今朝も蝉の鳴き声で起こされました。キンモクセイの幹で3匹が大合唱でした。
梅雨が明けて1週間。居心地が良いのか太平洋高気圧が日本列島の中央部に居座って動く気配が無い。35度は当たり前、体温以上の40度近くになっているのだから、今年の暑さは異常だ。熱中症に注意と連日うるさいくらいに報道されているが、それさえも耳障りに感じる。ワシワシ、ジージーと鳴く蝉も朝の間は心地よき響きだが、炎天下の中で聴くと、頭の中が真っ赤に彩られる感じだ。窓越しに見る屋根の瓦も照り返ってまばゆいばかりの光線を放っているのも恨めしい。
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こんな状況だから、できるだけ外出はしたくない。パンツ1枚で白熊のようにのそのそと歩き回ったり、寝転んだり。 それでも身体が異様に重く感じるのも暑さのせいか。
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プロ野球も前半戦が終わり、オールスター戦も始まった。その最後の3連戦、ソフトバンクは真夏に恒例となった「鷹の祭典」が催された。今年の対戦相手は我が西武ライオンズ。今年も次女家族が早々と切符を確保してくれていた。が、この暑さで少々ばて気味の私達夫婦は観戦を辞退して長女家族に切符を譲る事にした。そしてたっ君を預かる事になった。福岡ドームのナイターは確かにきらびやかではあるが、それを楽しむ気力に欠けていたのだ。
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ソフトバンクのチームカラーは黄色なのだが、今年の祭典は赤のユニホームだという。観戦者全員にウエアが支給されるのだった。球場が真っ赤に染まるので、例年以上に活気がありそうだな、と思っていたら、なんとこの期間にライオンズも太平洋クラブの復刻ユニホームを着るという。それも赤が基調なのだった。これでは敵味方とも赤だから、文字通り球場は赤一色。ソフトバンク色ではないか。ソフトバンクは盛り上がるだろうなと見ていたら、案の定、もろくもライオンズは3たてを食らった。敵に迎合するつもりは無かったのだろうけれども、この期間に赤の復刻ユニホームは作戦ミスだ。
さて、和君も奏君も球場の熱気の中で楽しい時間を過ごしたと思うが、ソフトバンクの勝ちがはっきりした終盤に次女達家族は早めに帰ることにしてゲート口を抜けた時、ファウルボールがゲートを素通りして次女の膝の内側にダイレクトに当たったという。球場内の通路だったらわかるが、狭いゲートを抜けたところでだ。運が悪かったとしか言いようが無い。突然の痛みで次女は歩くのさえきつかったと思う。当たったところはボールの痕がくっきりとわかるような青黒い痣となっていた。 で、次女が代わりに得たものはこのボール! 硬球だけだった。
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私はこの話を後日聞いたのだが、次女には悪いが、私は孫達に当たらなくてよかったと思った次第。 そしてすぐにジャンボとサマー籤を買いに走った。 当たるのならば、籤に当たってくれ!と。
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