花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

賑々しいエノコログサ仲間。キンエノコロ、ムラサキエノコロ、アキノエノコロ。

2022-09-14 | 野草(花)
夏から秋にかけてどこにでも見られるイネ科の雑草は、
これでないかと思われるくらい道端や空き地に生えています。

エノコログサ (狗尾草)
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、
先端に緑色の円柱状の花穂を付ける。関東ではネコジャラシと呼ぶ。
長さ3~8cmほどで先はやや垂れる、小穂は長さ約2mmで付け根に長さ6~8cmの(芒)ノギを数個付ける。 
花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になった とされる。
一部小穂の苞頴をそぎ落としてみました。
  
キンノエノコロ(左)とエノコログサの小穂の大きさを比べてみました。
1mmの差分かりますね。

キンエノコロ   
他の畦や道端などに生える1年草、花期:8月~10月、
穂にびっしり生える毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、 黄色でありこれに光が当たると
金色に見える。小穂は長さ約3mmで苞頴は短く、横にしわの多い護頴が頭半分ほど露出する。
 

ムラサキエノコロ
乾燥した土地に生える1年草、花期:8-11月、全体に小形でやせたものが多い、
小穂のノギが紫褐色を帯びる。
小さくてよくわからないと思いますが、雄しべ、雌しべがでています。

アキノエノコロ
各地の道端や空き地に多い1年草、花期:9月~11月、
花穂は長さ5-12cmの円柱状で先は垂れる。
小穂は長さ約3mmで苞頴は短く、横にしわの多い護頴が頭半分ほど露出する。

 
今の時期こちらの方が多く見られる気がしています。

ただただつまらないどこにでもある雑草のエノコログサ三昧でした。
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