上映が始まった。ここ1週間くらいテレビでも特集番組を組んでいる。私も文庫本を買った。読み終わったのが、上映前日の19日。グッドタイミング。何とか時流に乗り遅れなくてすみそうだ。今は妻が読んでいる。その後は娘が読むそうだ。
「モナリザ」は、ダ・ヴィンチが手放さなかった大のお気に入りであったが、熱中的なファンに盗まれた数奇な運命であったと聞いている。ルーブルが手に入れた経緯なども興味をそそられる。彼女の妖しい微笑には確かに魅了される。 時々、我が妻が口の端をやや広げたようなモナリザばりの顔を見せる場合があるが、それは「得意で自慢したい時の顔」であったり、「私の話がうそではないか、と思っている顔」であって、不思議な顔ではない。
20年ほど前に仕事でパリに行く機会があり、その折に時間をやりくりしてルーブルを訪れて「ミロのビーナス」と「モナリザ」を鑑賞した。夕方だったので人も少なく、じっくり堪能できた。その時は若かったのか、「ミロのビーナス」の肉感的な姿態の方に、より惹かれたものだ。美人の謎めいた微笑みは昔から苦手の一つでもあった。
キリスト教徒ではないのでキリストの子供が云々というのはどうでもいいことだが、この本は確かにありそうなことを書いていると思う。各地の史跡・遺跡を有機的に結合して(もちろん、都合が良いところばかりをピックアップしているのだろうが)、纏め上げた構成力はすごいと思う。ただ、登場人物がよい人なのか悪い人なのか、途中で人物を評価・判断できないのが嫌だ。物事を複雑に考えることができない単純な私は、善玉・悪玉と区分けして本を読む習慣になっているみたい。最後になって、信頼していた人が実は敵の親玉だったりして。ひどいよ。
この騒ぎが落ち着いたら妻と映画を見に行くつもり。知らなかったが、もう年なので夫婦でゆくと割引があるとのことだ。毎月1日の「映画の日」か「ミッドナイトショー」しか割引が無いと思っていた
「モナリザ」は、ダ・ヴィンチが手放さなかった大のお気に入りであったが、熱中的なファンに盗まれた数奇な運命であったと聞いている。ルーブルが手に入れた経緯なども興味をそそられる。彼女の妖しい微笑には確かに魅了される。 時々、我が妻が口の端をやや広げたようなモナリザばりの顔を見せる場合があるが、それは「得意で自慢したい時の顔」であったり、「私の話がうそではないか、と思っている顔」であって、不思議な顔ではない。
20年ほど前に仕事でパリに行く機会があり、その折に時間をやりくりしてルーブルを訪れて「ミロのビーナス」と「モナリザ」を鑑賞した。夕方だったので人も少なく、じっくり堪能できた。その時は若かったのか、「ミロのビーナス」の肉感的な姿態の方に、より惹かれたものだ。美人の謎めいた微笑みは昔から苦手の一つでもあった。
キリスト教徒ではないのでキリストの子供が云々というのはどうでもいいことだが、この本は確かにありそうなことを書いていると思う。各地の史跡・遺跡を有機的に結合して(もちろん、都合が良いところばかりをピックアップしているのだろうが)、纏め上げた構成力はすごいと思う。ただ、登場人物がよい人なのか悪い人なのか、途中で人物を評価・判断できないのが嫌だ。物事を複雑に考えることができない単純な私は、善玉・悪玉と区分けして本を読む習慣になっているみたい。最後になって、信頼していた人が実は敵の親玉だったりして。ひどいよ。
この騒ぎが落ち着いたら妻と映画を見に行くつもり。知らなかったが、もう年なので夫婦でゆくと割引があるとのことだ。毎月1日の「映画の日」か「ミッドナイトショー」しか割引が無いと思っていた