屋久島、安房川上流
雨が激しい。びしょ濡れだ。平年なら梅雨も明ける頃だ。腹立たしいのでいつも感じているフィットネスクラブのサウナの悪口を書き並べる。マナーが非常に悪いのだ。少しでも爽快になるだろう。
当クラブはバブル華やかなりし頃に地元のデパートが建てたものだが、例によって客が遠のいたため経営が成り立たず、大手のスポーツクラブに渡ったものだ。当時としては高級でもあり、施設の中にはテニスコートやインドアゴルフもあって異彩を放っている。浴場にはサウナ風呂としてフィンランドサウナと湿式サウナの2種類が用意されている。
フィンランドサウナの利用者は圧倒的に老人が多い。ヤングは少ないようだ。その老人達だが地元の土木建築関係の親方や自営業者などの、いわば知名人が多い。彼らは昔からの知り合いであり、仲がいいのは喜ばしいが、我が物顔に振舞っており、マナーが悪いのだ。
ご承知の通り、フィンランドサウナは乾式であり、高温の乾いた空気が売り物である。サウナ室は90~100度で保たれ、板張りとなっている。湿式サウナは逆に低温(と入っても50~60度くらいだが)水蒸気で満たされ、タイル張りとなっている。このなかでフィンランドサウナ客のマナーの悪さを列挙する。
●乾式なので水を嫌うのに、あろうことかタオルに水を含ませて持込み、
座る席に水を絞って振り掛ける。
●足を投げ出したり、階段席の中央に陣取ったり、背もたれしたりで、他の
客が座れない。
●室内にかみそりを持ち込んでひげを剃る。剃った毛はどうなるんだよ。
●室内に濡れタオルを干す。
●テレビチャンネルを断りもなく、変える。
●敷き板やタオルを広げて場所取りをする。
●つばや痰を吐くことがある。
浴場、脱衣室では
●汗を落とさないままに水風呂に入り、頭まで漬かる。
●タオルを風呂の中に漬ける。
●冷水器でタオルや水着を絞る。
街中のサウナ室は、水気防止としてタオルを敷いており、時々交換しているが、ここは人件費の節約だろうか、タオルなどは敷いてなく、板張りのままだ。だから水に濡れると板がびちょびちょになり、気分が悪くなる。また汗の塩気とあいまって腐るのが早い。半年に1度くらい板の手直しをしているようだ。
山頂に近いダム。水力発電用だ。
人の振り見て我が身を直せ、というが彼らの傍若無人ぶりは眼に余るものがある。身内の関係だったら、注意しあえばいいのに。自分の家ではそれなりの人なのだろうな、と思う。これが日本人の姿なのだろうか。もちろん、礼儀正しい人もいる。そのような人とはサウナ室の中でよく話す。サウナが楽しめるようになってもらいたいものだ。
ダムから引き込む水道。下が発電所
好評だったので、仕事で訪れた屋久島の風景を紹介しました。