午前中の4時間、新人教育だった。kiriさんも研修教育で疲れたと言ってたけれど、もともと無口な私がしゃべり続けたので、口の中にイガイガができたようで、がらがら声になるし、疲れてしまった。
我が社の新人は10月までが研修期間であり、各現場実習を主に教育を受ける。昨日は技術開発部の業務実習がめぐってきたのだ。我が部門はライン部門であり、少数精鋭化という唄い文句の犠牲で人が少なくなり、業務に追われて忙しい。このため、このような付帯業務の場合、ライン担当では手が廻らないため、部門長が担当することが多い。ところが、私が社会復帰したので、これ幸いとグループ長が私の業務の一つとして教育・技術の継承を掲げ、そのため私が担当することになった。やれやれ。
今回の指導テーマは設計書の見方である。現場では設計書に基づいて製造するので設計書に記載されている内容の見方は必ず分からなくてはならない。現場実習がほぼ半分済んだ今頃に教えるのは不思議であるが、これが我が社の特長であろう。計画的な教育がなされていないのだ。
設計書は英語と数字の羅列である。コメントはもちろん日本語だが、病院のカルテと同じで、慣れると英語の方が作成するのに早いし、見やすい。したがって、単語の意味から教えることになるが。専門用語が詰まっているようで理解しがたいようだ。その前に、電気にたいするベース知識も必要である。直並列や抵抗などの基本語句が分からないのでは話にならない。技術系新人3人のうち、一人は私の後輩であったが、残念ながらあまり出来は良くないと感じた。学校での勉強は大切だ。スタート時点でふるい落とされることになる。
とりあえず、1時に終了。短い時間で詰め込んだので、彼らは頭の中がごちゃ混ぜになってるかもしれない。でも、理解できる人は居るのだ。彼らは若いし、希望に燃えている。君らが原動力とならなくちゃ。