけてゴール板を過ぎる。マンボネフューやベストプレイは5番手集団の中。16頭一団の態勢で1コーナーを回り、ワイルドドラゴンが先頭、2番手テイエムダイパワー、ロゴタイプが3番手で追走するが、2コーナーから向正面の所で、⑫ザラストロが後方から一気に上がってワイルドドラゴンを抜いて先頭を奪い、ダイパワーもそれに釣られて併走。ロゴタイプは5番手まで順位を下げた。その後ろの6番手の位置にタマモベストプレイとマンボネフューが並び、中団の8番手に⑧サーストンニュース、9番手マイネルホウオウ、10番手の位置にアクションスター、④マイネルストラーノ、フェイムゲームがいる。13番手に⑩シンネン。後方はアドマイヤオウジャ14番手、③クレバーユニバース15番手、⑪ヘルデンテノールがしんがり追走。
3コーナーを回って残り600mを過ぎ、4番手のロゴタイプが先頭集団に接近。ベストプレイも追いかける。マンボネフューが大外に持ち出す。最後の直線に入り、ロゴタイプが先頭に立ち、内からタマモベストプレイ、外からマンボネフューとホウオウ、馬群の中からフェイムゲームが追い上げるが、残り100mでロゴタイプが完全に抜け出し、後続を振り切ってゴールイン!2歳王者の実力は本物だった!

皐月賞の最後のトライアル競走・スプリングステークスは、1番人気に推されたロゴタイプが直線で早々と抜け出して優勝。2着にはタマモベストプレイ、3着にはマイネルホウオウが入り、以上の3頭が皐月賞の優先出走権を獲得しました。京成杯を勝ったフェイムゲームは4着、2番人気マンボネフューは5着、ヘルデンテノール7着、アドマイヤオウジャは9着と言う結果に終わりました。ロゴタイプはこれで3連勝で通算5勝目、昨年末の朝日杯フューチュリティステークスに続いての重賞2連勝となりました。
朝日杯でコディーノを破って勝利した時は、ミルコ・デムーロ騎手の好騎乗で勝てたという印象があり、正直「まぐれ」だと思っていました。しかし、3か月の休み明け、鞍上もミルコの弟であるクリスチャン・デムーロ騎手に代わって臨んだ今回のスプリングステークスで勝ったので、朝日杯の勝利はフロックでは無いことを証明。重賞2連勝で今年のクラシックの主役候補に急浮上。皐月賞は例年にない混戦模様なので、ロゴタイプにも皐月制覇のチャンスはあるけど、2000mを上手く走れるかどうか…。1800mで勝てたから、2000mでも行けるかな?
これで皐月賞のトライアルシリーズが全て終わり、弥生賞からはカミノタサハラ、ミヤジタイガ、コディーノの3頭、若葉ステークスからはレッドルーラー、クラウンレガーロの2頭、そしてスプリングSからロゴタイプ、タマモベストプレイ、マイネルホウオウの3頭が優先出走権を手にしました。トライアル前は主役候補と言われていたエピファネイアが弥生賞で4着敗退。共同通信杯を勝ったメイケイペガスターが若葉ステークスで惨敗。コディーノも2連敗と一歩後退気味。ロゴタイプが中心となりそうな今年の皐月賞、エピファネイアとコディーノの巻き返しはあるのか?それとも伏兵馬が波乱を起こすのか?決戦当日は目が離せません。


来週は中京競馬場で春の短距離王決定戦・高松宮記念(GI)が行われます。昨年の最優秀短距離馬・ロードカナロア、現在3連勝中のサクラゴスペル、昨年2着のサンカルロ、シルクロードステークス覇者・ドリームバレンチノ、ダッシャーゴーゴー、エピセアローム、マジンプロスパー、スギノエンデバー、フィフスペトルなどが登録しています。ロードカナロアが宮記念に勝てばGI3連勝、「国内スプリントGI秋春連覇」となります。「世界最強スプリンター」がここで負けるわけにはいきませんよね?、
その前日・23日は、中山競馬場で日経賞、阪神競馬場では毎日杯もあります。日経賞には有馬記念で2着と健闘したオーシャンブルー、カポーティスター、10歳馬・マイネルキッツ、フェノーメノ、ダノンバラード、タッチミーノット、ムスカテールが登録。毎日杯ではキズナ、バッドボーイ、アドマイヤツヨシ、テイエムイナズマ、タイセイウインディ、オメガキングティーが出走予定。皐月賞、NHKマイルカップ、ダービーに繋がるだろう一戦にも注目です。



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