とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

2023年 ジャパンカップ観戦 最強馬VS三冠牝馬

2023-11-26 23:59:00 | 競馬
東京競馬場にて、ジャパンカップを観戦。
世界最強馬のイクイノックスへ三冠牝馬リバティアイランドが挑戦する。
夢のようなレースだ。
普通に考えて、イクイノックスが勝つのだろうが、リバティアイランドがどれぐらい迫れるのか。
当然、他馬も漁夫の利を狙っている。



東京競馬場は8万人以上の観客で超満員。
コロナ後では最多ではないだろうか。

世界最強馬のイクイノックス、三冠牝馬のリバティアイランドともに調子はよさそう。

レースは予想通り、8番パンサラッサの大逃げを3番タイトルホルダーが2番手で追う展開。
2番イクイノックスは先行するだろうと読んだが、3番手を追走。
1番リバティアイランドのポジションも無難にイクイノックスのやや後ろと勝負できる位置につけている。
リバティアイランドの外に17番スターズオンアースが並んで追走する。

パンサラッサの1,000m通過タイムは57.6秒のハイペース。
直線に入ったところでは後続を10馬身以上引き離していたが、だいぶ勢いが落ちている。
残り200mほどでイクイノックスが先頭に立つ。
リバティアイランドが2番手に上がるが差はつまらない。
3番手にスターズオンアース、4番手に5番ドウデュースで、そのままゴール。

イクイノックスとリバティアイランドは4馬身差。
さすが世界一としかいいようのない圧勝劇だった。

優勝インタビューでは、ルメール騎手が言葉につまるシーンもあり、相当な重圧なんだろうと思わずにいられず。
当たり前にように勝つことの難しさは想像もできない。

リバティアイランドがイクイノックスに勝つためには前のポジションを取らないとダメだろうと思ったが、そうはならず。
川田騎手は、リバティアイランドのリズムを重視し、力を出し切ることで次走以降につなげる乗り方だった。

競馬史に残るレースを観れて感動。







単勝と3連単が的中も堅かった。


2023年 菊花賞観戦 皐月賞馬VSダービー馬

2023-10-22 23:59:00 | 競馬
新装された京都競馬場で最初の菊花賞。
皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラが三度、雌雄を決する。
普通に考えると、トライアルレースを使ったソールオリエンスが有利に思えるが、どうだろう。
ダービーからのぶっつけ出走となるタスティエーラの自在性を買いたいと思いながら、京都競馬場へ。



パドックと返し馬を見て、タスティエーラの発汗が目立つ。
頭を上下に動かしており、入れ込んでいるように見え、単勝勝負はやめることにした。
では、ソールオリエンスかというと、こちらも力んでいるように見え、距離が持つかの不安がぬぐえない。
迷った挙句、一番、落ち着いて見えたドゥレッツァの単勝勝負を決断。

馬連は、先行勢で決まったときのタスティエーラ軸とソールオリエンスが突き抜けるケースの2パターンで組み立て。
先行勢が揃うと、意外とスローになるので、ワイドもいったいったを想定して購入。

レースがスタートすると、まさかの17番ドゥレッツァが先頭に立って逃げの手。
暴走かと思ったが、そうでもなさそうで、1,000mを60.4秒の平均ペース。
大外枠の不利を帳消しにするルメール騎手の神騎乗。
向こう正面では、5番パクスオトマニカ、6番リビアングラスに先頭を譲り、内の3番手に控えて、息を入れる。
4コーナを回って、残り200mで先頭に立って、そのまま押し切り。
2番手は、7番タスティエーラが馬群をさばいて、ドゥレッツァに迫ろうとするが、差は縮まらず。
14番ソースオリエンスは大外から追い上げたが、3着が精一杯。

長距離は騎手の腕とよく言われるが、ルメール・マジック炸裂といったところか。
終わってみれば、外国人騎手のワンツー。
この競馬ができるなら、ドゥレッツァは有馬記念でも面白いかもしれない。





単勝、馬連、ワイドが的中。


6番リビアングラスが惜しくも4着で外れ。





2023年 日本ダービー観戦 若武者へ試練の一戦

2023-05-28 23:59:00 | 競馬
東京競馬場で、第90回東京優駿(日本ダービー)を観戦。



注目は、横山武史騎手が騎乗する皐月賞馬の5番ソースオリエンス。
重馬場の中山競馬場の直線で、最後方から全頭をごぼう抜きして優勝。
前の馬に厳しいハイペースの展開と、馬場適正が噛み合った勝利ではあるが、能力がないとできない芸当だ。
条件が変わる東京競馬場の2400mでも信じる。

最大のライバルは、同じキタサンブラック産駒でクリストフ・ルメール騎手の2番スキルヴィング。

この2頭の実力が抜けている気がするが、他の馬が覚醒するのか。

注目は武史の父、横山典弘騎手が騎乗する4番トップナイフ。
前走の皐月賞は出遅れて力を出し切れていない。
トップナイフが逃げる展開も予想されるが、どの程度のペースで逃げるのか。
ハイペースでタイトな流れを演出し、息子をサポートしつつ、自分も3着あたりに残せるか。
流れがタイトになると、内枠で無欲の競馬をしてくる馬が浮上する可能性もある。





大観衆に見守られて、ゲートオープン。
17番のドゥラエレーデが躓いて、坂井琉星騎手が落馬。波乱の幕開けだ。
外から田辺騎手の16番パクスオトマニカが1コーナーで先頭に立つ。
ソースオリエンスは6、7番手の内で、その前に12番タスティエーラが好位の外を確保。

