昨夜の北九州市民球場
「今年はやらんといかんばい」・・・全国レベルでは認知されていないと思うが、これは地元球団、ソフトバンクホークスの今年のキャッチフレーズだ。昨年は無様な成績だったのでこれを反省して、心機一転頑張ろうということだ。春になって野球シーズンの開幕とともに、ホークスの応援にも熱が入ってきた。夏のファン感謝祭には福岡ドームに出かけ熱狂の渦の中に入るのも恒例になったようだ。 そのホークス、毎年1、2試合が我が家から歩いて10分の北九州市民球場で開催される。我が家は当然揃って応援に出かけるのが習いだ。それが今年は昨晩だった。早々と大人6人分の切符を娘たちが手配し、楽しみに待っていたのだ。
<o:p></o:p>
何といっても応援は盛り上がる外野席が一番だ。声を限りに叫ぶと日頃のストレスも発散してしまう。ということで外野自由席をGETするのは、今年からは自由時間が自在に操られる私の役目。皆の熱い期待を背負うことになった。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
一番良いのはホークスサイドの1塁側自由席なのだが、これはちょっとリスクが大きい。熱狂的ファンが早くから並びあっという間にシートでほとんどを確保するのだ。だから私は3塁側を狙う。過去の実績から、ここならばある程度は良い席が手に入る。今年は孫たちも見物に来るから、通路に面した広い場所が欲しいのだ。それに・・・何を隠そう、私はライオンズファンなのだ!。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
この日の天気はずっと雨の予報だった。昨年に続いて今年も雨で流れるのかと思っていたら、雨は夜遅くからという予報に変わって何とか開催される見通しとなった。試合開始は6時。開場は4時20分なので、私は3時半に我が家を出て、コンビニを経由して市民球場に向かった。
開場を待つファンと席取り(ブルーシート)
<o:p></o:p>
開場30分前には球場に着いたのだが、案の定大勢のファンが列を作っていた。私も早速最後尾に並ぶ。そのころからぽうぽつと雨が落ちたりやんだりの繰り返しだったが空は明るいので何とか保つことを願っていた。そうこうする間にも次から次に列は膨らんでいたが、まもなく定刻に開場となった。良い席を獲ろうと皆が急ぎ足で向かう中を私も負けずに、一目散に目指す外野自由席へ。
<o:p></o:p>
運がよいことに、ライオンズの応援席の隣にちょうど良い一角が空いていた。通路に面しているので行動も自由にできて願ったりの席だ。早速持参のシートを広げて、やれやれ一安心。私の仕事は無事に完了だ。
<o:p></o:p>
試合開始まで1時間半、グラウンドではライオンズの打撃練習がされていた。私は早速前祝いとしてワンカップ大関を開けた。小雨が時々ぱらつくが気温は低くはなく、薄暮にカクテル光線がきらめいて雰囲気も盛り上がってきた。そして外野席もほぼ埋まったころに試合が始まった。西武ピッチャーは石井(一)、ホークスは高橋。球場が狭いので打ち合いになればまずい、と思っていたのだが、なんと初回に松田からツーランを打たれてしまった。
<o:p></o:p>
応援中の和君、奏君
その頃に娘たちが大挙してやってきた。弁当や飲み物を両手いっぱいに抱えている。和君と奏君もはしゃいでいた。奏君は経験が豊富で、早くもホークスの応援グッズを打ち鳴らしている。皆から良い席だと礼を言われて、ちょっといい気分。場所取りが報われた。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
試合は西武のほうがヒットは多いものの要所を締められて点が入らない。2対1で中盤から終盤に。これは負けるかなと思い始めた8時ごろから雨が本格的に降りだした。寒くはないものの雨に濡れると風邪を引きそうだ。傘をさしてしばらくは我慢していたが、止む気配がないのと座席にも水が溜まってお尻が濡れるので、孫たちは先に帰ることになった。 その後、しばらくは応援していたが、雨が強くなってきたので私も応援を打ち切ることに。試合は1点差のまま終盤に入っていた。
<o:p></o:p>
帰ると孫たちは風呂に入っていた。私は酔っていたためでもあろうが、すごく眠たかったので濡れた衣服を着替えて早々と寝てしまった。今朝、試合結果を確認するとやはりライオンズは負けていた。ホークスは勝利の方程式、抑えの3投手が順に出てきたようだ。まぁ、仕方ない。今日が勝負だ!。
<o:p></o:p>