前回の続きでイネ科の植物(2)です。
イネ科の花の特徴として風媒花です。風で花粉を飛ばし雌しべに届けるので、
鳥や昆虫の気を引くために派手な色である必要がないので地味なのでしょうか。
相変わらず名前が難しいので取りあえず投稿してますがまだまだ調査中です。
☆ アシ 又は ヨシ(葦)
イヌ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、池、沼、川岸に生える。高さ2~3m。
アシは悪しに通ずるので、ヨシ(良し)になった。
昔から詩歌にも詠まれて、哲学者パスカルの名言「人間は考える葦である」は
大自然に対して、人間は一茎の葦のように小さな存在だが、人間は単なる葦ではないよ。
結構生い茂り嫌われる面もあるが、昔から簾や屋根材や壁材に利用、根茎は生薬に利用。
☆ (ヒメ)イヌビエ
イヌ科ヒエ属、1年草、花期:8月~10月、イヌビエとヒメイヌビエは似ているが
イヌビエは湿地に生える。ヒメイヌビエはやや小ぶりで乾燥地でも生える。
小穂に長い芒(のぎ)があるのは、ケイヌビエとしている。
☆ ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属、1年草、花期:8月~9月、湿った草地に多い。
花序の枝は細くよく枝分けし先端に長さ2mm程の小穂が小さく疎らに付く。
☆ カゼクサ(風草)
イネ科スズメガヤ属,多年草、花期:8月~10月、道端、空き地に多く見られる。
花序は茎の先に円錐状に付く、小穂は紫色で長さ6~10mmで5~10個付ける。
☆ アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:8月~10月、
茎や花の軸から嫌な匂いの粘液出して油のように光沢があることから。少し花穂が寂しいので?
昨年撮影
☆ チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~11月、道端等に普通に見られる。
容易に引き抜けないことから力芝の名がある。花穂は長さ10~15cmの円柱形で直立し。
長さ1~3cmの剛毛に包まれた小穂を密に付ける。
夕陽で赤くなる
☆ イヌムギ? 調査中
イネ科スズメノチャヒキ属、越年草、南米原産、花期:6月~7月、
☆ ヒエガエリ? シバ? 調査中
☆ ジュズダマ(数珠玉)
イネ科ジュズダマ属、多年草、熱帯アジア原産、花期:7月~10月、水辺に生える。
幅の広い葉を多くつけ上部の葉の腋から多数の花穂を立てる。
昔、実は硬くて色落ちしないので数珠に使われたことから。中心に花軸が通る穴がある。
☆ チジミザサ(縮み笹)
イネ科チジミザサ属、多年草、花期:8月~10月、山野の林内で多く見られる。
葉がササに似て、ふちが縮れていることによる。花序は長さ6~12cmで密に小穂を
つける、長い芒(のぎ)があり、先は」粘って衣服につく。
☆ コブナグサ(小鮒草)
イネ科コブナグサ属、1年草、花期:9月~11月、田の畔や野原に多い。
花穂は淡緑色か紫色を帯びるのですが、まだ早過ぎたので、掌状の穂になっていない。
小穂の広がりを確認10/5
☆ メリケンカルカヤ
イネ科メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、
空き地や草原の陽地に生育し、群生する、近所でも猛烈に増えている感じがします。
昨年撮影
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