逃げるパクスオトマニカが向う正面でややリードを広げ、1000m通過が60.4秒ぐらい。
3コーナーでは後続に7、8馬身の差をつける。
パクスオトマニカが平均ペースよりやや遅めぐらいなので、後続はかなりのスローペース。
直線に入ってもパクスオトマニカがリードしたままだが、後続が追い上げを開始。
残り200mでタスティエーラが先頭に立つ。
内から1番のべラジオオペラ、外からソースオリエンスと11番のハーツコンチェルトが追い上げてくる。
しかし、タスティエーラも伸びており差が縮まらない。

ソースオリエンスが首差まで迫ったところがゴール。
今年も、横山武史騎手のダービー制覇はならず。
ダミアン・レーン騎手がダービー・ジョッキーに。

しかし、ドラマはこれで終わらず、ルメール騎手のスキルヴィングは最下位入線し騎手が下馬。
故障発生の様子であったが、急に倒れ込んで動かなくなった。
心配そうにルメール騎手が見守るが、ピクリともしない。
診断結果は心不全で死亡というショッキングな結末。

タスティエーラとスキルヴィングは同じ勝負服だが、対照的に明暗が分かれた。

ソースオリエンスは皐月賞での圧勝から、厳しいマークで終始周りを囲まれて、追えたのはラスト100mぐらいだったか。
スローペースで末脚勝負にならなかったのは勝負の綾だが、自分でペースを作れない脚質の宿命でもある。
大外ぶん回しで勝てるほどの実力差があると横山武史騎手が感じていなかったとすると、あり得た結果ではある。

コーナーをタイトに回って余力を残す好騎乗と、包まれて能力を全開できない駄騎乗は紙一重だ。
少しの判断が勝負を分けたという意味で、とても見ごたえはあった。
結果論だが、べラジオオペラが通ったコースをソースオリエンスが通っていれば、結果は違ったかもしれない。
普通にうまく乗ると2、3着で、勝つためには、より大きなリスクを取る必要があったのかもしれない。

ゴール前の死闘に目が行きがちだが、タスティエーラにとっては、スタートして1コーナーまでが勝負だった。
強い馬が勝つわけではないという競馬の醍醐味を存分に味わうことができた。
今年も素晴らしいレースだったと思う。

2023年 オークス観戦 歴史的名牝への通過点

2023-05-21 22:00:00 | 競馬
東京競馬場にて、第84回東京優駿(オークス)を観戦。

桜花賞を桁違いの末脚で優勝したリバティアイランドの圧勝を期待。
三冠牝馬の誕生は当然として、来年は凱旋門賞にチャレンジして欲しい。
レース後の川田騎手のインタビューも楽しみだ。





スタートは全馬、好スタート。5番リバティアイランドは中団6、7番手の内で1コーナーを回る。
背後には、2番人気でルメール騎手騎乗の12番ハーパーが虎視眈々とマーク。
田辺騎手騎乗の2番ライトクオンタムが先頭に立ってそのまま逃げる。
この馬は馬群に入れると引っかかるので、田辺騎手がたまにやる予想外の逃げ戦法だ。
4コーナーを回って残り400mでライトクオンタムがばてて、1番ラヴェルが先頭へ。
これを残り200mでリバティアイランドがかわし、後続をぐんぐん引き離して、そのままゴール。

2着にハーパー、3着には15番人気の13番ドゥーラ、ラヴェルが4着に粘り、5着に17番シンリョクカ。

リバティアイランドは桜花賞のような最後方からの競馬では危うさもあったが、中団から危なげない競馬。
上りも最速の34.0秒。1頭になっての最後の200mは余裕を残していただけに、着差以上の強さを感じた。
来週行われる日本ダービーでも確実に勝ち負けできたと思う。

秋は秋華賞から、ジャパンカップか。
そして、来年は世界への飛躍が待っている。




2022年 京王杯2歳ステークス観戦

2022-11-05 23:40:00 | 競馬
東京競馬場にて、京王杯2歳ステークスを現地観戦。

小倉2歳ステークスを出遅れから、直線だけで差し切ったロンドンプランの豪脚を見たかったのが理由だ。
しかし、パドック、返し馬と発汗が多く、どうも本調子には見えず。
迷ったが、小倉競馬場で、ロンドンプランを上回るタイムで勝っているペースセッティングを軸に勝負。

レースは、戸崎騎手の7番フロムダスクが逃げ、2番手に16番スピードオブライトが続く展開。
大外18番ロンドンプランは中団の外目を追走。
4番ペースセッティングはロンドンプランを後ろから見る位置取り。

直線に入って、ロンドンプランが4番手ぐらいまで進出するが、そこから伸びない。
フロムダスクとスピードオブライトが前で粘るところを、内にいた横山武史騎手の10番オオバンブルマイが差し切って優勝。

オオバンブルマイは10番人気で単勝51.0倍。
2着に7番フロムダスク、3着にスピードオブライトで大荒れ。
馬券を取った人にとっては、まさに大盤振る舞い。

結局、逃げた馬が残っているので、スローペースだったのだろうが、ロンドンプランは不可解な敗戦。
よもや距離が長かったとは考えにくいが、後方からじっくり行く方がよいタイプなのだろうか。

ペースセッティングは直線伸びたが、先行馬を捕まえられず4着で、馬券は外れ。

2歳馬のレースは、各馬の適正や実力がはっきりしないだけに難しい。
ロンドンプランも目指すところは、NHKマイルカップでその試走としての出走だったと思うが、方向転換が必要かも。
今日の結果により、当面の目標は、ファルコンステークスになったかもしれない。



競馬博物館 特別展「生誕130年記念 尾形藤吉 ~“大尾形”の系譜~」