ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

通勤電車

2006-05-24 21:27:46 | 平々凡々
毎朝、7時少し前の快速電車で通勤する。駅まではバスで15分。家からバス停まで4分。家を6時30分に出る。妻が見送りに出ない場合は、玄関の鍵を掛けて出る。不思議なもので電車は同じ車両、同じシートに座る。違うと腰が落ち着かない。1昨年までは7時過ぎの電車だったが、早く起きるのが苦にならなくなったので、一電車早くなった。会社の夏時間勤務を1年間ずっと守っているみたいだ。
 ところが、この電車の私が座るシートには、私の母校の高校生が座っている。それも二人がけのシートなのにかばんを隣に置き、座れないようにしている。両側前後の4つのシートを男子高校生4人が占拠しているのだ。当初は、注意してかばんを網棚に上げさせて、無理やりに座った。社会教育をしているという自覚があった。うるさい老人と思ったことだろう。彼らが降りるのは次の西小倉駅。わずか500m程度の距離である。
 ところが、最近は考えが変わった。席を占拠するのは道徳に反しているとは思うが、西小倉で彼らは降りる。この席は彼らが取っておいてくれているのだ、と。西小倉までほんの1、2分立っていれば席は自分が座れるのだ。そう思うと彼らの傍若無人ぶりも腹が立たなくなった。
電車は博多までの通勤客が多く、折尾あたりで満席となる。私は博多の手前で降りるので、降りやすいように通路側に座る。毎朝なじみの顔が見られる。皆さん、同じ車両に乗りこむらしい。あらためて、人間は保守的にできていると思う。
 45分の電車の中では、本を読むのが常だ。昔は仕事や資格に関する本を携帯し勉強していたが、最近は肩に凝らない文庫本が多い。本は図書館で借りる。老眼が激しくなってから、眼の疲れがひどくなり、目薬は常時持っている。折尾を過ぎる頃からうとうと眠るのも常になった。
赤間でどっと乗り込む。いつものお嬢さんが横に立つ。私がすぐに降りるのを知っているのだ。ところがここ2、3日はお嬢さんを掻き分けて中年男性が来るようになった。覚えたのだろう。ずっと前は5年くらいの永い付き合い?で女性となじみになっていた。高校の同窓らしい二人ずれだったが、共に結婚したのか、会社を替わったのか、最近は見ていない。時々、ずっと昔に見たような人と会うこともある。元気で何より、と声を掛けたくなるときもある。
 例年、4月から5月くらいまでは人が多い。ところが不思議なことに6月を過ぎるころから客がめっきり少なくなる。学生がサボることを学習するのだろうか。

写真は我が家のびわ。熟すのが待ち遠しい。
コメント (11)
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