8月7日は立秋でした。
暦の上では秋の始まりとされていますが、まだまだ残暑が続いています。
夏の昆虫採集と言えば、セミやトンボが定番です。
ハチとなると皆刺されるのがイヤと敬遠してしまいます。
こんな虫もハチの仲間と知り面白いなと思いました。
*ハチとアブの違いはよく分からないので後述しておきました。
珍しそうなものは情報が少ないので特定はできませんでした。
<ハチ目>
▼アシグロトガリヘメバチ? ヒメバチ科の仲間かと思いますが、触覚に白色がない、
ヒメバチ科、体長15mm位、腹部の末端に白い斑点があり、
触覚の中央部分も白色。前脚、中脚の腿節から先が茶褐色である
触覚の中央部分も白色。前脚、中脚の腿節から先が茶褐色である
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/db/91a8b81f97af1fb115f4c5476a1449b8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/17/462c950a8de1b3869310400eef8027d9.jpg)
▼ムラサキウスアメバチ? 体色は飴色のようですが、
ヒメバチ科 体長 30mm前後、体色は濃い紫色。スズメガの幼虫に寄生します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/37/d849f944cf7a23a747223dda3cd3e689.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/bf/a620f0e783fd74a0337d8ff20921f3a0.jpg)
▼コアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科、大きさ 11-17mm、時期 4-10月、
腹と胸の境目のくびれたところに黄色い線があること、
腹の二番目の線が茶色いことがコアシナガバチの特徴。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3f/25df4d1fe779215199d49b9eeb614446.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/72/3cef24b2b4b64961072a961b63507a51.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/8d/c8c54250b7eb443d7141c3939a7aa042.jpg)
▼キアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科、大きさ 20-26mm、時期 4-10月、
大型のアシナガバチ。体は黒色で黄色の紋が発達している。脚にもはっきりした黄色部分がある。
バッタを捕食中でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/b8/aedcd159963b2afb63c071b2c96ab0ce.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/eb/c42c2bdc926abb062ef04c6b188e8357.jpg)
▼ヒメハラナガツチバチ
ツチバチ科 大きさ ♂10-19mm、♀15-22mm、時期 5‐11月、
銀毛に覆われ、胸部に黄色の斑紋を有する。
花に留まると体を丸めるので、写真には第5節の横帯が写らないことが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/e7/f0ee5f758db1f3c747970c4283030fb5.jpg)
▼キオビツチバチ
ツチバチ科 大きさ ♂11-20mm ♀15-25mm、時期 6-10月、
黒色で、腹部に大きな黄色い紋があるツチバチの仲間。
オスの触角は長く、前翅長の3分の2ぐらいある。
アカスジツチバチかとも思ったが、大きさと頭に黄色の班紋がないのでこちらにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/4e/ded5639e9a09d63f850d0700dc19ecf1.jpg)
<ハエ目>
▼ベッコウガガンボ
ガガンボ科クシヒゲガガンボ亜科、大きさ 13-17mm、時期 4-9月、
黒色で、腹部中央は広く黄橙色。脚は黒色と黄橙色の粗い縞模様。翅には大きな黒
斑がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/6b/c56f16db92f36873e6da07a31264c2f2.jpg)
▼キイロホソガガンボ
ガガンボ科ホソガガンボ属、大きさ 体長12-14mm、時期 5-10月、
黄色地に黒い斑紋が目立つ。
巨大なカのようですが、血は吸いません。
似たものにエゾホソガガンボがいます、もしかしたらこちらかもしれませんね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/0b/b4fd1eaa10fb5d97950744b0b2ef6a8b.jpg)
▼ビロードツリアブ
ツリアブ科 大きさ 8-12mm、時期 3-5月、
丸みのある体に、茶褐色~淡褐色の毛がたくさんはえたアブ。尖った長い口吻を持つ。
時期がやや合わないが、撮影7/10。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/eb/2225e41295501d3701fa02651435902b.jpg)
▼クロバネツリアブ
ツリアブ科、大きさ 13-19mm、時期 7-9月、
黒い翅と黒色の体色に白いバンド模様が特徴的なツリアブの仲間。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e5/5cae6a0b9b7be196ae6a8cce9c4458b1.jpg)
