団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散
5月3日。休みで大阪から帰っているHさんと囲碁をするために電車で博多へ。11時の電車だったが、赤間付近から混み出した。今日から博多どんたくなのだ。「どんたくは雨」が定番だったが、今日はややひんやりしてすがすがしい快晴の良い天気だ。博多駅はすごい人ごみ。200万人の人出と予想されていたが、足の踏む場が無い感じ。女子トイレなど順番待ちで並んでいる。博多口に出ると特設舞台が設けられ、出し物が披露されている。そろいのコスチュームを着た子供たちやグループが次々と出てくる。200席くらいの椅子席は当然、満杯で、後ろから見物人をかき分けてしばらく見学。児童の集団太鼓はリズムがきちんと合って腕を振る動作も初々しく、よく練習したんだなと思う。次に出てきたのは小学生の女の子グループでキューティハニーという演題のダンス。エイトビートのリズム?みたいでさすがに若さが溢れている。次は学生グループのよさこい何とかという踊り。デジカメを忘れたので携帯で写真を写す。 そうこうしているうちに約束の時間になったので福岡囲碁会館へ。Hさんはもう来ていた。半年ぶりの再会だ。挨拶もそこそこに2子で対局開始。打ちながら近況の報告。有線放送に囲碁将棋専門チャンネルがあり、それを見たり、タイトル戦の大盤解説会に出かけたりしているとのこと。健康的な生活をしているようだ。顔色もつやつやして良い。笑顔を見ていると何となく安心する。
結局、夕方まで4局対戦。Hさんは筋というか石の形は良いのだが、非力なところがあり、終盤のごちゃごちゃしたところで見落とす部分ある。これが少なくなると高段になると思う。駅前では花電車ならぬ花バスが3台並んでいた。電飾がすごい。人ごみを抜けて電車に乗る。小倉駅では、この連休中は自分の遊びばかりで、どこにも行っていないとつぶやいている妻の顔が目に浮かんだので、1Fの菓子専門街でケーキを5つ買う。夕方の空は雲ひとつ無く、夕焼けで黄色く輝いている。明日はゴルフだ。天気が良さそうだと心が浮き立つ。連休後半は家庭サービスせねば、と思いながらバスに乗った。
5月1日。今年4回目、1ヶ月ぶりのゴルフ。例年の半分だ。娘の結婚式など、あわただしい日が続き、ゴルフどころではなかったのだ。11月にゼクシオのドライバーを買って、その効力が出始めた頃なので、待ちに待ったゴルフだった。私のハンディは19。ホームコース「瀬板の森北九州GC」のクラブハウスのHD表の19のところにちゃんと名札が掛かっている。
天気が良い。朝から暑い。長袖だが半そででも良かったみたい。出だしは例によってチーピン。アイアンもトップし、やっとの思いでダボで上がれる。全般に寄せが悪くアウトは46。インはラストホールでトリプルをたたき、結局44。トータル90。パットが入らず、全パット数が37を考えれば、良しとすべきだろう。問題はドライバーとアプローチ。次は何とか修正せねば。
しかし、連日のアウトドアライフで腰はもうがたがた。疲れが溜まっている。明日は、再度遠賀のAさんとびわの袋がけを約束している。
4月30日。マテガイ掘りを伝授してもらった弟がたけのこ掘りに行きたいというので急遽、友人Aさんの山に行くことにした。弟はアウトドア派でブロブ名も「アウトドア日記」。東京に転勤していたが、昨年5年ぶりに本社勤務で戻ってきた。自然豊かな北九州でアウトドアを満喫している。
8時にミニバンで迎えに来てもらい、Aさん宅へ。Aさんは寝ていたとのことでパジャマ姿で現れた。弟を紹介すると例によっていやな顔せずに自分も同行すると言う。畑の消毒をする予定だったが、私たちに付き合うとのこと。奥さんに叱られなければ良いが。
軽トラにたけのこ掘り道具を積み込んで、勝手知ったる竹林へ。あるある。今が盛りみたいで、ここかしこに生えている。早速掘り始める。弟も懸命に掘り出している。1時間掘り、私は灰汁抜きの準備に。ドラムを洗っていると、弟たちが帰ってきた。水を溜めてたけのこを入れて枯れ竹に火をつける。唐辛子を忘れずに。Aさんは朝食を食べていないので腹が減っているのに平気な顔で弟が持参した発泡酒を飲んでいる。何でも昼からはの集まりがあって、焼き肉が振る舞われるとのこと。そのために、発泡酒は1本で我慢すると言っている。
沸騰するまで、火の番をAさんに任せて、甘夏みかんを採りに行くことにする。この前たくさん持ち帰ったが、弟の家族はみかんが好きで、またマーマレードに加工もしたいとのことだ。みかんのちぎるためにまっすぐな竹を見つけ3m程度の長さに切り出して枝を落とす。根元の方に割れ目を入れ根っこを縛って、割れ目が開くように又にする。弟と交互に木に登ってみかんを落とす。コンテナ一杯の収穫が終わると、弟は塩漬け用のたけのこを掘りに一人で山に入った。Aさんも寄り合いに出かけ、一人で火の番。沸騰して40分待って取り出して冷やす。後片付けしていると弟が帰ってきた。火の始末をして、びわのふくろ掛けに行くことに。ここの地区はびわやイチジク、イチゴの産地でもあり、高倉びわとして出荷している。びわは「もぎ」と「たなか」の2種類が植わって居り、細長い形の「もぎ」の方が早く実る。昨年も頂いたが、甘くておいしい。その「もぎ」のふくろ掛けを請け負っていたのだ。ところが今年は出来が良くないのか、手入れが悪いのか、実があまり付いていない。びわの木はもう50年程になる大きな木で、てっぺんあたりにしか実が成っていない。脚立に上り、びわの実を3個に間引きして袋を掛ける。初めての作業だが、袋には針金が付いており、針金で根元を束ねて絞るのだ。袋は雨に濡れてもいいように油紙で作られている。昨年の残り分100枚くらいを掛けて今日の分は終了。
車に今日の収穫を満載して帰路へ。途中妻がお世話になった義姉さんの家に寄り、おすそ分け。二人の笑顔が嬉しかった。