静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

京華楼@横浜中華街

2024年01月13日 07時12分51秒 | ラーメン(静岡県以外)

京華楼@横浜中華街

 さて、二軒目のお店もナビが働いてすぐに見つかりました。
しかしお店の開店時間が午前11時半なので開店にはまだ少し時間があります。
お店の名前は、「京華楼」さんといいますが、先ほどのお店と一字違いでした。
これも何かの縁でしょうかね。

 

 お店の近くをうろうろしていたらいつの間にか開店時間になったようで、お店のドアが開きました。
すると前に並んでいたお客さんがどっと入っていきます。
私もそれに続いて入店しました。
店員さんに一人だというとカウンターの席に案内されました。

 

 カウンター席は4席あってすでに先客がお二人両端に座っています。
どちらに座っても片方の方の隣になるわけですが、まあこれは仕方がないですね。
困ったのはお隣の先客さんに出されたていたメニューが、注文と同時に下げられてしまったことです。
残っているのはランチメニューだけになりましたが、私の目指すものはこの中にはありません。

 そこで右隣のお客さんが選び終えたのを見計らって、そのメニューを渡してもらいました。
そして目的のものが見つかりめでたく注文ができました。
私が選んだものは、「一根麺四川坦々」です。
店員さんにお時間が掛かりますと言われましたが、それほど時間もかからずにそのラーメンが出てきました。

 ここで珍しいハプニングが起こりました。
左隣の女性のお客さんにランチメニューの品物が出てきたんですが、それが注文と違うものでした。
女性はすぐにこれは違うと言って、店員さんが引き返します。
しばらくして注文したものを持ってきたので無事すみました。

 しかしこれがもしも私だったらキチンと言えたかどうか心配になりました。
ひょっとしたら自分が言い間違えたのかと気になって、たぶん言い出せないでしょうね。
そんなことを考えながら待っているとついに私のラーメンが出てきました。
おお、これが一根麺か。

 

 ではこれが何者かと解説します。
この一番の特徴は麺です。
なんと丼には麺が1本だけしか入っていません。
そんなことはない沢山あるだろうと思うでしょうが、じつはこれが全部つながった1本の麺なんですね。

 

 お店のメニューには「四川タンタン一本麺」とも書かれていて、麺を持ち上げた写真が載っていました。
中国伝統の縁起がいい麺で、お祝い事に用いられていたということです。
ではまずスープを一口いただいてみます。
うん、これはきちんとした担々麺のスープですね。

 

 そして四川料理だけあって結構辛いです。
上に乗っているのは青菜にピリ辛のミンチでした。
では、一本麺をいただきましょう。
持ち上げてみるとメニューの写真通りで間違いなくすべての麺が繋がっています。

 

 これをどうやって食べるのが正解なのかはよく分かりませんが、こうなれば適当に食べるしかありません。
ところでこの麺ですが、どうやって作るのでしょうか。
現場を見たわけではないので推測ですが、小麦粉の塊を引き延ばして作るんでしょう。
しかしこの麺が見事に同じ太さでそろっているのが不思議です。

 これが中国三千年の技術でしょうね。
そして麺も噛み応えのある美味しい麺でした。
スープも美味しいし、これは間違いなく他では食べられない名物麺です。
そしてボリュームもあります。

 うどん並みの太い麺ですから、食べても食べてもそれが減ってきません。
さすがに後半は飽き気味になりましたが、それでも何とか食べきりました。
結果論ですが、大籠包の分だけが余分だったということでしょうか。
なお、他のお客さんは麻婆豆腐がお試し価格なので皆さんそれを注文をされていました。

  お店もだんだんに混んできて、後半のお客さんは二階席に案内されていました。
百名店にも選ばれたようで、人気のあるお店ですね。
私はなんとか食べ終わって一番でのお会計をします。
一本麺、さすがの美味しさでした。

 

 ごちそうさまでした。


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