国立西洋美術館にて、「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を鑑賞。
ピカソの作品を中心に、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品も展示されている。
ピカソについては、初期から晩年の作品まで幅広い。
日本初公開の作品も含まれており、いろんなピカソを観ることができる。
ベルクグリューン美術館は、画商のハインツ・ベルクグリューンのコレクションをベースに成り立っている。
芸術作品は、審美眼を持ったコレクターの介在がなければ、世の中に出ることなく、埋もれていたものもあるだろう。
ピカソほどの芸術家になると、誰かが見出していただろうが。
そういう意味では、時代の荒波の中で生まれ、多くの人の手を経て、生き残ったのが、目の前の作品だと思うと感動もひとしおだ。
「黄色のセーター」は、ピカソが退廃芸術の烙印を押され、ナチスに奪われていた作品だ。
ピカソの作品も、直接的に戦争は描かなくても、戦争の影響を受けている。
パウル・クレーは、従軍中に、戦闘機の一部だった亜麻袋に画を描いている。
個々の作品というよりは、展示されている作品全体として、芸術家の創作意欲と背景となる時代の変化を観ていることに気付く。
ときに芸術家同士が影響し合いながら、作品を生み出していくのも面白い。
まさに偉業が詰まった展示であった。
座って足を掻く裸婦(1921年の作品)
闘牛士と裸婦(1970年の作品)
ピカソの作品を中心に、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品も展示されている。
ピカソについては、初期から晩年の作品まで幅広い。
日本初公開の作品も含まれており、いろんなピカソを観ることができる。
ベルクグリューン美術館は、画商のハインツ・ベルクグリューンのコレクションをベースに成り立っている。
芸術作品は、審美眼を持ったコレクターの介在がなければ、世の中に出ることなく、埋もれていたものもあるだろう。
ピカソほどの芸術家になると、誰かが見出していただろうが。
そういう意味では、時代の荒波の中で生まれ、多くの人の手を経て、生き残ったのが、目の前の作品だと思うと感動もひとしおだ。
「黄色のセーター」は、ピカソが退廃芸術の烙印を押され、ナチスに奪われていた作品だ。
ピカソの作品も、直接的に戦争は描かなくても、戦争の影響を受けている。
パウル・クレーは、従軍中に、戦闘機の一部だった亜麻袋に画を描いている。
個々の作品というよりは、展示されている作品全体として、芸術家の創作意欲と背景となる時代の変化を観ていることに気付く。
ときに芸術家同士が影響し合いながら、作品を生み出していくのも面白い。
まさに偉業が詰まった展示であった。
座って足を掻く裸婦(1921年の作品)
闘牛士と裸婦(1970年の作品)
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