▼ミナミヒメヒラタアブ
ハナアブ科ヒラタアブ亜科、大きさ 8-9mm、時期 4-10月、
小型のアブ。胸部は銅黒色の金属光沢があり、周囲は黄色で縁取られる。
腹部は細く黄と黒の縞模様です。畑での数は、ヒラタアブの中で一番多いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b7/daf0cc03f035373d1f26b7e7b4af1a39.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/8a/eb27286498c2b62b9e43aa6c5d5e6a2f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b7/daf0cc03f035373d1f26b7e7b4af1a39.jpg)
▼トラフムシヒキ
ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科、大きさ 19-28mm、時期 5-9月、
腹部が濃褐色と淡褐色~黄褐色の縞模様になったムシヒキアブ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/67/8feb137c2664235640712bee900e5a0d.jpg)
▼シオヤアブ
ムシヒキアブ科シオヤアブ亜科、大きさ 23-30mm、時期 6-9月、
褐色の大きなムシヒキアブ。全身に黄色の毛がはえており、
腹部は、この毛のために黒色と黄褐色のしま模様に見える。
脚は黒色だが、すねの部分だけが黄褐色。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/db/dda8008e71e3a9cf786908c37f7318f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/26/d6ac59d9788772a6225a02364f1f7b4f.jpg)
▼ナミハナアブ
ハナアブ科ハナアブ亜科、大きさ 14-16mm、時期 3-11月、
腹部に赤黄色の縞模様があるアブ。胸部は褐色。
各地に普通に見られ、花によく来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/07/9a842957c97e963d5829fbb52c80d4d4.jpg)
ハナアブ科ハナアブ亜科、大きさ 14-16mm、時期 3-11月、
腹部に赤黄色の縞模様があるアブ。胸部は褐色。
各地に普通に見られ、花によく来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/07/9a842957c97e963d5829fbb52c80d4d4.jpg)
▼ムナキハナアブ(ムナキモモブトハナアブ)
ハナアブ科ハナアブ亜科、大きさ 13-15mm、時期 6-8月、
細かな情報がないので多分これかなと思っています。 ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/21/c041f469b64a4b287a2f3bc6593ca48c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/bc/6a777ab981059e4f897b3ce3775dac0a.jpg)
▼アリノスアブの仲間? ハナアブ科アリノスアブ亜科
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/53/25d64802d05a4be77a4110373a996224.jpg)
ハエにもこんなハエがいました。
羽はもちろん2枚羽のはずですが、白い羽のようなものある4枚?
調べてみると、平均棍 ( へいきんこん ) と胸弁と言う言葉が出て来てどちらが、
正しいのか判断がつきかねています。
ヤドリバエの仲間で、この翅は胸弁と言うらしい。
(ネットで調べて胸弁と分かったようですが、調べても良く分かりませんでした)
後翅は退化して、平均棍と言う器官になる(細くて小さな棒状で先の膨らんだ形の器官 )、
平均棍は、飛翔中に前翅の羽ばたきと同じ速さで振動する。
ここではこれ以上の進展はなさそうですので宿題です、お分かりの方は教えて下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4e/53e3af1e5045883fbf70bd535b1443e3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/80/42a82c2b89bfd7635bd212ddbf95841b.jpg)
ハエの仲間の交尾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/fe/5e21197345e262ae5c785e098fec8b86.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/77/db9a373a277d0f6f380dddc92b9a6dab.jpg)
<ハチとアブの違い概略>
ハチとアブの顔つきは、半球形の頭部に大きな複眼と複眼の境目に3つの単眼を持つの似ています。
ハチはアリ科(アリがハチ?)の仲間で、アブはハエ科の仲間です。
分かり易い違いは、 *ハチ ・アブ
体型: *頭、胸、腹の間にくびれある ・くびれがない、
羽 : *2対4枚 ・2枚
活動時期:*5月~11月 ・6月~9月
アブがハチに似ているのは、天敵から身を守るための擬態とも言われています。
尚、ハチは人を刺すイメージが強いですが、
針は卵を産む為の産卵管が変化したもので、そのためにオスには針が無く、
人を刺すのは雌である働きバチです。
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