法律という地味なテーマをいかに面白く見せるか、すごく考えられている作品で、期待以上に面白かった。
現実には、竹野内豊が演じる「入間みちお」のような裁判官はいないと思う。
こういう人間がいればどうなるかという、実験のようなものだが、法律や裁判が人々の生活にどう関わるかを教えてくれる。
裁判で暴いていくのは、人間の表と裏だ。
しかも目を背けたい現実を突き付けてくる。
日本の地方都市の停滞を取り上げているが、組織のために個人が犠牲になる時代は終わらせないといけないのだと思う。
綺麗ごとかもしれないが、持続可能性を軸にして、組織をどう変えるかを問われる時代が始まりつつあるのだろう。
ただし、個人も今までの価値観を改める必要がある。
そこには大きな痛みが伴うかもしれない。
真実は必ずしも人を幸せにしないが、真実を知らなければ、正しい結論を導けないということは正論だ。
しかし、人間には感情があるので、正しい結論を受け容れることができなかったりもする。
そういうことも含めて、人が求めるのは、寄り添ってくれる人なのかもしれない。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:イチケイのカラス
製作年:2023年
製作国:日本
配給:東宝
監督:田中亮
主演:竹野内豊
他出演者:黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、桜井ユキ、水谷果穂、平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理、小日向文世
上映時間:119分
現実には、竹野内豊が演じる「入間みちお」のような裁判官はいないと思う。
こういう人間がいればどうなるかという、実験のようなものだが、法律や裁判が人々の生活にどう関わるかを教えてくれる。
裁判で暴いていくのは、人間の表と裏だ。
しかも目を背けたい現実を突き付けてくる。
日本の地方都市の停滞を取り上げているが、組織のために個人が犠牲になる時代は終わらせないといけないのだと思う。
綺麗ごとかもしれないが、持続可能性を軸にして、組織をどう変えるかを問われる時代が始まりつつあるのだろう。
ただし、個人も今までの価値観を改める必要がある。
そこには大きな痛みが伴うかもしれない。
真実は必ずしも人を幸せにしないが、真実を知らなければ、正しい結論を導けないということは正論だ。
しかし、人間には感情があるので、正しい結論を受け容れることができなかったりもする。
そういうことも含めて、人が求めるのは、寄り添ってくれる人なのかもしれない。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:イチケイのカラス
製作年:2023年
製作国:日本
配給:東宝
監督:田中亮
主演:竹野内豊
他出演者:黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、桜井ユキ、水谷果穂、平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理、小日向文世
上映時間:119分
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