晩秋にはイネ科植物が輝いて見えます。
今日は八王子は20℃超えで晩秋とは言い難かったです。
晩秋とは、
現在では、新暦の11月~12月の初め頃を言います、
朝晩のほか、日中でも冷え込みを感じるようになる冬の前の時期を指します。
旧暦や二十四節気では 、
旧暦では、7月~9月が秋ですので、9月を晩秋として、(長月:今年は10/6~11/4)
二十四節気では、
寒露(今年は10月8日)~立冬(11月7日)までの期間を晩秋としています。
▼ススキ(薄) 別名:オバナ、カヤ
イネ科ススキ属、多年草、花期:7月~10月、秋の七草の一つ。
大きな株を作り群生する。高さ1~2m、葉は細長い線形で、
枝分かれした枝に20~30cmほどの赤紫色の花穂の花を咲かせ、花穂の先から細長いトゲが伸び、
鉤のように曲がっていますが、これを咲き終わった後は白い毛の生えた種子をつけます。

最初の花穂は、白又は黄褐色、時には紫色を帯びるが、
9月末の花の様子 小穂は苞頴の基部に束になった長い白毛


晩秋には、花はなく種子に白い毛が生えているため、全体的に白く見えるのです。
▼オギ(オギヨシ)
イネ科ススキ属、多年草、 花期:9月~10月、
泥の堆積した河原や水辺などの湿地に生える。ススキによく似ているが花穂は大きく、
ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
葉は全て茎から出て、下部の葉は葉鞘と共に落ちている。



根茎は地中を長く這い1本づつ茎を立てるのですが、地上で見やすのを撮っておきます。

▼ヨシ、アシ(葦、芦)
イネ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、
池沼、川岸等に普通に生える。高さ2~3m,葉の長さ20~50cm、幅2~4cm2列に互生し、
しばしば片側に寄り、”片葉の葦”となる。
花序は円錐状に長さ15~40cm、長さ1.2~1.7cmの小穂が付く。
アシは悪しに通ずるのでヨシ(良し)になったと言う。



▼パンパスグラス 和名:シガネヨシ
冬でも葉が枯れないことから常盤ススキは寒ススキ。大形のスススキ。
草丈が高く3mくらいまで生長します。雌雄異株で、花穂だけでも50㎝以上になります。
パンパスグラス’プミラ’など、高さ1m~1.5m程度までしか生長しない矮性の品種もあるようです。
冬でも葉が枯れないことから常盤ススキは寒ススキ。大形のスススキ。
草丈が高く3mくらいまで生長します。雌雄異株で、花穂だけでも50㎝以上になります。
パンパスグラス’プミラ’など、高さ1m~1.5m程度までしか生長しない矮性の品種もあるようです。


▼メリケンカルカヤ
メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、要注意外来生物。
茎上部の葉は葉身が退化し,葉鞘のみになる.葉鞘の縁には長毛.葉鞘の中に小穂をつける.
小穂は2つの小花からなるが,実るのは片方のみ,1~2cmの芒がある.
小穂の根元には白い綿毛が多数生え,風で運ばれる.
メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、要注意外来生物。
茎上部の葉は葉身が退化し,葉鞘のみになる.葉鞘の縁には長毛.葉鞘の中に小穂をつける.
小穂は2つの小花からなるが,実るのは片方のみ,1~2cmの芒がある.
小穂の根元には白い綿毛が多数生え,風で運ばれる.


メリケンカルカヤとセイタカアワダチソウのコントラスト

▼エノコログサ(狗尾草)
エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、関東ではネコジャラシとも呼ぶ。
先端に長さ3-8cmほどの緑色で円柱状の花穂を付け、小穂は約2mmで、
長さ6-8mmの芒(のぎ)を数個付ける。
エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、関東ではネコジャラシとも呼ぶ。
先端に長さ3-8cmほどの緑色で円柱状の花穂を付け、小穂は約2mmで、
長さ6-8mmの芒(のぎ)を数個付ける。

左:エノコログサ 右:ムラサキエノコロ


▼キンノエノコロ イネ科エノコログサ属、花期:8月~10月、

▼ケチヂミザサ(別名:チヂミザサ)
イネ科チヂミザサ属、多年草、花期:8月~10月、
葉鞘や葉に毛が多く、基部の膨れた長毛が混ざる。


毛の多いものをチヂミザサ、少ないものをコチヂミザサと分けているようです。
花序(穂)は多くの 小穂 からなります。


▼チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~11月、道端等に普通に見られる。
容易に引き抜けないことから力芝の名がある。花穂は長さ10~15cmの円柱形で直立し。
長さ1~3cmの剛毛に包まれた小穂を密に付ける。

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