浪人市場 四巻
山手樹一郎 著
相変わらず時代小説が大好きで、よく読んでいます。
ご近所に図書館があるので、週に一度ぐらいの割合で本を借りに行っています。
しかしこの本の借り方もだいぶ変わってきました。
以前は本棚に行って、面白そうなものを物色していました。
しかし最近はネットで資料を検索、それを予約することが多くなりました。
なぜかと言いますとシリーズものをよく読むようになったからです。
何十巻というシリーズですと、当然ですが図書館の本棚にそれが全部あるということはないです。
仕方がなくて間を飛ばすと、どれを読んでいないのかがわからなくなります。
さらには書庫にないものは読めないということです。
目についたものを読むというのもいいんですが、全巻制覇というのも逃したくないです。
そんなわけで本書は図書館のデータベースで検索していて見つけたものです。
ご贔屓の図書館には収蔵されていないので、今までのスタイルでは絶対に出会わなかった本とも言えます。
さて、時代小説の大御所と言えば、この山手樹一郎さんです。
大先生の著書はすでにだいぶ読んではいますが、それ以上に未読のものがたくさんありました。
それを探してまずはと予約して取り寄せました。
しかし分厚いシリーズです。
文庫本ですが、600ページ近いものが4分冊です。
これはかなり読みごたえがあります。
主人公は大川忠介という浪人者ですが、それを取り巻く仲間がどんどんと増えていく様が面白いです。
無法者が大川に啓発されて真人間になっていく様子が痛快です。
文字が小さいので目が疲れますが、そんなことは言っていられません。
現在4巻目も終盤になっています。
図書館での検索によると氏の著書が文庫で80冊ほどあるようでした。
これは当分の間退屈しないで済みそうです。
居酒屋さんにも行けないし、旅行も無理ですから、頼みは読書だけですかね。
やれやれ。
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