田代まさしがコカイン所持でまたもや逮捕。

タレントの田代まさし容疑者（54＝本名・田代政）が、横浜市内の駐車場でコカインを所持していたとして、麻薬取締法違反の容疑で現行犯逮捕されました。刑務所から出所して芸能活動を再開していたのですが、薬物中毒から抜け出すことができませんでした。


神奈川県警横浜水上署の調べによると、田代容疑者は逮捕前の午前０時40分頃に乗用車に乗っていた女性と一緒に職務質問され、警察官の制止を振り切って立ち去りました。午前２時11分ごろに横浜市中区の赤レンガ倉庫近くの駐車場内で身体検査に応じ、容疑者のベルトとズボンの間から透明のポリ袋を２つ見つけ、警官の「これは何だ？」の問いに田代容疑者が「コカインだ」と自ら答えたため現行犯逮捕となりました。また乗用車に同乗していた美容院経営の荒井千恵子容疑者（50）も覚せい剤所持していた疑いで逮捕されました。
取り調べで田代容疑者は、「コカインは３カ月半前に知り合ったＤＪから買った。使うために持っていた」と供述して容疑を認めております。一方の荒井容疑者は「コカインは私が渡した」と食い違うところがありました。乗用車を捜査したところ、後部座席のトートバッグからは吸引するためのストローとライターが見つかり、荒井容疑者のポーチからは注射器と針が見つかったとされています。


田代容疑者は1980年にシャネルズ（ラッツ＆スター）でデビューした後、90年代からはバラエティ番組に進出し、お笑いの師匠でもある志村けんさんとコントで競演し、K-１のキャスターも務めて人気を集めていました。しかし2000年以降は盗撮および薬物で逮捕などで芸能活動を休止。2008年に出所して芸能活動を再開し、インターネットラジオやCS番組を中心に活動を続け、逮捕前日には東京都江東区のレインボータウンＦＭ「田代・中村・南部・アクアちゃん」に出演していました。

これまでの田代容疑者の犯罪歴をまとめると
①2000年10月に東急東横線の都立大学駅で女性の下着をビデオカメラで盗撮しようとして書類送検。釈明会見での『ミニにタコ』発言で大バッシングを受けてしまう。
②2001年12月に自宅近隣の家の浴室を覗いた容疑で逮捕。その２日後には自宅で覚せい剤が見つかり再逮捕。この影響で所属事務所を契約解除された。３ヵ月後の裁判で懲役２年執行猶予３年の有罪判決。
③執行猶予中の2004年６月、乗用車に乗っていた田代容疑者はUターン禁止の場所でオートバイに乗っていた男子大学生と衝突。男性は左大腿部を骨折する重傷を負う。業務上過失致傷容疑と道交法違反容疑で書類送検。
④事故から３ヵ月後の９月、覚せい剤と乾燥大麻、刃渡り８センチのバタフライナイフを所持したとして、銃刀法違反容疑および覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕。翌年の裁判で懲役３年６ヶ月の実刑判決を受け、栃木・黒羽刑務所に収監された。

過去に３度逮捕され、今回のコカイン所持で通算４度目となります。志村さんに土下座したり、シャネルズの仲間だった鈴木雅之さんと再会したりと更生の道を歩んでいたのに、コカインでその人たちを大きく裏切りました。
警察に移送する田代容疑者の表情は、テレビで活躍していた頃とは全く違っており、顔色が青白く、老人みたいに激ヤセしていて、髪の毛がボサボサで薄くなっていました。２年前の出所会見では太めの体でろれつが回らなかったので「薬物中毒からまだ抜け出せていないな」という印象を受けていましたが、２年間でゲッソリと痩せていったのはとても異常、重度の薬物中毒じゃないかと思います。ここまで廃人と化したのは、コカインのほかにも覚せい剤を吸ってそうな気がします。
４回も逮捕されれば、芸能界も完全に閉ざされたといっても過言ではないでしょう。清水健太郎容疑者が覚せい剤で５度目の逮捕の時にツイッターで「僕は全然大丈夫でーす」とつぶやいていましたが、そのつぶやきも今となってはウソでした。ネットでは「神」と言われていたそうですが、私からすればあの人は「神」だと思っておらず、「人間失格」だと思います。今回の田代容疑者の姿を見て、改めて薬物の恐さを思い知らされました。薬物は絶対にいけません！皆さんも「ダメ、ゼッタイ」の精神を忘れないでください。